高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

「塩の邑」「納豆クラブ」を訪問してきました(その2)。

2011-10-23 19:01:45 | イベント報告
「塩の邑」をあとにして
窪川の本堂の集落センターにある「納豆クラブ」に向かった私たちをまっていたのは
うっとりするようなご馳走でした。
炊き込みご飯3種類、おかず8種類、デザート2種類

しかも、米と野菜はすべて島岡さんの田んぼと畑でとれたものです。
おいしくていくらでも食べられます

島岡さん夫妻です。


転換作物の大豆をつかった納豆作りに島岡和子さんたちがとりくんだのが1998年。
実は島岡さんはそれまで納豆を食べたことがなかったそうです。
3年かけて現在の「四万十いきいき納豆」ができあがり、
今では納豆の本場の北日本からも注文があります。
が、スタッフのボランティアに支えられているのが実情で
収益はほとんどあがってないとのことでした。
この納豆には「みんなにいいものを食べてほしい」という
こころいきもつまっています。

島岡幹男さんはかつて町会議員として窪川原発反対運動の先頭に立ったかたです。
現在もほとんどスーパーマンのような「活動家」です。
あまりにもいろいろな活動の話をうかがいすぎて
今どんなことをされているのかわからなくなりました

おふたりの果てしない元気さはほんとすごいです。
島岡和子さんからは「私の人生に不可能はなかった」という
きわめつきのひとことも。

島岡和子さんとお孫さん。

島岡さんが「土といのち」にも供給している
初っちゃん味噌」の名前は
お孫さんからとられています。

新製品の「米粉うどん」です。


これは納豆をつくる調理場の圧力釜。
これで炊いた大豆に


納豆菌をまぶし


この保温機で発酵をすすめ

「四万十いきいき納豆」ができあがります。

スタッフのみなさんともいっしょに記念撮影です。

お土産もどっさりいただきました。

帰りぎわに(集落センターの隣の)島岡さんの自宅の畑も見学させていただきました。


「四万十いきいき納豆」の黒大豆は島岡さんの畑で育ったものです。


森澤さん夫妻も、島岡さん夫妻もお日様のように明るいかたでした。
今日は、明るく生きるということを教えていただいた一日だったような気がします。

運営委員Hでした。
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「塩の邑(むら)」「納豆クラブ」を訪問してきました(その1)。

2011-10-23 17:48:15 | イベント報告
10月23日、四万十町の「塩の邑(むら)」と「納豆クラブ」を訪問してきました。
お天気は晴れ。参加者は16名

塩の邑」は四万十川沿いの小さな谷間にありました。

さっそく塩作りの説明をうけます。


こちらが森澤さん。
窪川原発反対運動をきっかけに県職員を辞めて
塩作りにとりくみました。


「塩の邑」といえば「山塩小僧」ですが、その塩作りの特徴は
ゆっくりじっくり塩の濃度をあげてゆくことです。
それが塩の味をまろやかにします。

海から運ばれてきた海水は
まずここで竹ぼうきにふりそそがされます。

海水はこことタンクとのあいだを何度も往復しながら少しずつ塩分濃度をあげてゆきます。

さらにこの部屋で濃度をあげて塩を結晶させます。

冬だと塩が結晶するまで3か月ほどかかるとのことでした。

森澤さん夫妻です。

「塩作りに田舎の暮らしをささえる仕事となってほしい。
それが私の夢です」とのことでした。

ちなみに、森澤さんの家の下には「無手無冠」の熟成蔵があります。

もとは生姜の貯蔵庫でした。
「納豆クラブ」訪問記に続きます
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鉄壁の要塞。

2011-10-23 17:11:14 | 里山・田んぼ・畑
運営委員Hです。

庭の畑に芽キャベツの苗を植えてます
いつもはタネから苗を育てるのですが、
今年は時間がなくて苗を買ってきました。

芽キャベツ育ての苦労はヨトウ虫対策です。
いつも葉っぱをもりもり食べられてしまいます。

今年は鉄壁の要塞をつくりました。
ネットをかけて、その裾を木材ですきまなくふさぎました


おかげで被害ゼロです。
被害ゼロははじめてのことです。
「ちょっとくらい葉っぱをかじりにきてもいいのになー」と余裕です
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