23日(金)。昨日の日経夕刊に「睡眠6時間以下 認知症リスク増 〜 英科学誌の調査」と言う見出しの記事が載っていました 超訳すると、
「英科学誌『ネイチャー・コミュニケーションズ』は20日、睡眠時間が1日あたり6時間以下だと認知症のリスクが高まるという調査結果を発表した 中高年が短時間の睡眠を続けると発症リスクが30%増えるとの結果も示した
25年間にわたり約8000人の被験者からデータを集め、521件の認知症の症例を調べた。この結果、50歳と60歳の被験者で通常7時間の睡眠をとる人と比較し、睡眠時間が6時間以下の場合は認知症の発生率が高いと結論づけた
さらに50,60,70歳の人が短い睡眠時間を継続すると認知症リスクが30%増加するとの結果を示した
」
私の場合、睡眠時間は平均7時間程度だと思います ただし、夜にコンサートがある日は、帰宅してから寝るまでの間にブログの下書きを書いたりする関係で、睡眠時間が5~6時間位になることは結構あります
もっと要領よく簡潔に書けば睡眠時間も7時間は確保できるのですが、読む立場に立って出来るだけ情報量を多くしたいし、一度書いた文章は最低3回は読み直して推敲を重ねるので、どうしても時間がかかってしまいます
「翌朝の起床時間を遅くずらせばいいじゃないか」という考えもあるかもしれませんが、土・日を含めて毎朝7時に起き、ブログを完成させて7時20分をめどにアップするというペースは、現役時代から一貫して守っているので崩すつもりはありません
したがって、ブログの「予約投稿」はしません。毎日 規則正しく生活することが健康に一番良いと思います
ということで、わが家に来てから今日で2295日目を迎え、ロシア全土で21日、刑務所に収監されている反政権指導者アレクセイ・ナバリヌイ氏の釈放を求める反政権デモが行われ、同国の人権団体によると、全国で1735人が拘束された というニュースを見て感想を述べるモコタロです
中国の傀儡政権の香港にしても プーチン独裁のロシアにしても 権力の横暴が酷い
昨日、夕食に「筑前煮」と「豚汁」を作りました 娘が「材料が同じ〜」とクレームを付けましたが、「筑前煮」の材料は鶏もも肉、こんにゃく、シイタケ、レンコン、ゴボウ、人参であるのに対し、「豚汁」は豚肉、豆腐、シメジ、人参で、ダブっているのは人参だけです
「何言ってんのや」てなもんです
もちろん、どちらも美味しかったです
ギンレイホールでエフゲニー・ルーマン監督による2019年製作イスラエル映画「声優夫婦の甘くない生活」(88分)を観ました
1990年、ヴィクトル(ウラジミール・フリードマン)とラヤ(マリア・ベルキン)は ソ連からイスラエルに移民してきた 2人はソ連に届くハリウッドやヨーロッパ映画の吹き替えで活躍してきたスター声優夫婦だった
第2の人生を謳歌するつもりで移民したものの、イスラエルでは声優の需要がないという現実に直面してしまう
生活のためにラヤは夫に内緒でテレフォンセックスの仕事に就き、思わぬ才能を発揮する
一方のヴィクトルは、違法な海賊版レンタルビデオ店で再び声優の仕事を得る
何とか生活を軌道に乗せ始めた2人だったが、妻の秘密が発覚したことにより、お互いが長年気づかないふりをしてきた夫婦の本当の声が噴出し始める
この映画は、旧ソ連圏からイスラエルに移民したエフゲニー・ルーマン監督が自身の体験をもとに製作した作品で、ロシア系ユダヤ人のリアルな姿を描いています
この作品にはソ連の崩壊(1991年12月)の直前という時代背景があります 多くのユダヤ系ロシア人がイスラエルに移住しました。当然、ロシア語とイスラエルのヘブライ語は異なるので、言葉が通じません
そこで、映画館で映画を盗撮してロシア語に吹き替えたものをビデオにしてユダヤ系ロシア人に売ろうというストーリーが出来上がる訳です
また、映画館でフェリーニの映画を上映中に急に警報が鳴って、観客全員が ガスマスクを着けて「サダム・フセインのイラクの攻撃がくる」と言い合いますが、これも当時のイスラエルの置かれた不安な政治状況を反映しています
マスクを着けた観客の姿は現在の日本から見るとシュールですが、当時のイスラエルの国民にとっては死活問題の象徴です
「映画は豊かな世界そのものだ。声優はその案内人だ」という台詞が語られるのをはじめ、この作品は映画への愛に溢れています