24日(金)。ミューザ川崎から「スペシャル・オーケストラ シリーズ」の案内が届きました 日程・プログラムは以下の通りです
Ⅰ。10月31日(火) 内田光子 ✕ マーラー・チェンバー・オーケストラ ①モーツアルト「ピアノ協奏曲第17番」、②同「ピアノ協奏曲第22番」他
Ⅱ。11月3日(金・祝)ファビオ・ルイージ ✕ ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 ①ビゼー「交響曲第1番」、②ドヴォルザーク「交響曲第9番」
Ⅲ。11月21日(火) キリル・ペトレンコ ✕ ベルリン・フィル ①モーツアルト「交響曲第29番」、②ベルク「オーケストラのための3つの小品」、③ブラームス「交響曲第4番」
上のチラシを見た第一印象は、「このプログラムでこのチケット代 」です ベルリン・フィルに至ってはS席:45000円、A席:40000円、B席:36000円となっており、「オペラじゃないよね❓」と言いたくなるほど高額な料金設定です 1回分のチケット代で在京某オーケストラの年間定期会費に匹敵する料金ではないか、とも思います
ロシアのウクライナ侵攻の影響を受けてエネルギー価格が高騰していることから、多くの楽団員の往復旅費、楽器の輸送費等が高騰しているなど、様々な要因があることは解りますが、高額な料金設定が一般の人たちをクラシック・コンサートから遠ざける要因になっていることも事実だと思います それでも、これは今に始まったことではないし、聴きに行く人は必ず聴きに行きます 海外のオーケストラにとって、日本は「いいお得意様市場」なのでしょうね
ということで、わが家に来てから今日で2964日目を迎え、ニューヨーク・タイムズは22日、2021年の議会襲撃を巡りトランプ前大統領を捜査する特別検察官が、長女イバンカ氏と夫のクシュナー氏に対し、連邦大陪審での証言を命じる召喚状を出したと報じた というニュースを見て感想を述べるモコタロです
トランプが次期大統領選に出馬しないためにも イバンカは正直に事実をイワンカ!
昨日、夕食に「鶏の唐揚げ」を作りました 隔週金曜日のローテですが、今週金曜=今日はコンサートがあるので1日繰り上げました。唐揚げにはビールです
昨日、新文芸坐で崔洋一監督「月はどっちに出ている」と「平成無責任一家 東京デラックス」の2本立てを観ました
「月はどっちに出ている」は1993年製作映画(109分)です
この映画は梁石日の自伝的小説「タクシー狂躁曲」を基に崔洋一と鄭義信が脚色し、崔が監督した作品です
金田タクシーで運転手を務める在日コリアン・忠男(岸谷五朗)と、日本で逞しく生きるフィリピン女性コニー(ルビー・モレノ)との恋愛模様を軸に、在日外国人やヤクザなど様々な人々の人生を描いています
タイトルの「月はどっちに出ている」というのは、方向音痴の元自衛官の新人運転手・安保が帰り道が分からなくなった時に、本社や忠男に電話すると相手が最初に聞く言葉です
登場人物に「朝鮮人は嫌いだ」という言葉を言わせたり、かなり挑戦的な姿勢が鮮明ですが、崔監督自身が在日朝鮮人2世であるからこそ使えるセリフであって、これが生粋の日本人監督だったらできないでしょう 大阪弁を駆使するフィリピン女性コニーを演じたルビー・モレノが魅力的です そういえば、その昔「フィリピン・パブ」というのがありましたね
「平成無責任一家 東京デラックス」は1995年製作映画(109分)です
この映画は、「月はどっちに出ている」を手がけた崔洋一と鄭義信のコンビが出演者もほぼ同じ俳優を起用して製作した作品です
家業が詐欺師で「騙されるより騙せ」を家訓とするとんでもない飴家一家が巻き起こす騒動を描いたコメディーです
飴屋の一家は詐欺集団で、母親のマツ(絵沢萌子)を筆頭に、腹違いの兄弟4人と長男の妻、マツの内縁の夫・君夫(岸部一徳)が共に暮らしていた 選挙トトカルチョに失敗し6000万円の借金を抱えた一家は、一攫千金を狙って東京に移るが、マツに金をだまし取られた3人の親戚が乗り込んでくる 一家は次男の実(岸谷五朗)を中心に、この3人も巻き込んで詐欺稼業を再開する そして生活の拠点として朝井正道(桜井センリ)・キク夫妻が営む理髪店に居座り、生活しながら詐欺行為を繰り返す
一家そろって詐欺集団というのは最強です しまいには偽の「金の延べ棒」まで製造し、それを基に3000万円をだまし取ります
この映画を観ていて驚いたのは、バーのシーンでワーグナーの楽劇の無限旋律とバッハの「G線上のアリア」が流れていたことです ワーグナーなど、あまりにも そのシチュエーションにそぐわない音楽なので、最初はまったく分かりませんでした 気が付いた時は鳥肌ものでした