ガザ地区 停戦受け住民が自宅に戻る動きも 生活再建は見通せず
イスラエルとイスラム組織ハマスの間の停戦を受けて、ガザ地区では住民が避難先から自宅に戻る動きが広がっています。ただ、北部ではイスラエル軍の激しい攻撃でほとんどの建物が破壊されていて、生活の再建は見通せない状況です。
パレスチナのガザ地区では、イスラエルとハマスが1年3か月以上にわたって戦闘を続けてきましたが、今月19日から6週間の停戦期間に入ったことを受けて、住民が避難先から自宅に戻り始めています。
NHKが入手した、北部ジャバリアで21日に撮影された映像では、イスラエル軍の攻撃で破壊された住宅の中から使える家財道具や衣服などを探す住民の姿が見られました。
ジャバリアは、ハマスの戦闘員が活動しているなどとして、イスラエル軍が激しい空爆や地上部隊による作戦を繰り返してきた地域で、映像ではほとんどの建物が破壊されるなど壊滅的な被害が出ている様子が確認できます。
ガザ地区の当局は22日までに、4万7161人が死亡し、家族全員が死亡した世帯は2000を超えると発表するなど、停戦が始まったあとに被害の深刻さが明らかになってきていて、生活の再建は見通せない状況です。
犠牲者の7割は女性と子ども。
2092世帯は家族全員が」殺害された。
両親や片親がいない子どもは3万8495人。
死者のうち1155人は医療関係者で、報道関係者も205人。
ガザ地区88%が破壊され、被害額は280億円(約6兆円)以上。
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