セ・リーグの優勝争いは最終盤でもつれる展開に 立浪氏「阪神が2勝すると…」

2021年10月24日 13時56分54秒 | 野球

10/24(日) 7:44配信

ベースボールキング
阪神・矢野燿大監督 (C) Kyodo News

◆ついにゲーム差が「0」に

 セ・リーグの優勝争いはシーズン最終盤で再びもつれる展開となった。23日は優勝へのマジックナンバー「3」を灯すヤクルトが敗れ、阪神が引き分けたため、ゲーム差は「0」に。

 これでマジック「3」のヤクルトが残り4試合を2勝2敗(年間勝率.584)でシーズンを終えた場合、残り2試合の阪神は2戦全勝(同.586)で逆転優勝。仮にヤクルトが1勝3敗(同.576)で負け越した場合、阪神は1勝1分(同.579)で上回る状況となっている。

 セ・リーグの優勝争いについて、23日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した齊藤明雄さんは「微妙ですね…。阪神が2連勝する可能性があるし、ヤクルトは五分でいくとひっくり返されますからね」と、ヤクルトが引き分けを挟んで3連敗中という状態を考えるとどちらとも言えない状況との見解を示した。
 
 同じく解説を務めた立浪和義さんも「阪神が2つ勝てば当然ヤクルトは相当プレッシャーが掛かってくる」と同調。ここ5試合では、1勝1分3敗のヤクルトに対して阪神は3勝2分とチーム状態は対照的となっているだけに優勝争いの結末はヤクルトの最終戦(11/1・広島)までもつれる展開も十分考えられる。

▼ セ・リーグ優勝ライン
<ヤクルト>
3勝1敗=勝率.592
2勝2敗=勝率.584
1勝3敗=勝率.576
0勝4敗=勝率.568
※残り4試合(対巨人1試合、対DeNA1試合、対広島2試合)

<阪神>
2勝0敗=勝率.586
1勝1敗=勝率.579
0勝2敗=勝率.571
※残り2試合(対広島1試合、対中日1試合)

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』


セ・リーグV争い 張本勲氏「ヤクルトが優位」「阪神はバッティングが良くない」

2021年10月24日 13時53分57秒 | 野球

10/24(日) 10:09配信


デイリースポーツ
張本勲氏

 野球評論家の張本勲氏が24日、TBS系「サンデーモーニング」に1年半ぶりとなるスタジオ生出演を果たした。「新人みたいですね」と話しながら熱く語った。元ヤクルト監督の真中満氏がリモート出演した。

 大混戦のプロ野球。張本氏はセ・リーグについて「ヤクルトが優位なのは間違いない」と話した。番組では23日の試合映像が流れた。優勝へのマジックを3としている首位ヤクルトは巨人に大敗。阪神は広島と引き分け、ゲーム差は「0」となった。

 先に真中氏が古巣の現状を解説。「ピッチャーも若干終盤になって苦しんでいますし、打線もちょっと繋がりが欠けているんですよね」と語り「(ヤクルトは)踏ん張り所なんですが、きょうデーゲームでタイガースが勝つようになると、ナイターのヤクルトにはプレッシャーになると思うんですよね」と分析した。

 張本氏「きょうでしょうね」と同調。「巨人とヤクルト(の対戦)ですから。ヤクルトは原が先発。巨人は戸郷だからね。原が頑張らないとね、ちょっと厳しいと思うよ」としつつ、「ただヤクルトが優位なのは間違いない。2位の阪神はバッティングがよくないからね。非常によくない。従って、混戦になると思いますね。わかりません。これは」とまとめた。

 張本氏は前日にクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた巨人にも触れ「CSで勝って日本シリーズ。そこに頂点を持っていきたいよ。原監督は。今までは良くないからね」と期待を込めた。

 


ワクチン、3回目も無料に 飲み薬の開発・実用化も

2021年10月24日 10時13分30秒 | 医科・歯科・介護

コロナ医療から見た公明党

「公明党の迅速な行動が後押しになったのではないか」長崎大学大学院の迎 寛(むかえ ひろし)教授

重点政策で掲げる主なコロナ対策

新型コロナ対策で公明党は、政府への70回を超える政策要望などを通じ、数多くの施策を実現しました。
さらに衆院選向け重点政策では、懸念される“感染第6波”への備えに万全を期し、感染症に強い国を築くための具体策を示しています。

