人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

日テレ系「リバーサルオーケストラ」第4回を観る ~ 出演者で演奏経験者は誰? / フェデリコ・フェリーニ監督「8 1/2」を観る ~ 早稲田松竹

2023年02月02日 07時00分27秒 | 日記

2日(木)。一昨日の朝日朝刊ラテ欄のコラム「はてなTV」に「日テレ系ドラマ『リバーサルオーケストラ』(水曜)で、出演する俳優の皆さんは楽器の経験があるのですか?」という質問が掲載されていました 回答は次の通りです

「鈴間広枝プロデューサーによると、経験者は高校時代にオーケストラ部だったヴァイオリンの行平あい佳さん、トランペットのロイック・ガルニエさん、ヴィオラの濱田マリさんの3人だけです 初心者が多く、指揮者役の田中圭さんは昨年6月からレッスンを始め、主演の門脇麦さんら大半が8月には開始、マンツーマンの指導を受けつつ、個人練習も重ねました 皆さんスタッフを驚かせるほど習得が早かったそうで、木管楽器で最も難しいとされるオーボエの平田満さんは『初日にチャルメラと音階を吹けるようになっていた』。撮影現場でも先生方が指導するほか、神奈川フィルとの共演も俳優陣を後押し。ともに演奏するパワーを実感しているそうです

そういうことを頭に入れて、昨夜、第4回のドラマを観ました

 

     

 

第4回のストーリーは、「発表会の成功で自身をつけた玉響の団員たちが、ファンを増やすために出張オーケストラをやろうと盛り上がる中、指揮者の朝陽(田中圭)は次の目標となる定期演奏会に向けて動き出す 演奏曲目をチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」に決めると、初音(門脇麦)をソリストに指名する 初音にとっては小学生の頃から弾いている十八番の曲だが、ミスを連発する 一方、ヴィオラの桃井さん(濱田マリ)と大学受験を控えた娘さんとの間に軋轢が生じる さてどうなる?」という内容です

さすがに濱田マリさんのヴィオラはサマになっていました

さて、第4話で流れていたのは、登場順にショパン「ノクターン 作品9-2」、ラフマニノフ「前奏曲 嬰ハ短調 作品3-2」、チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」より、チャイコフスキー「交響曲第5番」第4楽章(オープニング・テーマ)、エルガー「愛の挨拶」、ムソルグスキー「展覧会の絵」より、ブラームス「交響曲第1番」第4楽章、ラフマニノフ「パガニーニの主題による変奏曲」より、リムスキー=コルサコフ「シェエラザード」といった曲でした いずれもピアニストの清塚信也氏により巧みにアレンジされている上に、流れる時間も短いので聴き取りにくかったです

ということで、わが家に来てから今日で2943日目を迎え、ノルウェーの公共放送NRKは1月31日、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の元戦闘員で、ノルウェーへの亡命を求めているアンドレイ・メドベージェフ氏(26)のインタビューを報じたが、同氏は「戦闘を拒む者はワグネルに殺された」などと訴えた  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     ほとんどが刑務所の受刑者のワグネルは 人殺しなど何とも思っていない 恐ロシア!

     

         

 

昨日、夕食に「鳥の唐揚げ」を作りました 本来は隔週金曜日のローテーションで作っていますが、事情により昨夜になりました

 

     

 

         

 

早稲田松竹でフェデリコ・フェリーニ監督による1963年製作イタリア・フランス合作映画「8 1/2」(はっかにぶんのいち:140分・4Kデジタルリマスター版)を観ました

著名な映画監督のグイド(マルチェロ・マストロヤンニ)は、新作の構想に行き詰まってしまいクランクインを2週間も先延ばしにしていた 彼を診察した医師は疲労の蓄積と判断し療養のため湯治を勧める 温泉地を訪れたグイドだったが、女性たちや仕事上の取り巻き連中から逃れられず、新作のシナリオが頭から離れずにいた そこに愛人のカルラ(サンドラ・ミーロ)がほとんどリゾート気分でやってくる 一方、妻のルイザ(アヌーク・エーメ)との関係は冷めていたが、離婚するまでは踏ん切りがつかないでいた グイドがいつも頭に思い描くのは若い女優クラウディア(クラウディア・カルディナーレ)だったが、目の前に現れても、夢なのか現実なのか分からないうちに、いつしか消えてしまう 彼を取り巻くあらゆる人たちが相談を持ちかけて来るが、それも現実なのか虚構の世界なのか曖昧になってくる 保養を終えたグイドは撮影現場に向かうが、何もかも思うようにいかず途方に暮れる やがて妄想の世界に出てきた女性たちが登場し、彼を罵倒し始める すると、グイドの眼前にサーカスの楽隊が現れ、自分に関わった全ての人々が現れ、手に手を取り合いながらカーニバルが始まる グイドはメガホンを取りカーニバルの指揮を始める

 

     

 

この映画はフェデリコ・フェリーニ監督の自伝的作品と言われています タイトルの「8 1/2」は、本作がフェリーニ「単独」監督による8作目の作品であり、さらにフェリーニの処女作「寄席の脚光」でアルベルト・ラットゥアーダが共同監督をしたので、それを「半分=1/2」として加えると「8 1/2」の作品になることにちなんで付けられたと言われています

この作品は登場人物が多く、夢の世界と現実とが混在して描かれているので、ストーリーが複雑怪奇で追うのに苦労します 私としては関心のある音楽の使い方に絞ってご紹介します

映画が始まって間もなく、野外劇場で楽隊がワーグナー「ワルキューレの騎行」を演奏します 次いで、ロッシーニの歌劇「セヴィリアの理髪師」序曲を演奏します 別のシーンではチャイコフスキーのバレエ組曲「くるみ割り人形」から「行進曲」が流れました また、追いかけっこのシーンではハチャトゥリアン「剣の舞」をアレンジした音楽(多分ニーノ・ロータの編曲版)が流れていました フェリーニとニーノ・ロータはよくクラシック音楽を使います

 

     

コメント
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