10日(土)。わが家に来てから今日で2282日目を迎え、北朝鮮の朝鮮中央通信は9日、金正恩総書記が8日の党会議で、出席した党の末端組織の幹部らに「より厳しい『苦難の行軍』を行うことを決意した」と述べたと報じた というニュースを見て感想を述べるモコタロです
「苦難の行軍」で犠牲になるのは国民だろう トップ自ら苦難を受け入れるべきだ
昨日、夕食に「チキンステーキ」を作りました 栄養バランス抜群で美味しいです
昨日、Kiriokaさんと「横浜ランチ・ツアー」に行ってきました 横浜駅西口のNEWoManの最上階「うみそらデッキ」で待ち合わせをして、屋上から海を眺めた後、9階の蕎麦店Sでランチしました その後、地下鉄みなとみらい線に乗車し「日本大通り駅」で降り、そこから日本新聞博物館(NEWSPARK)に電話して、見学の予約を入れました(現在はコロナ対策のため予約制になっている)。同博物館は現在、社団法人 日本新聞協会の一組織となっていますが、開館当時は財団法人組織で独立していました その時、私は新聞協会の職員でしたが、博物館の運営団体である財団法人 日本新聞教育文化財団の監事を兼務していたので、年に数回は監査等で同博物館を訪ねていました そんなこともあってか、招待券で入館すると、どこで聞きつけたか、館長のOさんをはじめ、新聞協会報の記者だったH君、かつて経営部の部下だったT君らが相次いで挨拶に来てくれました OBとしてとても嬉しかったです 現在、全国の新聞発行部数は年々減少傾向にあり、新聞協会の運営する新聞博物館も厳しい状況下にあるので、「大変ですが頑張ってください」と激励してきました 館内では2階の企画展示室で「2020年 新聞報道写真展」を開催中だったので、写真を見ながら世界や日本であった様々な出来事を振り返りました。その後、3階の常設展示室に移り、新聞を巡る歴史的資料や現代の情報社会の現状に関する展示を見学しました。常設展示室は2年前にリニューアルされて、すっかりスマートに生まれ変わっていたのにはビックリしました
その後、海を左手に見ながら山下公園を横断して「シーバス山下公園のりば」まで散歩しました ちょっと風が冷たかったのですが、海を見たのは数年ぶりだったので感慨もひとしおでした 山下公園のりばから 船(シーバス)に乗って、ぴあ赤レンガのりば、ぷかり桟橋のりば 経由で横浜駅東口のりば まで約40分遊覧しました
マリンタワーを近くで見るのは小学校の修学旅行以来です 懐かしかった〜
最近は滅多に訪れることのない横浜ですが、昨日は 陸からも海からもその魅力に接することが出来てとてもラッキーでした 「次に横浜ツアーをする時は、みなとみらいの観覧車(全高112.5メートル。「コスモクロック21」というらしい)に乗りましょう」と約束してお別れしました Kiriokaさん、ご一緒いただき ありがとうございました とても楽しかったです
中山七里著「静おばあちゃんと要介護探偵」(文春文庫)を読み終わりました 中山七里の作品は文庫化されるたびに当ブログでご紹介してきました 1961年、岐阜県生まれ。会社員生活の傍ら、2009年に「さよならドビュッシー」で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し翌年デビュー その後は「中山七里は7人いる」と言われるほどの多作小説家で、毎年ベストセラーを連発しています
タイトルの通り、この小説の主人公は2人です 一人は大正生まれの80歳、高遠寺静。日本で20人目の女性裁判官となり、東京高裁の判事を務めた女性で、引退して16年経つが、今でも法科大学院の客員教授や講演の依頼が絶えない多忙な毎日を送っている もう一人は静より10歳下で、名古屋の不動産会社の代表取締役・香月玄太郎。商工会議所の会頭、町内会の会長などを務める地元の名士でもありますが、脳梗塞で倒れてからは車椅子生活を送り、介護士の綴喜みち子の世話になっています 二人のそれぞれの性格と役割は、短気で正義感の強い玄太郎が暴走するのを、常識のある静がブレーキをかけて押し止めるといったところです
本書は第1話「二人で探偵を」、第2話「鳩の中の猫」、第3話「邪悪の家」、第4話「菅田壮の怪事件」、第5話「白昼の悪童」の5話から成る連作短編集の形を取っています
第1話「二人で探偵を」は、爆発したオブジェの中から遺体が発見される話。第2話「鳩の中の猫」は捜査対象の詐欺師が襲われた話。第3話「邪悪の家」は認知症の父親がなぜ万引きをするかという話。第4話「菅田壮の怪事件」は静の同級生が密室で死亡している話。第5話「白昼の悪童」は工事現場で外国人労働者が事故に遭い死亡する話です それぞれが、先の読めない展開で、最後にどんでん返しが待っています
中山七里の作品は、どこかに”名言”が何気に書かれています 例えば本作の第1話「二人で探偵を」の冒頭がそうです
「年寄りだからといって老成しているとは限らない、と今年八十歳の高遠寺静はそう思う。年寄りは何かと言えばすぐに若者を見下し、昔話を長々と語りたがる。未来がないから昔語りをする以外にないのだが、本人たちはそれに気づかないか気づかないふりをしている」
「思い当たる節がある」人も、身近に「思い当たる人がいる」人もいらっしゃるでしょう 中山七里はこういうフレーズが得意です