感染予防と重症化防止に重要なのがワクチン接種です。
ワクチンの効果を持続させるために政府が検討している3回目接種の無料化をめざします。

先の臨時国会で岸田文雄首相は、公明党の提案に対し「全額公費負担で行う」と明言しました。
今後、財源を確保し、円滑な接種体制を構築します。併せて、国産ワクチンの開発から備蓄まで一貫して国が支援する体制も整備します。

重症化を防ぐには、治療薬の開発・実用化も欠かせません。既に使用され効果を上げている軽症・中等症患者向けの「抗体カクテル療法」や中等症・重症患者向けの「レムデシビル」に加え、質の高い国産経口薬(飲み薬)の早期開発を強力に支援し、国内自給をめざします。現在、塩野義製薬や中外製薬が開発中の治療薬は最終治験の段階に入り、早ければ今年度中に供給される可能性があります。

病床・医療従事者を確保 PCR検査、大幅拡充へ
感染第5波では病床が逼迫し、自宅療養中に亡くなる人が相次ぎました。医療提供体制や検査体制の拡充・強化が急務です。

具体的には入院待機者ゼロをめざし、病床や医療従事者の確保を進めるとともに、感染急拡大時に備えて臨時医療施設などの整備を着実に推進。自宅療養者の健康管理体制を強化するため、医師の往診や訪問看護の拡充にも取り組みます。さらに、保健所の機能も強化します。

感染者の早期発見・治療につなげるため、現在は1日33万件のPCR検査能力を大幅に拡充し、100万件をめざします
。また、抗原定量検査機器の増産なども含め検査体制を抜本的に強化します。

感染から時間が経過しても心身に不調を来す「コロナ後遺症」の実態調査や原因究明の研究を進めるほか、地域で相談できる体制を整備します。

信用できない立憲の公約
消費税減税や所得税免除、実現性にマスコミも疑問符
今回の衆院選で立憲民主党は、さまざまな選挙公約を掲げていますが、実現性に疑問符の付くものが少なくありません。
同党の源流である民主党が政権を担った当時、重要政策がコロコロ変わって迷走した記憶がよみがえってきます。

典型的な例が消費税を巡る対応。2009年の衆院選で「増税は必要ない」と訴えて政権に就いた民主党は翌年、菅直人首相が突如、消費税増税を表明し、国民を混乱させました。社会保障の充実と消費税率引き上げを柱に民主、自民、公明の3党が合意した12年の「社会保障と税の一体改革」では、関連法案の採決を巡って民主党が分裂しました。

今回も、立憲の枝野幸男代表は6月の衆院本会議で5%への消費税減税を主張しましたが、その直後に「選挙公約ではない」と発言。党内から不満が上がると慌てて公約に明記しました。

個人年収1000万円程度までの所得税免除も掲げています。しかし、マスコミからは「信頼に足る内容とはとてもいえない」(15日付「日経」)などと厳しく指摘されています。

その理由の一つは、減収分を穴埋めする財源が本当に確保できるのか不透明だからです。計18兆円に上る財源について各紙は「必要な財源を確保できるのか、景気への悪影響はないのか」(14日付「毎日」)などと実現を疑問視しています。

とりわけ、消費税は社会保障を維持するための貴重な財源です。マスコミからは「立民は、政権を担おうとする以上、財政にも責任を持つ姿勢が必要である。(中略)社会保障の安定財源である消費税の引き下げを安易に語るのは疑問だ」(15日付「読売」)と指摘されています。

沖縄・普天間返還問題でも民主党政権の迷走再び?
人気取り政策を並べる立憲の手法は、09年衆院選で掲げた民主党のマニフェストと酷似しています。

当時も、月額2万6000円を支給する子ども手当の支給や最低保障年金の創設などを打ち出したものの、結局「財源が手当てできずに行き詰まった」(14日付「毎日」)結果に。
高速道路の無料化や八ツ場ダムの建設中止、ガソリン税の暫定税率廃止も実現せず、マニフェストは破綻しました。

沖縄の米軍普天間飛行場の移設を巡っても 09年の衆院選前に当時の鳩山由紀夫代表は「最低でも県外」と発言。ところが新たな移設先は見つけられず、当初案の名護市辺野古に回帰。沖縄県民や米国からの信頼を失いました。

