モーターサイクル日記

モーターサイクルと日常

GX750 マフラー編

2017年01月26日 | メンティナンス
作業中のGX750のマフラーをどうするか悩んでいた、メガフォンタイプは定番すぎて面白みがない。

いろいろ考えて今回の作業に取り掛かった。

ノーマルのマフラーは一体型で、#2#3のエキパイが外れるようになっている。

巨大なマフラーはカットしたが、それでも#1エキパイに集合部分が残る。






#1エキパイは程度が余り良くないのでメッキに出すつもりだが、集合部分は形状的に奇麗にならないだろう。

そこでエキパイを切断。

集合部分と分離して、エキパイジョイントをムク棒から削り出す。





締め付け部分を制作、バチバチっと溶接しておく。





エキパイが入るか確認。






カットした集合部分は楕円の状態なので、真円に戻さないとならない。

肉厚パイプを旋盤で60ミリ径に加工、楕円な部分からテーパーで繋げる。

溶接痕はもう少しキレイに研いで仕上げる予定。





コレで差し込み口60ミリの、スリップオンタイプマフラーが使用できる。


使用したマフラーはステンレスパイプをテーパー状に繋げたタイプ。

溶接痕が荒々しい感じで良いではないだろうか。






スプリングフック、マフラーステーも制作。





これでほぼ下ごしらえが済んだので、車体の分解に入る。

フレームのカットした部分の仕上げや、溶接の出来なかった部分を行ったりする。

最終的には塗装まで行く予定だが。




スイングアームのピポットは、BMWみたいな感じで付いてる。

片側のピポットテーパーローラーベアリングは、錆でバラバラだった。





デフのドレンボルトは固着して舐めてた。。。





エンジンも分離。





フレームだけになった。

また地味な作業の開始だ。





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ドカティ350セブリング 手直し編

2017年01月13日 | メンティナンス
昨年仕上げた350セブリング、少し手直し。

オイル漏れ原因の一つ、ドライブスプロケット部分からのオイル滲み。

ドライブシャフト部分にオイルシールの類が無いので、漏れても不思議じゃ無いんだけど折角なので対策する。

Fスプロケットを外していく。






ドライブシャフト穴から漏れてくるので、最終的にケース下まで垂れる。






このスプロケットはこの車両のでは無いのだけど、写真を取り忘れたので^^;

形状は変わらないのでほぼこんな感じ。






スプロケット軸部分に溝を掘りO リングを取り付ける。

材質が固いので簡単には削れないし、Oリングの出る部分が出すぎも引っ込みもダメと微妙な作業だ。





Oリングがケース軸穴と密着するので漏れにくくなる。


続く







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ドカティシングル キャブレター編

2017年01月06日 | メンティナンス
あけましておめでとうございます。

今年もボチボチと更新して行きたいと思いますので、よろしくお願いします。



さてドカティシングルとの格闘も後半戦、今回はキャブレターを取り付けて始動まで一気に行くつもり。

デロルトのSSI 29D お客様がe-bayで購入した物だ。

正直綺麗でも無く値段を聞けば、全うな人なら驚くと思う。(笑


キャブレターを分解、洗浄して各部のチェック。






キャブボデイはマスキングを施し、ガラスビーズでブラストして仕上げ。


駄目な部品だけ同志から拝借、組み付けて車体に取り付け。

エンジンはあっけなく始動した。

使えるか疑問だったSSIだが、何とか行けそうな雰囲気。


エンジンを止めホッとしていると、クランクケースにガソリンが落ちてる。


フロートボール内の油面が高い?オーバーフロー?色々見直して発見。


フロートボールの矢印部分、ここにクラックが入ってる。

矢印下の穴からガソリンが供給され、クラックから流れ出てしまう。





矢印箇所までクラックが繋がってる。






ガソリンはここから滲み出て、クランクケース上に落ちていた。


さて如何したものだろうか。

フロートボールを新たに仕入れるのがベストだろうが、調整等行なうために一時補修を考える。


続く
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