モーターサイクル日記

モーターサイクルと日常

ビモータKB2 試乗後のダメ出し

2020年04月29日 | メンティナンス

KB2の試乗を行う。

エンジンが3000rpm付近でボソつくのが気になる。

高回転は文句なしなので、少しキャブセッティングの必要があるかな。

また入車時にオーナーさんから聞いてた、4000rpm付近で異音がするという事は気にならなかった。

しかし速度が落ちてきて停止寸前などの時に、「ギャ~~ギャ~~」と嫌な音が。。。。

(走行音や風切り音が無くなってきて、聞こえるようになるのだろう)

オーナーさんが言う異音は、コレとは違うようだが。。

調べていくと発生源はメーターから出てるようで、試しにケーブルを外して走ると発生しない。

オーナーさんにどうするか伺いを立てると、直してほしいとの事で早々にメーターを分解。

 

 

 

 

この状態で回してみると異音が出る時と、出ない時があるがどちらにせよ要修理だろう。

OHはメーター屋さんに頼もうかと思う。

 

 

 

 

 

#おまけ

患者が入院してきた。

オーナーさんが娘さんに乗せるため、復活作業を依頼してきたDUCATI350F3。

 

 

う~~~~ん~~

中々熟成してますね~~^^;

 

 

フォークインナーパイプもダメですね~~

どこから手を付けていいのか悩む(笑

 

 

 

#GX750その後

試乗後点検をしていくと#2の圧縮が無い。。。

組んだばかりのシリンダーヘッドを開け、これまた二度目のカムチェーンジョイントを切る。

ヘッドガスケットはオイル漏れを嫌い、ガスケットフィットを使ったため張り付きが激しく再使用は無理。

このヘッドガスケットがメーカー廃番なので、海外製のガスケットセットを仕入れるのだが

今回作業に入る前にオーダーした時も、入荷まで二か月近く待った。

またガスケットをオーダーしなければならないのだが、やはり2~3か月待ちだという。

パーツを待ってるだけで、預かり期間が長くなってしまう。

そこでガスケットを持ってそうなショップをネットで探し、片っ端からTELしてみた。

もうダメかな~と諦めかけた時、ありましたよ~!!!持っていたショップさん^^

早々に送って頂いた。

そして圧縮抜けの原因は#2のエキゾーストバルブが、ピストンとキスして曲がった事だった。

どうもバルブガイドが瞬間的に抱き付き、開いたままのところにピストンが当たったのだろう。

バルブガイド内径はリーマーでならしてから、ホーニング砥石で修正。

シリンダーヘッド自体を部品取りの物と代えてしまおうかとも考えたが、そこまでの必要はないと判断。

バルブだけ部品取りヘッドから頂き、擦り合わせて使用。

幸いなことにピストン、コンロッドなどには使用不可なダメージは無かった。

現在は組み込み完了で、異常なく始動確認済み。

しかし試乗が怖い今日この頃(笑

 

 

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ビモータKB2 エンジン修理 3

2020年04月23日 | メンティナンス

オイルパンの加工が終わりブラックにペイント。

何だかんだで写真が残せず。。。。

ドレンボルトはマフラーに干渉しないから、これからのオイル交換は楽でしょう?

(アンダーカウルは、外さないとならないけど。。)

 

 

入車した時はバッテリーが上がるくらいセルを回しても始動しなかったが、今回の作業後は

セル一発で始動する。(当たり前だけど)

充分暖気したら一晩置いてから、スタッドボルトのトルクを管理してOKかな。

 

 

 

#恐ろしい話。。。

GX750の試乗を行っていた。

非常に気持ち良く、最高のエンジンだ~~!

と、ほくそ笑んでいたのだが。。。

テストコースで1速からフル加速、2NDに入れた瞬間「プツッ」とエンジンがストール。

IGのヒューズでも切れたか?と路肩に止める。

セルは回るが始動しても調子が悪い。

一発死んでる?

