常連さんのCB1100Rがまた入院した。
今回はヘッドガスケット合せ面からのオイルリークと、始動時に気になる白煙の多さ、そしてゴトゴト音の修理依頼。
ゴトゴト音の怪しいクラッチハウジングの修理から開始する。(簡単なところから)
クラッチハウジングダンパーは部品として供給されていない。
ガタが出たらAssy交換になるのだが、どこかのShopで販売していた物をオーナーが持ち込んでくれた。
まず鉄製のリベットを抜くところから開始。
センターがズレないように気を付けてドリリングしていく。
ドリル径を替えたら頭を飛ばしていく。
プレートを外して、ダンパーゴムを抜く。
リベットはきつくハマっているので、ヒートガンで熱しながらプレスで抜く。
無事抜けました^^
リプロ品はリベットでなく6㎜ビスを使うのでタップでネジ穴を開けていく。
新しいダンパーゴムを組付けていく。
プレートを付けてビスにはネジロックを塗って組んでいく。
完成~。部品があれば作業もスムース。
このダンパーゴムのヘタリはホンダのバイクには多い事例だよねぇ。
この前やったCBX1000は初期型がゴムだけど、後期はスプリングになっていて強化されてた。
やはりゴムは劣化するから仕方ない。
#おまけ
スタッドボルトの錆が酷かったのでブラスト後、耐溶剤シルバーを塗っておいた。
ネジ部は組む時にダイスを通します。
ほんとは亜鉛メッキすればいいんだけど^^;