立憲は今回も、移設先の代替案を示さぬまま、辺野古移設を中止して米国と交渉すると主張。これでは、迷走した09年の二の舞となる恐れが強く、「本気で政権を取ろうとしているのか疑わしい」(9月26日付「産経」)と指摘されています。


“第6波”の備え着々 大規模臨時医療施設を視察

2021年10月24日 09時53分17秒 | 医科・歯科・介護

2021年10月2日 公明新聞

大阪で佐藤氏

府の大規模臨時医療施設で関係者から話を聴く佐藤氏(右から2人目)ら=1日 大阪市住之江区
公明党の佐藤しげき衆院議員(衆院選予定候補=大阪3区)は1日、新型コロナウイルス感染症の無症状・軽症患者を療養するために大阪府が大阪市住之江区内に整備した臨時の医療施設「大阪コロナ大規模医療・療養センター」を訪れ、関係者から話を聴いた。府・市議が同行した。

無症状や軽症患者用に500床を確保したこの施設は、同区内の国際展示場を利用して9月30日に整備を完了。現在は受け入れを行っていない。

府政策企画部の井上淳也参事は「感染が再拡大し、府内の宿泊療養施設の利用率が50%を超えた段階で稼働させる方針」と説明した。施設の運営は2022年5月末までの予定で、府は中等症患者用の200床を含む残り500床についても10月中の整備をめざすという。

佐藤氏は「市民の命と暮らしを守るため重要な施設。感染“第6波”に備え、対策を全力で後押ししたい」と語った。


“第6波”の備え着々 大規模臨時医療施設を視察

2021年10月24日 09時53分17秒 | 医科・歯科・介護

2021年10月2日 公明新聞

大阪で佐藤氏

府の大規模臨時医療施設で関係者から話を聴く佐藤氏(右から2人目)ら=1日 大阪市住之江区
公明党の佐藤しげき衆院議員(衆院選予定候補=大阪3区)は1日、新型コロナウイルス感染症の無症状・軽症患者を療養するために大阪府が大阪市住之江区内に整備した臨時の医療施設「大阪コロナ大規模医療・療養センター」を訪れ、関係者から話を聴いた。府・市議が同行した。

無症状や軽症患者用に500床を確保したこの施設は、同区内の国際展示場を利用して9月30日に整備を完了。現在は受け入れを行っていない。

府政策企画部の井上淳也参事は「感染が再拡大し、府内の宿泊療養施設の利用率が50%を超えた段階で稼働させる方針」と説明した。施設の運営は2022年5月末までの予定で、府は中等症患者用の200床を含む残り500床についても10月中の整備をめざすという。

佐藤氏は「市民の命と暮らしを守るため重要な施設。感染“第6波”に備え、対策を全力で後押ししたい」と語った。


山﨑武司氏、阪神・佐藤が後半不調に陥った原因に「一番は…」

2021年10月24日 09時53分17秒 | 野球

10/24(日) 8:00配信

ベースボールキング
阪神・佐藤輝 (C)Kyodo News

 19日に放送された『ショウアップナイタースペシャル 阪神-ヤクルト戦』で解説を務めた山﨑武司氏が、阪神の佐藤輝明について言及した。

 佐藤は前半戦5月28日の西武戦で1試合に3本塁打を放つなど20本のアーチを描く活躍を見せたが、後半戦に入ってからは59打席連続無安打と極度の打撃不振に陥り苦しんだ。

 山﨑氏は佐藤について「間違いなくタイガースの優勝争いをしているチームを変えたのは佐藤だと思いますので、来年以降しっかり秋から練習して自信をつければ、30発は楽にいきますよ」と太鼓判を押した。

 後半不調に陥った原因について山﨑氏は「一番はメンタルですよね。今は三振してはいけないなど色々言われているので、大変ですよね」と注目されることによるプレッシャーが大きいのではないかと指摘。

 それでも、山﨑氏は「打つようになりますから。良くなりますから。色々佐藤も言われて苦労していますけど、いい勉強になっていますよ。今シーズンという部分に関しては難しいかもしれないですけど、これからの佐藤のバッティングは楽しみですし、良くなる。何も心配はいらない。僕はそう思っています」と期待を寄せた。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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日本ハム新GMに稲葉篤紀氏、チーム根幹の要職に 新監督は新庄剛志氏有力

