第3列車 室蘭本線 普通 岩見沢行 乗車距離 75.8㎞
苫 小 牧 06:12発
沼 ノ 端(ぬまのはた) 06:20着 06:20発
遠 浅(とあさ) 06:28着 06:29発
早 来(はやきた) 06:34着 06:35発
安 平(あびら) 06:40着 06:41発
追 分(おいわけ) 06:48着 06:49発
三 川(みかわ) 06:56着 06:57発
古 山(ふるさん) 07:01着 07:02発
由 仁(ゆに) 07:06着 07:07発
栗 山(くりやま) 07:13着 07:14発
栗 丘(くりおか) 07:20着 07:20発
栗 沢(くりさわ) 07:25着 07:26発
志 文(しぶん) 07:33着 07:34発
岩 見 沢(いわみざわ) 07:41着

苫小牧駅を出ても日本一の直線区間が続き、日高本線の線路も加わって3本の線路がまっすぐに走ります。

(苫小牧・沼ノ端間)
直線区間は沼ノ端駅を過ぎても千歳線の下り線と室蘭本線の上下線が2㎞ほど進み、千歳線が思い切り良く左へカーブを切っていくと、アイヌ語で沼の奥という意味の「ト・アサム」が語源の遠浅駅につきました。

(沼ノ端で千歳線が分岐)
次は、早来駅です。早来は中央競馬で三冠を達成したディープインパクトの生産牧場もあるなど、種馬生産などもさかんです。アイヌ語で夏に超える沢道という意味の「サク・ルペシペ」の上半分に当て字をした「早来(さっくる)」が「はやきた」と読み替えられたことに由来する説や、麻・カヤのある沼と言う意味の「ハイキト」に由来するとの説もありますが、室蘭本線が予想より早く開通したので、「はやきた」と読み替えられた、という説もあります。
次は、アイヌ語の片方だけに崖のある川という意味の「アラ・ピラ・ペッ」に由来するという安平駅。安平駅を過ぎるとやがて左後方から石勝線の線路が近づいてきて、オーバークロスし、追分駅に到着します。

(安平・追分間)

(追分で石勝線が合流)
明治25年に鉄道が通るまでここは植苗村安平と呼ばれていたそうですが、鉄道が開通した際、室蘭本線と夕張線(現石勝線)の分岐点であることから「追分」の名がついたと言われていますが、たまたま同じなのかアイヌ語でも十字路を「オイ・ワケ」と言うそうです。追分はかつて岩見沢方面からの石炭と夕張からの石炭が合流したところで、鉄道の町として発展してきたところで、その面影は線路が取り払われた広い構内に見ることができました。

(追分駅構内)
広い構内を眺めつつ出発すると、まもなく石勝線は右に分かれていきました。

愛知県の人が多く入植したことから三河をもじってつけたとされる三川駅を過ぎると、ずっと続いてきた複線の線路もいよいよここで途切れ、1本の線路となって北へ向かいます。
沼ノ端以北は、複線で有りながら非電化という全国的にも珍しい線路でしたが、これは石炭産業が華やかだったころの名残で、三川以北ももとは複線でしたが、列車本数の減少によって片方が撤去されたのだといいます。
丘の傍らを意味する「フル・サム」の古山駅、温泉のある場所を意味する「ユウンニ」の由仁駅を過ぎると、栗山、栗丘、栗沢と紛らわしい駅名が続くが、山→丘→沢と、なんとなく順番に並んでいるようにも思えますが、栗沢駅はは開業当時は清真布駅といい、アイヌ語の萱のあるところを意味する「キ・オマ・プ」に由来したそうですが、戦後、アイヌ語の「ヤム・オ・ナイ」(栗の多い川)を和訳したことに由来すると言われています。

(いかにも北海道らしい栗沢・岩見沢間の車窓)
志文駅を過ぎ、大きく回りこんで函館本線と合流し、右に岩見沢操車場跡の広大な土地を見つつ、終点・岩見沢駅に到着します。

岩見沢駅からは、札幌からの普通電車滝川行に乗り換え滝川を目指します。
第4列車 函館本線 普通 滝川行 乗車距離 42.9㎞
岩 見 沢 07:54発
峰 延(みねのぶ) 08:00着 08:01発
光 珠 内(こうしゅない) 08:05着 08:05発
美 唄(びばい) 08:09着 08:10発
茶 志 内(ちゃしない) 08:14着 08:14発
奈 井 江(ないえ) 08:19着 08:20発
豊 沼(とよぬま) 08:24着 08:24発
砂 川(すながわ) 08:28着 08:28発
滝 川(たきかわ) 08:35着

(岩見沢からはあと数年で姿を消す711系電車)
岩見沢駅から滝川駅までの車窓については昨年の「最北端 稚内への普通列車の旅」で述べているので割愛します。
滝川駅は昭和37年建築の典型的な鉄筋コンクリートの駅舎ですが、待合室には歴史を感じさせる暖簾の立ち食いそばやがありました。


