29日(木・祝)。バッハ・コレギウム・ジャパンからのメール配信によると、5月7日(金)に東京オペラシティコンサートホールで開催予定の「第143回定期演奏会」は、新型コロナ禍に関わる緊急事態宣言を受けて8月に延期されることになりました 日程が決まり次第公表するとしていますが、延期された日程で都合が悪い場合は払い戻しに応じるとのことです 8月は「フェスタサマーミューザ」があるので、日程が重ならなければ良いのですが
ということで、わが家に来てから今日で2301日目を迎え、米グーグルの持ち株会社「アルファベット」が27日に発表した2021年1〜3月期決算は、動画共有サイト「ユーチューブ」をはじめとする主力のインターネット広告事業の収益が拡大した結果、売上高が前年同期比34%増の553億1400万ドル(約6兆200億円)、純利益が2.6倍の179億3000万ドルだった というニュースを見て感想を述べるモコタロです
お金儲けの基本をグーグルで検索したら ネット広告を出させるのが A B C だって
昨日、夕食に「チキンステーキ」と「エノキダケの味噌汁」を作りました もちろんお酒はワインです
昨日、新文芸坐でナワポン・タムロンラタナリット監督による2019年製作タイ映画「ハッピー・オールド・イヤー」(113分)を観ました
デザイナーのジーン(チュティモン・ジョンジャルーンスックジン)はスウェーデンに留学し、ミニマルなライフスタイルを学んで帰国する かつて父親が営んでいた音楽教室兼自宅の小さなビルで、出ていった父を忘れられない母や 自作の服をネット販売する兄と暮らす彼女は、ビルを改装してデザイン事務所にしようと思いつき、モノに溢れた家の断捨離を開始した 洋服、レコード、楽器、写真など友だちから借りたままだったモノを返して回る中で、元恋人から借りたカメラも小包にして送るが、受け取り拒否にあって返ってきてしまう 整理されていく部屋に反比例して様々な思い出が溢れだし、ジーンの心は乱れていく
この映画は、中国で実際にあったカンニング事件を題材にしたタイ映画「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」のヒロインを演じたチュティモン・ジョンジャルーンスックジンが主演した「断捨離」をテーマとした作品です 断捨離の女王コンマリ(近藤麻理恵)さんもテレビの登場人物として顔を見せています
ジーンは建築デザイナーの友人ピンクから誕生日プレゼントとしてもらったCDをゴミ袋に捨てますが、それを発見したピンクから「捨てるのなら返して」と非難されます その後、ジーンが兄にプレゼントした手編みのマフラーがゴミ袋に入っていたのを見てショックを受け、自分があげたものを捨てられた人の気持ちが良く分かるようになります ジーンはモノと共に人の気持ちも捨ててきたのですが、人間って勝手なもので、自分が酷い目に合わなければ心の痛みは分からないのかもしれません
この映画は建築デザイナーのピンクがジーンに、「ビルを改装してデザイン事務所にするのなら、不要なものは捨てて断捨離をする必要がある」とアドヴァイスしたことがキッカケとなって、ジーンが迷いながら断捨離に挑戦する様子を描いています また、ピンクはジーンに人の気持ちの大切さを気付かせるキッカケを作りました ピンクはもちろん女性ですが、頭を坊主刈りにしています。仏教国タイの映画ということを鑑みて、私は 監督がピンクにジーンを正しい道に導く僧侶の役割を与えたのではないか、と思いました
ところで、この映画は6つの断捨離の法則を提示しながら物語が進んでいきます それは次のようなものです
ステップ1=ゴールを設定し直感に従え
ステップ2=思い出に浸るな
ステップ3=感情に溺れるな
ステップ4=迷うな、人の気持ちを考えるな
ステップ5=もう物を増やすな
ステップ6=振り返るな
このうちステップ1の「直感に従え」というのはコンマリ流でいう「ときめきを感じるかどうか」ということだと思います 一方、ステップ4の「人の気持ちを考えるな」は、この映画のテーマとは逆を言っているように思います
毎日のようにやれ買い物だ、アマゾンだ、メルカリだ・・・と物が増えていく娘に、この断捨離の法則を実践してほしいと思います