「おう中田!恰好えー頭やな。虎狩りのつもりやろー」
「ちゃいますよー、監督。これは・・・」
「わかちょる。わしも現役やったらやっちょるわー」
試合前、日本ハム中田選手とそんな会話を交わしていた阪神金本監督が、激をとばした。
「韓国の虎を退治した勢いでこの宜野座に乗り込んできた日本ハムに一泡ふかしてやれ!」
(試合前栗山・金本両監督の握手)
4 回まで 3 年目高梨投手に抑えられていた阪神が 、変わった今年ドラ 2 の新鋭加藤投手から2 点をあげ逆転すると、 7 回、上本のタイムリーで 1 点を加え、9 回には 屋宜投手に 5 連打を浴びせて 7 ー 1 と快勝した。
2 回、日本ハムの 1 点は、石川信吾の HR。モヒカン中田は、初めの打席で 2 塁打を放つとそうそうにお役御免。
日本ハムの見せ場は、LF 西川選手の好守、高梨裕稔(ひろとし)投手の圧巻のピッチングだった。
(鎌ヶ谷 公男)