この業界(美容健康業界)にいると、常々妙なものに出会います。
いまなら、「水素」ですね。
美容・健康業界こぞって水素ブームに貢献しています。
一昔前なら、マイナスイオン、それからアルカリイオン電解水とか、酸性電解水とか、πウォーターとか。なつかしい・・・
もともと美容業界は「イメージ」の世界で、効果を売るというより価値を売るわけですから、似非科学だろうと特に叩かれることもなく業界は育っているわけですが、それでもときどき、あ~あ、ということに出会います。
わたしが、あ~あ、またか。と思うのはたとえば「食べられる化粧品が肌にいい」とか「ホームレスにハゲはいない=シャンプーが悪い」とかそういう論調。
確かに世の中の人が何の疑問も持たずに使っているものに対して、批判精神を持つのはいいことです。
では、食べられる化粧品は安全か?
答えはブブーっ。
食べられることと肌に対して安全なことはイコールではない。
「うちのは食べられる化粧品ですからいいものです」というのは、一つの広告の戦略なんです。
もちろん、食べられる化粧品も化粧品ですから、肌に悪いわけではないですね。
でも油などでは、食品の基準の方が化粧品の基準より(精製度などに置いては)ゆるくて、アレルギーの起きる可能性は高くなります。同じ原料からとった油でも、食用としては何の問題もなく出回っているけど、化粧品には配合できないこともあります。じゃがいもやレモンなどのかんきつ類が光毒性を持つというのも有名な話ですね。(私はマンゴーでかぶれますし)
「ホームレスにハゲはいない」
これ誰が言いだしたかわからないけど、すごくキャッチーなフレーズですね。
そういう調査があるのかどうかはわかりませんが。
でも、薄毛や脱毛の理由の多くはホルモンやストレスだといわれています。(もちろんヘアケアも原因になり得ます)そのことは多くの人が知ってるはずなのに・・なぜそこをすっ飛ばしてシャンプーが悪いになるのか不思議です。
こいういうのは詭弁というやつですね。
本当にホームレスに禿げがいないなら、住環境、生活環境によりホルモンやストレス状態を左右する何かがあるのではないかな?と考える方が順当じゃないかな?
とはいうものの、論理的に科学的に厳密に正しいことと売上が上がることは何の関係もないんだよね~ということもかみしめるヒマな午後なのでした。
いまなら、「水素」ですね。
美容・健康業界こぞって水素ブームに貢献しています。
一昔前なら、マイナスイオン、それからアルカリイオン電解水とか、酸性電解水とか、πウォーターとか。なつかしい・・・
もともと美容業界は「イメージ」の世界で、効果を売るというより価値を売るわけですから、似非科学だろうと特に叩かれることもなく業界は育っているわけですが、それでもときどき、あ~あ、ということに出会います。
わたしが、あ~あ、またか。と思うのはたとえば「食べられる化粧品が肌にいい」とか「ホームレスにハゲはいない=シャンプーが悪い」とかそういう論調。
確かに世の中の人が何の疑問も持たずに使っているものに対して、批判精神を持つのはいいことです。
では、食べられる化粧品は安全か?
答えはブブーっ。
食べられることと肌に対して安全なことはイコールではない。
「うちのは食べられる化粧品ですからいいものです」というのは、一つの広告の戦略なんです。
もちろん、食べられる化粧品も化粧品ですから、肌に悪いわけではないですね。
でも油などでは、食品の基準の方が化粧品の基準より(精製度などに置いては)ゆるくて、アレルギーの起きる可能性は高くなります。同じ原料からとった油でも、食用としては何の問題もなく出回っているけど、化粧品には配合できないこともあります。じゃがいもやレモンなどのかんきつ類が光毒性を持つというのも有名な話ですね。(私はマンゴーでかぶれますし)
「ホームレスにハゲはいない」
これ誰が言いだしたかわからないけど、すごくキャッチーなフレーズですね。
そういう調査があるのかどうかはわかりませんが。
でも、薄毛や脱毛の理由の多くはホルモンやストレスだといわれています。(もちろんヘアケアも原因になり得ます)そのことは多くの人が知ってるはずなのに・・なぜそこをすっ飛ばしてシャンプーが悪いになるのか不思議です。
こいういうのは詭弁というやつですね。
本当にホームレスに禿げがいないなら、住環境、生活環境によりホルモンやストレス状態を左右する何かがあるのではないかな?と考える方が順当じゃないかな?
とはいうものの、論理的に科学的に厳密に正しいことと売上が上がることは何の関係もないんだよね~ということもかみしめるヒマな午後なのでした。