2021年10月24日 09時50分31秒 | 野球

10/24(日) 5:00配信

日刊スポーツ
稲葉篤紀氏

低迷が続く日本ハム再建の中核に、2人のビッグネームが浮上した。東京五輪で野球日本代表「侍ジャパン」の監督を務めた球団OBの稲葉篤紀氏(49)が、ゼネラルマネジャー(GM)に就任することが23日、分かった。吉村浩チーム統轄本部長兼GM(57)はGM職を退き、本部長職に専念する見通し。また、新監督の有力候補として、同じくOBの新庄剛志氏(49)の名前が挙がっている。

【写真】06年10月、投手交代の間に稲葉と即席ミーティングを行う新庄

   ◇   ◇   ◇

今季5位以下が確定した日本ハムが、仰天人事でチーム再建を図る。東京五輪で侍ジャパン監督を務めた球団OBの稲葉氏が、新GMに就任することが、複数の関係者の話で分かった。一時は監督候補として名前が挙がったが、球団は編成側からのサポートを期待。スカウティングや選手の育成、フロントとチームの調整役など、将来的な黄金期復活へ、チームの根幹をなす要職を託すことになった。

球団が北海道へ本拠地移転後にGMを務めたのは高田繁氏、山田正雄スカウト顧問、現職の吉村チーム統轄本部長兼GMの3人で、稲葉氏で4代目となる。移転後間もない05年にGM補佐に就任し、15年から現職を務めて、長年にわたり「育成のハム」を作り上げてきた吉村氏は同職を勇退し、新体制を支えるため本部長職に専念するとみられる。

12年に2000安打を達成し名球会入りを果たした稲葉氏は、現役引退後も、北海道では絶大な人気と知名度を誇る。現役時代、打席に入るたびにスタンド総立ちで跳びはねる「稲葉ジャンプ」は応援の名物に。13年に1軍コーチ兼任となったものの、14年は再び選手専任に。同年限りで引退後、球団のスポーツ・コミュニティー・オフィサー(SCO)として、地域貢献活動などに従事してきた。

侍ジャパンでは、金メダル獲得の瞬間に大粒の涙を流すなど、人間味あふれる姿でチームをまとめた。編成面での手腕は未知数だが、将来的な監督就任も見据えて、チームの立て直しに着手する。

◆稲葉篤紀(いなば・あつのり)1972年(昭47)8月3日、愛知県生まれ。中京(現中京大中京)-法大を経て94年ドラフト3位でヤクルト入団。04年オフFAで日本ハム移籍。07年首位打者、最多安打。08年北京五輪、09、13年WBC日本代表。12年通算2000安打達成。14年引退。日本代表ではプレミア12やWBCで打撃コーチを歴任し17年7月に監督就任。19年にプレミア12制覇。今夏の東京五輪では日本代表を金メダルに導いた。現役時は184センチ、94キロ。左投げ左打ち。

 

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日本ハム新GMに稲葉篤紀氏、チーム根幹の要職に 新監督は新庄剛志氏有力

2021年10月24日 09時48分31秒 | 野球

10/24(日) 5:00配信

日刊スポーツ
稲葉篤紀氏

低迷が続く日本ハム再建の中核に、2人のビッグネームが浮上した。東京五輪で野球日本代表「侍ジャパン」の監督を務めた球団OBの稲葉篤紀氏(49)が、ゼネラルマネジャー(GM)に就任することが23日、分かった。吉村浩チーム統轄本部長兼GM(57)はGM職を退き、本部長職に専念する見通し。また、新監督の有力候補として、同じくOBの新庄剛志氏(49)の名前が挙がっている。

【写真】06年10月、投手交代の間に稲葉と即席ミーティングを行う新庄

   ◇   ◇   ◇

今季5位以下が確定した日本ハムが、仰天人事でチーム再建を図る。東京五輪で侍ジャパン監督を務めた球団OBの稲葉氏が、新GMに就任することが、複数の関係者の話で分かった。一時は監督候補として名前が挙がったが、球団は編成側からのサポートを期待。スカウティングや選手の育成、フロントとチームの調整役など、将来的な黄金期復活へ、チームの根幹をなす要職を託すことになった。

球団が北海道へ本拠地移転後にGMを務めたのは高田繁氏、山田正雄スカウト顧問、現職の吉村チーム統轄本部長兼GMの3人で、稲葉氏で4代目となる。移転後間もない05年にGM補佐に就任し、15年から現職を務めて、長年にわたり「育成のハム」を作り上げてきた吉村氏は同職を勇退し、新体制を支えるため本部長職に専念するとみられる。

