今月、アメリカ海兵隊の兵士が、成人女性に性的暴行をしたうえ、けがをさせた疑いで書類送検されたことを受けて、22日、那覇市で県内の女性団体などが抗議集会を開きました。
この集会は沖縄県内の女性団体などが22日に開いたもので、県庁前の県民広場におよそ250人が集まりました。
県内では、今月8日にアメリカ海兵隊の兵士が、成人女性に性的暴行をしたうえ、けがをさせた疑いで書類送検されるなど、およそ1年の間にアメリカ軍兵士による性暴力事件は5件起きています。
集会では「アメリカ軍は民間人に対して凶悪犯罪を起こさせないよう兵士を統制する義務がある。実効性のある対策を求める」などと抗議の声明が読み上げられました。
そして、参加者たちが歩道に並んで「度重なるアメリカ兵による暴行事件、絶対許さない」というメッセージを掲げ、女性の人権や尊厳をないがしろにする事件の根絶を訴えました。
読谷村から参加した40代の女性は「何度この集会に参加したら、沖縄の人たちの人権や尊厳が守られるのかと思う。行動しなければ環境は悪化するので、子どもたちのためにも、声をあげ続けたい」と話していました。
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