9日(金)。5月18日(火)14時から東京芸術劇場で開かれる東京都交響楽団「第927回 定期演奏会 Cシリーズ」のチケットを取りました プログラムは①サティ:バレエ音楽「パラード」、②サン=サーンス「ヴァイオリン協奏曲 第3番 ロ短調 作品61」、③同「交響曲第3番 ハ短調 作品78 ”オルガン付” 」です 演奏は②のヴァイオリン独奏=辻彩奈、③のオルガン独奏=石丸由佳、指揮=井上道義です ソリストも指揮者も期待できます。今から楽しみです
ということで、わが家に来てから今日で2281日目を迎え、複数の米メディアは7日、共和党のペンス前副大統領が回顧録の出版へ大手出版社と数百万ドル(数億円)規模の契約をしたと伝えたが、2024年大統領選への出馬に向け準備を進めたという観測が出ている というニュースを見て感想を述べるモコタロです
待望の回顧録! 側近から見たトランプの暴走と馬鹿さ加減が暴露されるに違いない
昨日、夕食に「麻婆茄子」「生野菜サラダ」「舞茸の味噌汁」を作りました 今回はあまり時間がなかったので市販の「麻婆茄子の素」を使用しました。お酒はビールですね
昨日、ギンレイホールでム二ア・メドゥール監督による2019年製作フランス・アルジェリア・ベルギー・カタール合作映画「パピチャ 未来へのランウェイ」(109分)を観ました
舞台は1990年代の内戦状況下のアルジェリア。ファッションデザイナーを夢見る大学生のネジャマ(リナ・クードリ)は、ナイトクラブのトイレで自作のドレスを販売していたが、イスラム原理主義の台頭により、首都アルジェでは女性にヒジャブの着用を強要するポスターがいたるところに貼り出されていた そんな現実に抗うネジャマは、姉が何者かに暗殺されたことをきっかけに、自分たちの未来をつかみ取るため、命がけでファッションショーを開く決意をする
この映画は、アルジェリアで17歳まで過ごし、本作が長編映画監督デビューとなるム二ア・メドゥールが、自身の経験をもとに製作した作品です
この時代のアルジェリアは、「女性はヒジャブを着用して家で大人しくしているべし」という保守的な考えが蔓延っていました ネジャマの姉は「これから取材に行く」という台詞から、ジャーナリストだと思われますが、何者かに銃殺されてしまいます ネジャマは誇りに思っていた姉の死を無駄にしないためにも、後悔しないように生きようと決意します しかし、ネジャマの前に立ちはだかるのは男性ばかりでなく「女性はヒジャブを着用すべし。派手な化粧は控えるべし」という保守的な女性たちでもありました ネジャマは「なぜ、同性が足を引っ張るの」と強く思ったことでしょう それでも彼女は誰にも媚びず、世間に流されず、自分の意思を貫くために立ち向かいます 彼女の行動がどれだけ世界中の観客に勇気を与えたことでしょう
タイトルの「PAPICHA」とはアルジェリアのスラングで、「愉快で魅力的で常識にとらわれない自由な女性」という意味を持つ言葉だそうです また、日本語のサブタイトル「未来へのランウェイ」の「ランウェイ」は、滑走路などの意味を持っていますが、この映画では、ファッションショーでモデルたちが歩く道のことを指しています
この作品は、大統領選を控えた本国では、当局によって説明なしに上映が中止されたといいます アカデミー賞長編映画賞への代表選出についても、エントリー要件を満たしていないとして、選出が危ぶまれましたが、制作陣への政府からの圧力があったと訴え、最終的に特例措置で代表として認められたとのことです その後、セザール賞で新人監督賞、主演のリナ・クードリも有望若手女優賞を受賞し(本当に素晴らしい演技力!)2冠を達成しましたが、未だに本国での公開には至っていないといいます
どの国の政府も、自分たちの都合の悪いことは認めないものです しかし、いつまでも続くと思ったら大間違いです。30年近く前の物語です。一日も早くアルジェリアで公開されることを切望します そうしないと、ム二ア・メドゥール監督が撮った意味が半減します