12年に2000安打を達成し名球会入りを果たした稲葉氏は、現役引退後も、北海道では絶大な人気と知名度を誇る。現役時代、打席に入るたびにスタンド総立ちで跳びはねる「稲葉ジャンプ」は応援の名物に。13年に1軍コーチ兼任となったものの、14年は再び選手専任に。同年限りで引退後、球団のスポーツ・コミュニティー・オフィサー(SCO)として、地域貢献活動などに従事してきた。

侍ジャパンでは、金メダル獲得の瞬間に大粒の涙を流すなど、人間味あふれる姿でチームをまとめた。編成面での手腕は未知数だが、将来的な監督就任も見据えて、チームの立て直しに着手する。

◆稲葉篤紀(いなば・あつのり)1972年(昭47)8月3日、愛知県生まれ。中京(現中京大中京)-法大を経て94年ドラフト3位でヤクルト入団。04年オフFAで日本ハム移籍。07年首位打者、最多安打。08年北京五輪、09、13年WBC日本代表。12年通算2000安打達成。14年引退。日本代表ではプレミア12やWBCで打撃コーチを歴任し17年7月に監督就任。19年にプレミア12制覇。今夏の東京五輪では日本代表を金メダルに導いた。現役時は184センチ、94キロ。左投げ左打ち。

 

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2021年10月24日 09時48分31秒 | 野球

10/24(日) 5:00配信

日刊スポーツ
稲葉篤紀氏

低迷が続く日本ハム再建の中核に、2人のビッグネームが浮上した。東京五輪で野球日本代表「侍ジャパン」の監督を務めた球団OBの稲葉篤紀氏(49)が、ゼネラルマネジャー(GM)に就任することが23日、分かった。吉村浩チーム統轄本部長兼GM(57)はGM職を退き、本部長職に専念する見通し。また、新監督の有力候補として、同じくOBの新庄剛志氏(49)の名前が挙がっている。

【写真】06年10月、投手交代の間に稲葉と即席ミーティングを行う新庄

   ◇   ◇   ◇

今季5位以下が確定した日本ハムが、仰天人事でチーム再建を図る。東京五輪で侍ジャパン監督を務めた球団OBの稲葉氏が、新GMに就任することが、複数の関係者の話で分かった。一時は監督候補として名前が挙がったが、球団は編成側からのサポートを期待。スカウティングや選手の育成、フロントとチームの調整役など、将来的な黄金期復活へ、チームの根幹をなす要職を託すことになった。

球団が北海道へ本拠地移転後にGMを務めたのは高田繁氏、山田正雄スカウト顧問、現職の吉村チーム統轄本部長兼GMの3人で、稲葉氏で4代目となる。移転後間もない05年にGM補佐に就任し、15年から現職を務めて、長年にわたり「育成のハム」を作り上げてきた吉村氏は同職を勇退し、新体制を支えるため本部長職に専念するとみられる。

12年に2000安打を達成し名球会入りを果たした稲葉氏は、現役引退後も、北海道では絶大な人気と知名度を誇る。現役時代、打席に入るたびにスタンド総立ちで跳びはねる「稲葉ジャンプ」は応援の名物に。13年に1軍コーチ兼任となったものの、14年は再び選手専任に。同年限りで引退後、球団のスポーツ・コミュニティー・オフィサー(SCO)として、地域貢献活動などに従事してきた。

侍ジャパンでは、金メダル獲得の瞬間に大粒の涙を流すなど、人間味あふれる姿でチームをまとめた。編成面での手腕は未知数だが、将来的な監督就任も見据えて、チームの立て直しに着手する。

◆稲葉篤紀(いなば・あつのり)1972年(昭47)8月3日、愛知県生まれ。中京(現中京大中京)-法大を経て94年ドラフト3位でヤクルト入団。04年オフFAで日本ハム移籍。07年首位打者、最多安打。08年北京五輪、09、13年WBC日本代表。12年通算2000安打達成。14年引退。日本代表ではプレミア12やWBCで打撃コーチを歴任し17年7月に監督就任。19年にプレミア12制覇。今夏の東京五輪では日本代表を金メダルに導いた。現役時は184センチ、94キロ。左投げ左打ち。

 

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