人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

桜が咲きました / 東京フィルから3月定期公演公開リハーサルの案内届く ~ 日程の設定はおかしくないか? / 辺見じゅん 原作・林民夫 映画脚本「ラーゲリより愛を込めて」を読む

2023年02月21日 07時03分14秒 | 日記

21日(火)。桜が咲きました 巣鴨地蔵通り商店街入口にある真性寺の、冬に咲く山形の啓翁桜(けいおうざくら)です 近くにある染井霊園のソメイヨシノはまだまだのようです

 

     

 

さて、東京フィルから賛助会員・定期会員あての「公開リハーサルのご案内」が届きました それによると日時は3月12日(日)正午開始で、会場はオーチャードホールとなっています 公開されるのはバッティストーニ指揮によるサン=サーンス「交響曲第3番」他です さっそく手帳の日程表で確認すると何の予定も入っておらず、東京フィルの公開リハーサルは初めてということもあり興味を惹かれました ところが日程をよく調べてみると、私が本番を聴くサントリーホール・シリーズ公演は、それより2日前の10日(金)であることに気が付きました つまり、本番が終わってからリハーサルを見学することになります これは9日(木)のオペラシティ・シリーズ公演も同様です つまり本番前に見学できるのは12日(日)当日15時からオーチャードホールで開かれる公演のみなのです 「リハーサルは本番前に終えている」と考えるのがごく普通だし、東京フィルだって9日までに何度かリハーサルをやっているはず したがって、公開するなら9日より前のリハーサルにすべきだと思います 東京フィルはオーチャードホールを本拠地としているので、そこを会場に公開リハーサルを行うことは理解できますが、今回の日どり設定は あまりにもオーチャード・シリーズ会員偏重主義ではないか 他に予定がないので申し込んでおきましたが、今だに もやもやしています

 

     

     

 

ということで、わが家に来てから今日で2961日目を迎え、2022年7月の初当選以来、一度も登院していないガーシー参院議員について、自民党と立憲民主党参院幹部が会談し、「議場での陳謝」を求めることで一致した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     陳謝など求めてる間に歳費は出ていく 税金の無駄使いは止めて 即除名にすべきだ!

 

         

 

昨日、夕食に娘が職場の同僚から仕入れてきたローストビーフを使い、「ローストビーフ・バーガー」と「スプラウト巻き」を作りました あとはキャベツとウインナのスープです バーガーのタレはマヨネーズとクリームチーズと醤油を混ぜて作りましたが、とても美味しかったです お酒はやっぱり赤ワインですね

 

     

 

         

 

辺見じゅん原作、林民夫 映画脚本「ラーゲリより愛を込めて」(文春文庫)を読み終わりました 辺見じゅんは富山県生まれ。早稲田大学文学部卒業。作家・歌人として活躍。主な著書に「呪われたシルク・ロード」、「男たちの大和」(第3回新田次郎文学賞受賞)などがある 2011年9月21日逝去

本書は第21回大宅壮一ノンフィクション賞と第11回講談社ノンフィクション賞をダブル受賞した辺見じゅん著「収容所から来た遺書」を原作とした映画「ラーゲリより愛を込めて」ノベライズ作品で、文春文庫オリジナルです

 

     

 

山本幡男は戦争が終わったはずのソ連・シベリアのラーゲリ(捕虜収容所)にあって、死と隣り合わせの厳しい強制労働の日々を過ごしながら、常に「生きる希望を捨ててはいけません。ダモイ(帰国)の日は必ずやってきます」と仲間を励まし、家族を思いやります 「不撓不屈」という言葉がありますが、彼こそその精神の体現者です どんなに辛いことがあっても、決して「希望」を失わず、前を向いて生きていきます

山本は大学でマルキシズムを学んで社会主義運動に関わり、逮捕されて退学処分を受けていました そのため彼は「社会主義者」というレッテルを貼られていました しかし、彼の信条は「人道に基づく自由、博愛、幸福、正義」であり、左でも右でもありませんでした

第二次世界大戦が終わってからも、ソ連は戦犯だと決めつけて日本兵を捕虜として収容所に押し込め、極寒のシベリアで労働力として働かせていたのです 戦後11年経ってからやっと日本兵を解放しましたが、すでに山本は喉頭がんで亡くなっていました 死の間際に山本が命を削りながら書いた家族に宛てた「遺書」はソ連の監視兵によって発見され没収されてしまいました しかし、山本を慕う6人の仲間たちは山本の母・マサト、妻・モミジ、4人の子供たちに宛てた6通の「遺書」を届けます 「記録としての遺書は奪われても、記憶した遺書までは奪われない」という考えのもと、6人の仲間たちは山本の遺書を分担し丸暗記して帰国し、それを各自が文書の形に書き起こして家族に届けたのでした

本書は実話に基づく物語です 山本幡男の壮絶な半生と、義母と4人の子供たちを支えながら、再会を11年間信じて待ち続けた妻・モミジとの夫婦愛、ラーゲリでの仲間たちとの絆を描いています これを読んで涙しない人はいないでしょう。強くお薦めします

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