工具も持ってないし、工房から5キロほど離れてる場所。

一発死んだまま走行して、大事になるのはとてもマズイ。

テレワークで自宅にいる長男にTELし、軽トラで救助に来てもらい積載して工房に戻る。

それから原因を探っていたのだが。。。。

非常にゲゲゲな状態だ^^;

天国から地獄とはこの事か。

唯一の救いはオーナーさんが乗ってる時にならなかった事だ。

 

 

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ビモータKB2 エンジン不調 2

2020年04月21日 | メンティナンス

ビモータKB2のパーツが入荷してきたので、やっと作業開始できる。

インレットバルブ バルブフェィスがかなり段減りしている。(ピント合ってないけど^^;)

 

 

 

ついでにシートカットも施し、すり合わせを行う。

キレイに当たりが出た。

 

 

 

全体的にバルブステムエンドが突き出す感じに(多少だけど)なったので8個シム合わせを行う。

インナーシムは面倒くさい。。

微妙な数値はオイルストーンでシムを研ぎ合わせる。

 

 

この後エンジンを組んでいくのだけど、並行して作業してるヤマハGX750もあったりして

写真を残すのを忘れてしまった~。

 

エンジンを組み上げたら、次のオーナー希望作業を行う。

オイルパンを外し、ドレンボルトの位置を変更する作業。

何故頼まれたか?オイル交換の度マフラーを外さなければならないので大変なのだ^^;

エキゾーストスタッドボルトなんかにもストレス与えるしねぇ。

 

赤い矢印が新規に開けた穴。

この後溶接するので少し剥離しておく。

 

 

 

ドレン用のアルミスリーブが斜めに入るよう削っていく。

薄くなって穴が空いてもかまわない。

 

 

 

もう少し合わせ面側に穴を開ければ簡単なんだけど、それだとボルト穴下がどうしても残り

オイルが完全に抜けなくなってしまう。

スリーブとオイルパンを肉盛り溶接していく。

 

 

 

内部に出たスリーブに溝を刻み、オイルが流れ出るようにする。

 

 

内部はこのままでも支障ないだろうけど、アルミパテで盛っておこうかな。

あとはブラックにペイントすれば完成だろう。

 

 

#おまけ

ヤマハGX750もパーツが揃い作業が進んでる。

カムチェーンジョイントが入ったので、取り付けてカシメていく。

この工具は昔CB450のカムチェンを切る時に製作した物。

 

 

GXはほぼ完成かな。

なかなか調子が良さそうですよ~!!

 

 

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DUCATIシングル カフェレーサー製作の続き

2020年04月13日 | メンティナンス

メナーニドラムブレーキが完成した後、作業は少しづつ進んでる。

タイヤも組み付けフォーク周りも完了している。

ドラムブレーキを止めるプレートは新たに製作したもの。

 

 

 

 

オーナーさんが持ち込んだアルミタンクを乗せて、位置合わせなど考えてみる。

 

 

 

レーサータンクなので固定はバンドで行っていたようだ。

 

 

今回は街乗りなので、ノーマル式の固定方法で行こうと思う。

アルミ板を切り出してタンクに溶接する。

 

 

 

後方の固定方法はバンド式で制作する。

こんな物を作って。

 

 

こんな感じに取り付ける。

 

 

ここをバンド止めでOKだろう。

 

 

 

シートの固定はフレーム側にストライカーを製作して差し込んだ後、後方はボルトで止める。

 

 

ノーマルのフェンダーは取り付かないため、テールランプのマウント方法を考えないといけない。

シートカウル裏にFRPで橋を渡す。

 

 

さらにFRPでこんなものを作って。

 

 

こんな感じでどうだろうか。

 

 

 

 

ナンバー用のステーも考えて製作していく。

考えては切った貼ったしてるので時間はかかる。

 

 

仮にナンバーを取り付けてみた。

 

 

 

メーター周りは、こんな物を製作して。

 

 

フォークのトップボルトを利用して取り付ける。

何しろトップブリッジ周りには、ねじ穴が一切ないので固定方法に悩む。

 

 

良い感じで出来たと思う。

 

 

このパーツも角を取り、磨きをかけて本付けになる。

 

 

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ヤマハGX750 オイル漏れ修理

2020年04月08日 | メンティナンス

数年前に工房で仕上げたGX750

最近左ゼネレーターカバー下側に、オイル漏れが目立つようになってきた。

預かってよーく見ると、シリンダーベースパッキン合わせ面から漏れて、そのオイルがゼネレーターカバーに伝わるようだ。

 

 

これは考えていても直らないので、シリンダー上をOHとなる。

GX750の嫌なところ(整備上の)は、カムチェーンを切らなければならない事。

クリップではダメだったのだろうか?