つづく
苫 小 牧 06:12発
沼 ノ 端(ぬまのはた) 06:20着 06:20発
遠 浅(とあさ) 06:28着 06:29発
早 来(はやきた) 06:34着 06:35発
安 平(あびら) 06:40着 06:41発
追 分(おいわけ) 06:48着 06:49発
三 川(みかわ) 06:56着 06:57発
古 山(ふるさん) 07:01着 07:02発
由 仁(ゆに) 07:06着 07:07発
栗 山(くりやま) 07:13着 07:14発
栗 丘(くりおか) 07:20着 07:20発
栗 沢(くりさわ) 07:25着 07:26発
志 文(しぶん) 07:33着 07:34発
岩 見 沢(いわみざわ) 07:41着

苫小牧駅を出ても日本一の直線区間が続き、日高本線の線路も加わって3本の線路がまっすぐに走ります。

(苫小牧・沼ノ端間)
直線区間は沼ノ端駅を過ぎても千歳線の下り線と室蘭本線の上下線が2㎞ほど進み、千歳線が思い切り良く左へカーブを切っていくと、アイヌ語で沼の奥という意味の「ト・アサム」が語源の遠浅駅につきました。

(沼ノ端で千歳線が分岐)
次は、早来駅です。早来は中央競馬で三冠を達成したディープインパクトの生産牧場もあるなど、種馬生産などもさかんです。アイヌ語で夏に超える沢道という意味の「サク・ルペシペ」の上半分に当て字をした「早来(さっくる)」が「はやきた」と読み替えられたことに由来する説や、麻・カヤのある沼と言う意味の「ハイキト」に由来するとの説もありますが、室蘭本線が予想より早く開通したので、「はやきた」と読み替えられた、という説もあります。
次は、アイヌ語の片方だけに崖のある川という意味の「アラ・ピラ・ペッ」に由来するという安平駅。安平駅を過ぎるとやがて左後方から石勝線の線路が近づいてきて、オーバークロスし、追分駅に到着します。

(安平・追分間)

(追分で石勝線が合流)
明治25年に鉄道が通るまでここは植苗村安平と呼ばれていたそうですが、鉄道が開通した際、室蘭本線と夕張線(現石勝線)の分岐点であることから「追分」の名がついたと言われていますが、たまたま同じなのかアイヌ語でも十字路を「オイ・ワケ」と言うそうです。追分はかつて岩見沢方面からの石炭と夕張からの石炭が合流したところで、鉄道の町として発展してきたところで、その面影は線路が取り払われた広い構内に見ることができました。

(追分駅構内)
広い構内を眺めつつ出発すると、まもなく石勝線は右に分かれていきました。

愛知県の人が多く入植したことから三河をもじってつけたとされる三川駅を過ぎると、ずっと続いてきた複線の線路もいよいよここで途切れ、1本の線路となって北へ向かいます。
沼ノ端以北は、複線で有りながら非電化という全国的にも珍しい線路でしたが、これは石炭産業が華やかだったころの名残で、三川以北ももとは複線でしたが、列車本数の減少によって片方が撤去されたのだといいます。
丘の傍らを意味する「フル・サム」の古山駅、温泉のある場所を意味する「ユウンニ」の由仁駅を過ぎると、栗山、栗丘、栗沢と紛らわしい駅名が続くが、山→丘→沢と、なんとなく順番に並んでいるようにも思えますが、栗沢駅はは開業当時は清真布駅といい、アイヌ語の萱のあるところを意味する「キ・オマ・プ」に由来したそうですが、戦後、アイヌ語の「ヤム・オ・ナイ」(栗の多い川)を和訳したことに由来すると言われています。

(いかにも北海道らしい栗沢・岩見沢間の車窓)
志文駅を過ぎ、大きく回りこんで函館本線と合流し、右に岩見沢操車場跡の広大な土地を見つつ、終点・岩見沢駅に到着します。

岩見沢駅からは、札幌からの普通電車滝川行に乗り換え滝川を目指します。
第4列車 函館本線 普通 滝川行 乗車距離 42.9㎞
岩 見 沢 07:54発
峰 延(みねのぶ) 08:00着 08:01発
光 珠 内(こうしゅない) 08:05着 08:05発
美 唄(びばい) 08:09着 08:10発
茶 志 内(ちゃしない) 08:14着 08:14発
奈 井 江(ないえ) 08:19着 08:20発
豊 沼(とよぬま) 08:24着 08:24発
砂 川(すながわ) 08:28着 08:28発
滝 川(たきかわ) 08:35着

(岩見沢からはあと数年で姿を消す711系電車)
岩見沢駅から滝川駅までの車窓については昨年の「最北端 稚内への普通列車の旅」で述べているので割愛します。
滝川駅は昭和37年建築の典型的な鉄筋コンクリートの駅舎ですが、待合室には歴史を感じさせる暖簾の立ち食いそばやがありました。


つづく