動画配信女性を無表情で撮影する「男の異様さ」と「逮捕の瞬間」
配信 現代ビジネス
男に刺された被害者の女性は横向きになり、腰を曲げて丸まっているような状態。
顔は青白く、血まみれ。地面には大きな血だまりができていた。
すると女性の目がパッと開いた。その様子を目撃した近隣住民の男性は、「生きてる」と安堵したが――。
3月11日、午前9時50分過ぎ、JR山手線高田馬場駅から徒歩3分ほどの路上で、東京都多摩市に住む佐藤愛里さん(22歳)が栃木県小山市の職業不詳・高野健一容疑者(42歳)に刃物で刺される痛ましい事件が起きた。
上記の事件直後のようすは、その凄惨な現場を目撃していた近隣住民によるものである。
高野容疑者の犯行は、インターネットを通じて全世界に配信された。
「被害者の佐藤さんは、動画配信者の“最上あい”名義で活躍している女性だとみられています。
佐藤さんは事件当日、徒歩で山手線を一周するという企画で、動画を生配信しながら1人で歩いていました。
高野容疑者は企画を知り、生配信中の動画を見て居場所を特定し、後をつけていたようです」(全国紙社会部記者) 配信を見ていた視聴者によると、佐藤さんの後ろを歩く高野容疑者の姿が時折、動画に移りこんでいたという。
高野容疑者が佐藤さんを刺した場所は、大学や専門学校など学校も多いエリアで、決して人通りが少ない場所ではない。ただし道幅は、車がすれ違うのがやっとというほどに狭い。
逃げられる心配がないとみたのだろうか、高野容疑者は佐藤さんの後ろから走っていき、真横に並んだときに襲い掛かった。
「高野容疑者はサバイバルナイフのようなものを2本、所持していました。そのうちの1本で佐藤さんの首筋や頭部を刺した。佐藤さんの配信を視聴していた多くの人々が事件の瞬間を目撃していたんです」(前出の全国紙社会部記者) そして、動画の一部はまたたくまにSNSに拡散されていったのだった。
高野容疑者は通報を受けて駆け付けた警察官に殺人未遂の疑いで現行犯逮捕され、意識不明だった佐藤さんは搬送先の病院で死亡が確認された。
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