これも考えていても進まないので、ジョイントを外す。

 

 

 

シリンダーヘッドとシリンダーを抜いてみる。

漏れてるであろう箇所は、カムチェーントンネルのゴムシールかベースパッキンだろう。

ベースパッキンが切れてる、抜いた時に切れたのかが不明。

どちらにしても両方交換だ。

ただ前に仕上げた時も新品パーツ使ってるけど、なんで漏れ始めたのかなぁ。

油道じゃないから内圧で漏れてるんだろうけど、何か対策できるだろうか。

 

 

 

 

 

 

*おまけ

昨日ハイゼットトラックにMT09積んで、二車線道路の走行車線を60km/h程の流れで走行中。

追い越し車線から3型プリウスが来て、ブレーキ踏みながらハイゼットの前に入ってきた。

普通入るタイミングじゃないし、こちらはバイク積んでるから急ブレーキは出来ない。

それでも減速して間開けたけど、かなり接近してヤバかった。

その後ハザードでもすれば仕方ないな~位だけど、何にもないんで少しイラっとした(笑

こんなことがきっかけで煽り煽られになるんだろう。

もちろんお客さんのバイク積んでそんな事はしないけど、煽りの原因を作る輩が多いのも確か。

いろんな人間が乗るからねぇ。

偉ぶらず余裕もって運転してほしいものだ。

 

 

 

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ジレラの電装

2020年04月01日 | メンティナンス

このジレラ ジュビレオ98は、タンク再生の作業以外したことが無いので、どんな電装なのかもわからなかった。

オーナーさんから6Vってのは聞いてるが詳しくは知らないらしく、エンジンはバッテリー充電すれば

始動して、マイナス線を抜くと停止すると言ってた。

するとバッテリー点火?

タンクシート等を外して調べていく。

 

 

 

 

発電機は6Vダイナモって渋ーい奴だ^^;

チャージしてないのかな?

 

レギュレターもカバーを外し接点など清掃点検。

 

 

 

 

ダイナモも一通りセグメントの清掃や、導通検査をしておく。

 

 

 

それより配線が理解不能の状態でトグルスイッチを、ライトケース下側に付けメインスイッチにしてたようだ。

ウインカースイッチらしきものが二個付いてるし。。

一度すべての配線を外し、トグルスイッチも撤去。

 

 

次に本来のメインスイッチを修理する。

 

軸を熱して摘みと分離。

 

 

 

軸を製作。

平板の部分も製作しておく。

 

 

これをロウ付けしてヤスリ仕上げしていく。

 

 

軸だけでは電源は入るが、ライト点灯の操作ができないので平板が必要。

 

熱しながら摘みに差し込み、隙間はエポキシ接着剤で埋めた。

 

ライトにメインスイッチベースを取り付ける。

キーを刺す(押し込む)とON 摘みを右に回すとライトONのLOWビーム、左回しでHIビームだ。

 

 

 

結線後エンジンをかけてみた。

チャージランプ(ライトボディの緑色)も吹かせば消えて充電している。

少し回転を上げればバッテリーマイナス線を抜いても、エンジンは回ってる。

全ての電装は動作するけど、アイドリング付近では6Vのショボさが見えるなぁ。

アイドリングでライト点灯、ウインカー点灯、ブレーキランプ点灯ではエンジン止まるし^^;

バッテリー点火でも電気使うからねぇ。

まぁ昼間走ってれば問題ないんだけど。

 

 

オーナーさん出来れば12V電装にしてほしいと言ったが、このままでも良いような気がしてきた。

 

 

 

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