KB2の試乗を行う。
エンジンが3000rpm付近でボソつくのが気になる。
高回転は文句なしなので、少しキャブセッティングの必要があるかな。
また入車時にオーナーさんから聞いてた、4000rpm付近で異音がするという事は気にならなかった。
しかし速度が落ちてきて停止寸前などの時に、「ギャ~~ギャ~~」と嫌な音が。。。。
(走行音や風切り音が無くなってきて、聞こえるようになるのだろう)
オーナーさんが言う異音は、コレとは違うようだが。。
調べていくと発生源はメーターから出てるようで、試しにケーブルを外して走ると発生しない。
オーナーさんにどうするか伺いを立てると、直してほしいとの事で早々にメーターを分解。
この状態で回してみると異音が出る時と、出ない時があるがどちらにせよ要修理だろう。
OHはメーター屋さんに頼もうかと思う。
#おまけ
患者が入院してきた。
オーナーさんが娘さんに乗せるため、復活作業を依頼してきたDUCATI350F3。
う~~~~ん~~
中々熟成してますね~~^^;
フォークインナーパイプもダメですね~~
どこから手を付けていいのか悩む(笑
#GX750その後
試乗後点検をしていくと#2の圧縮が無い。。。
組んだばかりのシリンダーヘッドを開け、これまた二度目のカムチェーンジョイントを切る。
ヘッドガスケットはオイル漏れを嫌い、ガスケットフィットを使ったため張り付きが激しく再使用は無理。
このヘッドガスケットがメーカー廃番なので、海外製のガスケットセットを仕入れるのだが
今回作業に入る前にオーダーした時も、入荷まで二か月近く待った。
またガスケットをオーダーしなければならないのだが、やはり2~3か月待ちだという。
パーツを待ってるだけで、預かり期間が長くなってしまう。
そこでガスケットを持ってそうなショップをネットで探し、片っ端からTELしてみた。
もうダメかな~と諦めかけた時、ありましたよ~!!!持っていたショップさん^^
早々に送って頂いた。
そして圧縮抜けの原因は#2のエキゾーストバルブが、ピストンとキスして曲がった事だった。
どうもバルブガイドが瞬間的に抱き付き、開いたままのところにピストンが当たったのだろう。
バルブガイド内径はリーマーでならしてから、ホーニング砥石で修正。
シリンダーヘッド自体を部品取りの物と代えてしまおうかとも考えたが、そこまでの必要はないと判断。
バルブだけ部品取りヘッドから頂き、擦り合わせて使用。
幸いなことにピストン、コンロッドなどには使用不可なダメージは無かった。
現在は組み込み完了で、異常なく始動確認済み。
しかし試乗が怖い今日この頃(笑