雨曇子日記

エイティライフの数々です

日本酪農発祥の地

2016-02-14 16:00:50 | エッセー

「千葉県は畜産業がさかんです。江戸時代、安房国の嶺岡牧で日本の酪農が始まったといわれています」

平成 28 年度千葉県公立高校入試問題「社会」はこの書き出しで始まります。

 

北海道は別格として、千葉県が、鹿児島、栃木と肩を並べる畜産県とするにはやや違和感のある私には、高層ビルの建つ商業都市のイメージ(幕張メッセとか柏駅東口あたり)が強いのです。

でも、牧場の痕跡は身近にありました。例えば、柏市加賀にある“防災公園”は、昭和末年まで“斉藤牧場”で、乳牛がのどかに草を噛んでいたそうですし、新京成線「滝不動駅」近くの“佐久間牧場”は今もここのアイスクリームは人気です。

野田市関宿城近くの江戸川堤防を歩けば牧場が目に入ります。

 

“嶺岡牧”をネットで調べました。

「八代将軍吉宗がインド産の白牛を 3 頭輸入し、それらは嶺岡で飼育され白牛から搾った牛乳で「白牛酪」という乳製品が作られて、1796 年頃からは庶民にも販売されるようになりました。このことから“日本酪農発祥の地”と言われるようになりました」

 

               

 

千葉県は、豚や鶏の飼育も多く、立派な畜産県でした。