モーターサイクル日記

モーターサイクルと日常

GX750  エンジン編

2017年02月23日 | メンティナンス
GX750のエンジンだがかなり重い。

今までやった同排気量4発より重いのではないか?

シャフト対応のフロントギア部分などがあるから重いのか?

実際に重さを測ってみたいものだが。。。



ヘッドカバーを外すと二本のカムシャフトが現れる。

ヘッドを外すにはカムチェーンを切らないとならない、切らずに外せれば楽なのだが。。

カム山など痛みは見られない。





ヘッドを外し燃焼室のチェック、#3インレットが多少オイリーだがステムシールで直りそう。

ステムシールは経年劣化でカチコチに固まってる。






カムホルダーのスタッドボルトも、下地作業の邪魔なので抜いておく。

3本緩まず1本ねじ切れた^^;






ヘッドとシリンダー、洗浄後マスキングしてブラストの準備。






ブラスト後、カムカバーはバフ研磨の予定。






続きまして32ミリソケットをカットして。。。。






肉厚パイプを溶接、超ロングディープソケットを作る。





何故かっていうと画像矢印部分のナットを外したいから。(画像ではすでに外している。)

うちにあるロングが85ミリで全然届かず、100ミリソケット購入してダメだと(厳しそうだったので)

意味が無いので、古いソケットで作った。





フロントのドライブ部分はこんな感じ。

通常は矢印部分のシャフトがもっと出てきて、Fドライブスプロケットが付く。





でもGX750はシャフトドライブ、横回転を縦回転に変換しなければならない。

そこでこのユニット、ベベルギアで変換してる。





GX750のエンジンを分解していて、とにかくボルト類が異常に緩まない(笑

折るのも嫌なので慎重な作業になる。


まだまだ続く。




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GX750 フロントフォーク他

2017年02月17日 | メンティナンス
GX750のフォークインナーチューブは、年式の割には良い部類だが流石に錆びた物は使えない。

最初の状態↓






福岡の東洋硬化様にハードクローム再メッキ依頼。

2週間ほどで仕上がってきた。





早々に組みつけてみる。

う~~~ん!! 新品のようで大満足!





ついでにデフも取り付けて





ヤマハのXSやTX650と同じセンタースタンド。

このスプリングを引っ掛けるのに、人力だとかなりの難易度。

工房ではこんな感じで





ここまで簡単に伸ばせるので、あとは上げながらフックに入れれば完了。

力はいらない。





次回はエンジン関連の作業になりそうだ。

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GX750 スイングアーム他

2017年02月14日 | メンティナンス
GX750のエキパイだが、1本に気になる傷が入ってる。

凹みと擦り傷。





これは溶接とロウ付けで埋めてからメッキに出す。(画像下が修正後の物)





スイングアームに入るジャバラブーツ(ミッション出力とドライブシャフト連結部のブーツ)

車両に付いてた物は、破損や劣化でどうしたものかと思っていた。






電話帳みたいに分厚いヤマハ部品表を調べて、その部品番号をHPで検索したところ在庫在り!

来たものは後期(XS750)の物らしく、多少形状違いはあるがバッチリ使用できる。





こんな感じで使用する。新品は気持ちよい。





前回抜き取ったピポットのベアリング部分に、新しいレースを打ち込む。





テーパーローラーを入れて




シールとカラーを組み付ける。





フレームに合体してみる。




なかなか良い感じ。

ブラックのフレームに対して、スイングアームはガンメタ系で塗り分けた。






続く
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ホンダCB72 修理依頼

2017年02月09日 | メンティナンス
珍しくCB72の修理依頼があった。

一時はCB72の再生も結構やらせて頂いたが、最近では殆ど無くなった。

未だに根強い人気はあるのだと思うけど、どうなんでしょう。


さて修理依頼は異常にクラッチレバーが重いということ。

試しに握ってみると確かに正常な重さではない。

これじゃあ走るのが苦痛になってしまう。

まるで握力強化のトレーニングだ^^;


原因は直ぐに分かった。

レリーズ側のスチールボールが紛失?しているため、レリーズレバーの角度が悪くなっていた。

写真ではクラッチケースが開いているが、重さとは関係なくクラッチ系のチェックをする。





見てよかった。フリクションディスクが1枚割れてた。





まだホンダさんで部品が入荷できた。





またチェーン側からオイルが垂れるというので、その個所も直す。

クラッチプッシュロッドのオイルシール、ここから漏れてる。




これは工房に在庫があったので取り換え、古いのはリップが硬化して何個所か割れが入ってる。





走行中ケースの内圧が上がると、ブリーザーよろしく漏れてくる。


次は点火系、燃料系の点検修理になる。



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GX750 スイングアーム周りの整備

2017年02月08日 | メンティナンス
前回GX750スイングアームピポットシャフトのベアリングが、錆びてバラバラになって出てきた事を書いた。

スイングアームレース側が掃除をしても錆が酷く、レースは生半可では抜けない。



左右とも打痕が酷い。





こんな時は古いレースに適当なワッシャーを溶接して、スライドハンマーで抜いてしまう。

熱も入るので頑固な奴も抜けてくる。





デフボディはピニオンを抜いてから、アルミナでブラストを行なう。

前側4個のボルトで止まってる鉄板は、ブラスト用に速攻で作った蓋だ。

下にゴムパッキンを挟んで、ブラストメディアの進入を防ぐ。





ブラスト後は表面を均しておく。



まだまだ道は長い^^
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こんな事もあるんだなぁ^^;

2017年02月06日 | モーターサイクルの話


平成25年7月の記事

このカスタムSRのスピードメータートリップノブが壊れた。

正確に言うと一度走行中にすっ飛んだらしく、その時ディトナで補修部品を探したが出ていなかったので

仕方なく別製品を差し込んで使っていた。

その別製品のノブもビスがメーター側に残って壊れたので、一応ディトナ「お客様相談室」問い合わせる(笑

「一年以内の保障です。」との答えで、無理な事は納得(笑


では新しく取り寄せましょうと、いつものWebikeさんに発注。

届いたメーターを早速取り付けようとパッケージから出すと、トリップノブが外れてる?





あれー?これって組み立て式だっけ~?と一瞬そう思った。

が。。。どう見ても破断面が汚い。





これは不良品だ~って事で、もう一度Webikeさんで交換をお願いする。

届いた製品を(今度はパッケージも開けないで)よーく見ると。。。。

なんと、またノブが落ちてるじゃないか





またここで、本当はノブを後から組み付けるんじゃないか?という思いが頭の中に。。(笑





ここで「ディトナお客様相談室」に確認する。

「その製品は非分解なので、ノブが外れてることはありません。」との事。


そして三度目の正直、Webikeさんに経緯を説明後新たな製品を送って頂いた。


今度はバッチリOK、納車の週末にも間に合いました。

親切な対応をしてくれたWebikeスタッフの皆さん、お騒がせしました(笑

こんな事もあるんですよ~~(笑





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