竹内結子さんと三浦春馬さんに「共通項」が…心理学者が分析

2020年10月02日 02時09分05秒 | 事件・事故

10/1(木) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

竹内結子さん(C)日刊ゲンダイ

 竹内結子さんは撮影現場ではリーダーシップを発揮する傍ら、こまやかな心遣いに“差し入れの女王”といわれ「母のような存在」(テレビ関係者)だったという。インタビューとして最後になった、自身が表紙を飾る「LEE」10月号(集英社)では、1月に誕生した次男の子育てについて「周囲に甘えられるようになった」と語っていたが、亡くなる2時間前まで悩んでいるそぶりは全く見せず、ひとり悩み、突発的に決断したようだ。インタビューの結びでこれからやりたい役柄について「虐待をしてしまう母親」を演じてみたいと語っていた竹内さんの胸の内について、心理学者の富田隆氏はこう分析する。

「自分の中にあるネガティブな感情に向き合おうとする女優魂は、生真面目さの表れともいえます。“産後うつ”とも報じられていますが、育児がしんどいのに、女優として、子を持つ母として、公の場では“幸せですとしか言えない”としたら、相当無理をしていたのかも。自粛警察のような監視の目もあり、自由に出歩くこともできなかったのでは。そんなあらゆる要因が積み重なり、限界に達した時、無気力・無感情の状態に陥り、何も価値がないと感じ、ふとした瞬間に死という選択肢が目に入るのです」

一段楽した時に“魔が差す”危険性

三浦春馬さん(C)日刊ゲンダイ

 相次ぐ芸能界の自死……中でも竹内結子さんと三浦春馬さんは共演経験があるだけでなく、真摯で、誰にでも優しく、自身の家庭環境が複雑だったことなど多くの共通点がみられた。「2人とも過去の交際相手が極端なワガママで……こんな優しい人たちが悲しいことになるなんて、と話していたんです」(ヘアメーク)という話もある。竹内さんはCMのイベントに登壇したばかり、三浦さんもドラマの撮影が順調に進んでいた直後の出来事だった。

「社会全体がコロナ禍で必要以上に不安をあおられ、そこに個人的な要因が上乗せされ、限界に達し、突発的に行動を起こした可能性が高いといえます。俳優という仕事柄、繊細で他の人以上に深刻に受け止める傾向もあるでしょうし、真面目な性格ゆえ、自分を責め、パートナーのわがままも受け入れ、無理を重ねてしまう。そんな中、ふと気が抜けるとネガティブな感情が湧き起こり“魔が差す”瞬間ができてしまう。竹内さんが三浦さんと同じクローゼットを選んだという点から、三浦さんの影響は否めないでしょう」(前出の富田氏)

 後追いについては、三浦さんより竹内さんのほうが危険だと警鐘を鳴らす。

「昔ほど芸能人に熱狂しないので、三浦さんのような憧れの男性を後追いする危険性は薄いと思います。それより、竹内さんのような“親しみやすい女優”のほうが同世代女性に対する影響が大きい。自己実現の方法をマルチにする、いい意味でのいい加減さでネガティブ思考にならないように心がけるなど、負の連鎖が続かぬよう心を整えることが大切です」(前出の富田氏)

 芸能界に限らず、心の闇にのみ込まれる人がこれ以上増えないことを祈るばかりだ。

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