2016年に製作したKSR80改125エンジンが、始動不能で搬入されてきた。
この車輌は自作したCDIが搭載されており、前に一度壊れた事があるのでまたCDIかと脳裏をよぎった。
CDI製作記事はここ
搬入されて最初にキックした時の違和感。
コンプレッションが無い。
異音が(金属音)する。 を感じた。
そこでシリンダーヘッドを外すと。。。
ピストントップに細かな金属片が刺さっている。
これはリングが折れて、ポートに引っかかりこのようになったのか?
もしくはサークリップが外れたか?
しかしシリンダーを抜いてピストンをチェックしても、リング折れ クリップ外れは無い。
またピストン焼き付きでリング噛み込、圧縮抜けでも無さそう。
クランクの大端部をチェツクしていくと、ガタガタな状態だ。
最初の違和感 金属音はどうやらコレ。
大端のニードルローラーやケージの一部が無くなっている。
走行時に大端部にガタが出始め、次第に限界を迎える。
崩壊したニードル等がクランク室に落ち、一次圧縮で飛ばされポートから進入、シリンダーやピストンヘッドを傷付けた感じかなぁ。
何にしてもクランク、シリンダー、ピストンは使用不能。
カワサキさんクランクは廃盤との事。
さて どうしましょうか。
オーナーさんと相談ですね。