「ドーピング違反」トレンド入り、元Jリーガーの競輪S級選手にファン「ウソだろ」「どうして」
配信 スポニチ
競輪を統括するJKAは20日、S級S班の北井佑季(35=神奈川・119期)から禁止薬物である蛋白同化男性化ステロイド薬「メタンジエノン」の代謝物が検出されたと発表した。
この発表を受け、X(旧ツイッター)では同日午後、ワード「ドーピング違反」が急上昇しトレンド入りした。 インターネット上では、デビュー1年でS級特昇の元Jリーガーのドーピング違反に「めっちゃ好きな選手だったのに!(涙)引退しちゃうのかな?」「北井…ウソだろ…」「意図的なものなのか否か」「よりによってS級S班で、これはアカンです」「約1年前に脇本選手ともがきあい最後は差し返して勝ったあの強い北井佑季も嘘だったのかと思うとなんか切ない」「どうして…?」などの声が上がっている。
JKAによると、昨年の静岡GPの前日、12月29日に実施したドーピング検査で検出されたという。
元Jリーガーでもある北井は、21年5月にデビュー。高い身体能力と輪界トップクラスの練習量で力を付け、デビュー1年でS級に特昇した。
23年9月には向日町で記念初制覇。昨年の6月には岸和田競輪場で行われた高松宮記念杯競輪でG1初制覇を果たした。
今年は競輪界で9人しかいないS級S班として輪界を引っ張る予定だったが、年初の立川記念は準決勝で失格。
続く大宮記念でも二次予選敗退と精彩を欠いていた。その後、2月上旬に予定されていた斡旋が全て消去され、今回の発表に至った。
S級S班のドーピング発覚は前代未聞。制裁について現段階では斡旋保留と、来週26日に表彰式が予定されている24年の特別敢闘選手の表彰対象からの除外が決まっているという。
今後の制裁については、選手会や関係団体と協議され決定される。
また、北井本人が会見を行うかも未定。
◇北井 佑季(きたい・ゆうき)1990年(平2)1月27日生まれ、神奈川県横浜市出身の35歳。近大中退。10~18年までサッカー町田ゼルビアなどJリーグ4チームでプレー。21年5月に静岡競輪場でプロデビュー。通算成績は345戦163勝。通算取得賞金は2億933万円。主な優勝は第75回高松宮記念杯(24年)。師匠は高木隆弘(神奈川・64期)。1メートル69、78キロ。血液型O。
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