雨曇子日記

エイティライフの数々です

おこしもん

2016-02-15 14:53:52 | つれづれ

             

 

「起こし物」と書くから「おこしもの」だろう。

でも、私の故郷西三河では、「忘れ物はないですか」は「忘れもんはないかん」と言ったから、「起こし物」は「おこしもん」となる。

 

「おこしもん」は、愛知県独特の和菓子の一種で、桃の節句に供えられる。

米粉を練って、桐の木型に入れ、食紅などで色を付け、蒸して作る。

 

妻の従姉妹にあたる Y 子さんが、作って送って下さったので、久しぶりに口にした。

Y 子さんは、木型に生地を入れるとき、ガーゼを敷いているようだ。そのためか形に崩れがない。

 

    

               

 

「おこしもん」を焦げ目がつくまで焼き、醤油をつけて食べた。

子どもの頃うれしそうに作っていた母の顔などが思い出され、なつかしい味だった。