渋沢栄一が子孫に残した「言葉」とは
「微力だけど、無力じゃない」
この言葉を講演でよく使っています。
さらに、「微力も集めれば勢力になる」 と、渋沢栄一翁の考えから、その新たな意味を教えてくださったのが渋澤健さんです。
これは、渋沢栄一の合本主義である「一滴一滴が大河になる」という考えに共振しています。
一滴は微力であり、何もできない。けれども共感による足し算、共創による掛け算により勢力になれる。
1)「シビれたフレーズ」
・信用は実に資本であって、商売繁盛の根底である
・大切なのは、世の中のために正しいことは何かを見極めること
・目的には、理想が伴わなければならない。その理想を実現するのが、人の務めである(無欲は怠惰の基)
・一時の成敗は長い人生、価値の多い生涯における泡沫のごときものである。(成功や失敗は、心を込めて努力した人の身体に残ったカスと同じ)
1回1回の小さな成功、失敗などにこだわる必要はどこにもなく、大事なのは「心を込めて努力をしているかどうか」という点に尽きる
・すべての世の中の事は、もうこれで満足だという時は、すなわち衰える時である
・真似はその形を真似ずして、その心を真似よ
・「お金がないからできない」を禁句にしろ!(お金は「志」に集まってくる)
・習慣というものは、善くもなり、悪くもなるから、別して注意せねばならない
・洋の東西を問わず、また時代を問わず、知情意(知:自分の会社の経営状況を把握する、情:情熱、意:世界一になる)が経営者をはじめとする組織のリーダーにとって必要な要素、そしてこれは、努力次第で何とかなる。
・1人で考えるだけでは突破口は開けない
・禍いの方ばかりを見ては消極的になりすぎる
・本当に伝えたいこと、成し遂げたいことがあるなら、言葉なんて片言でも相手に伝わるもの
・できるだけ多くの人に、できるだけ多くの幸福を与えるように行動する
・お金は「ありがとう」をつなげる接着剤のようなもの
・「我々は微力であるかもしれない、けれども決して無力ではありません」
【渋澤 健さんからみた渋沢栄一】会社を上場させて創業者利益を得ようと言った気持ちは微塵もなく、立ち上げた500社の会社はみな、日本の将来にとって必要な産業ばかりだった。一切の私利はなかった。
商売で儲けようと思ったら、「少々、道徳に反することでも、まあ致し方ない。慈善活動じゃないから」などど考えてしまいがち。
逆に、道徳ばかりを重視していると、「儲かる案件も儲からなくなる」かもしれない。
「論語と算盤」は相反するが、そのどちらも商売繁盛には欠かせない。
2)「あなたの気づき」
未来を信じる力、世の中をよくするためという強い信念が、変化を起こす原動力になる。先が見えない今だからこそ、渋沢栄一の考え方が、私たちの指針になる。
”新しく事業を生み出す時、何の困難に直面することもなく成功する事はない。途中で躓くこともあるし、悩ましいこともたくさんある。こうした様々な苦難を経て、辛酸をなめて、ようやく成功をつかみ取れるもの。
3)「あなたが今月に実行すること」
「世の中にどう貢献できるのか?」明確に描いて言語化する
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