平成23年は、前年に続いて北海道への旅。メインは、「日本最長距離普通列車」「厚岸の牡蠣」「釧路湿原」。
北海道へ行くなら、「北海道&東日本パス」と「急行はまなす」が大変便利。今年も「急行はまなす」で北海道に渡ります。
最初の列車は、青い森鉄道 普通 青森行 乗車距離 44.6㎞
野 辺 地(のへじ) 20:55発
狩 場 沢(かりばさわ) 21:00着 21:00発
清 水 川(しみずがわ) 21:04着 21:05発
小 湊(こみなと) 21:09着 21:10発
西 平 内(にしひらない) 21:13着 21:13発
浅虫温泉(あさむしおんせん)21:19着 21:19発
野 内(のない) 21:23着 21:24発
矢 田 前(やだまえ) 21:26着 21:27発
小 柳(こやなぎ) 21:29着 21:30発
東 青 森(ひがしあおもり) 21:32着 21:33発
青 森(あおもり) 21:41着
第2列車 津軽線 津軽海峡線 江差線 函館本線 室蘭本線 急行はまなす 札幌行
乗車距離 34.5㎞(津軽線) 96.6㎞(津軽海峡線) 41.6㎞(江差線) 115.7㎞(函館本線) 135.2㎞(室蘭本線)
青 森 22:42発
油 川(あぶらかわ) レ
津軽宮田(つがるみやた) レ
奥 内(おくない) レ
左 堰(ひだりぜき) レ
後 潟(うしろがた) レ
中 沢(なかさわ) レ
蓬 田(よもぎた) レ
郷 沢(ごうさわ) レ
瀬 辺 地(せへじ) レ
蟹 田(かにた) レ
中 小 国(なかおぐに) レ
津軽今別(つがるいまべつ) レ
竜飛海底(たっぴかいてい) レ
吉岡海底(よしおかかいてい) レ
知 内(しりうち) レ
木 古 内(ここない) レ
札 苅(さつかり) レ
泉 沢(いずみさわ) レ
釜 谷(かまや) レ
渡島当別(おしまとうべつ) レ
茂 辺 地(もへじ) レ
上 磯(かみいそ) レ
清 川 口(きよかわぐち) レ
久 根 別(くねべつ) レ
東久根別(ひがしくねべつ) レ
七 重 浜(ななえはま) レ
五 稜 郭(ごりょうかく) レ
函 館(はこだて) 01:00着 01:23発
五 稜 郭 レ
桔 梗(ききょう) レ
大 中 山(おおなかやま) レ
七 飯(ななえ) レ
大 沼(おおぬま) レ
大沼公園(おおぬまこうえん) レ
赤 井 川(あかいがわ) レ
駒 ヶ 岳(こまがたけ) レ
東 山(ひがしやま) レ
姫 川(ひめかわ) レ
森 (もり) レ
桂 川(かつらがわ) レ
石 谷(いしや) レ
本 石 倉(ほんいしくら) レ
石 倉(いしくら) レ
落 部(おとしべ) レ
野 田 生(のだおい) レ
山 越(やまこし) レ
八 雲(やくも) レ
鷲 ノ 巣(わしのす) レ
山 崎(やまざき) レ
黒 岩(くろいわ) レ
北 豊 津(きたとよつ) レ
国 縫(くんぬい) レ
中 ノ 沢(なかのさわ) レ
長 万 部(おしゃまんべ) 03:07着 03:08発
静 狩(しずかり) レ
小 幌(こぼろ) レ
礼 文(れぶん) レ
大 岸(おおきし) レ
豊 浦(とようら) レ
洞 爺(とうや) レ
有 珠(うす) レ
長 和(ながわ) レ
伊達紋別(だてもんべつ) レ
北 舟 岡(きたふなおか) レ
稀 府(まれっぷ) レ
黄 金(こがね) レ
崎 守(さきもり) レ
本 輪 西(もとえあにし) レ
東 室 蘭(ひがしむろらん) 04:15着 04:17発
鷲 別(わしべつ) レ
幌 別(ほろべつ) レ
富 浦(とみうら) レ
登 別(のぼりべつ) レ
虎 杖 浜(こじょうはま) レ
竹 浦(たけうら) レ
北 吉 原(きたよしはら) レ
萩 野(はぎの) レ
白 老(しらおい) レ
社 台(しゃだい) レ
錦 岡(にしきおか) レ
糸 井(いとい) レ
青 葉(あおば) レ
苫 小 牧(とまこまい) 05:01着
この「急行はまなす」は、青森駅と札幌駅を結ぶ急行列車で、客車を使用した急行列車は今ではこの「はまなす」だけです。
しかも、懐かしい国鉄色のブルートレインです。その他にも車両の編成がB寝台車+グリーン車の座席をリニューアルした指定席の「ドリームカー」+「カーペットカー」+自由席車となっていています。但し、車両はかなり古く北海道新幹線新函館で開業後にも存在するのか不安があります。
さて、「急行はまなす」で最も人気なのは、「カーペットカー」。一人一人仕切られて空間と毛布、枕、ハンガーがあり座席指定料金で利用できるのです。中でもロフトのような上段は、個室感覚で利用できるので指定券を取るのがかなり難しいようです。今回も家内の女性専用席だけ取ることができました。
ちなみに、カーペットカーは下段が17席、上段が8席です。個室感覚が味わえる上段にこしたことはありませんが、下段でも1番、5番、10番、15番は、上段に上がる階段の脇で、片側に人がいないのと、階段下が収納スペースになっているのと、コンセントがついているのが便利です。両側に人がいる2番、3番、6~8番、11番~13番、16番はできれば避けたいところです。
指定席の「ドリームカー」はグリーン車の座席をリニューアルし、145度まで倒れるリクライニングシートで、個別の読書灯もついていています。また、車両には共用のミニラウンジがあります。
但し、青森駅発の列車は函館駅・札幌駅間は向きが変わるので、座席が後ろ向きになるという難点もあります。
自由席は簡易リクライニングですが、人が少なければ向きを変えてボックス席にすることもできます。
さて、青森駅を22時50分に発車した「急行はまなす」もほぼ定刻通り運転され、空が白み始めてきたので間もなく東室蘭駅というところでミニラウンジに移りました。
東室蘭駅に停車したところで、年配の女性が来て「東室蘭で降りたいのですが、まだでしょうか?」「ここが東室蘭ですよ。」「この列車はどこから降りるんですか?」「前から降りれますよ。」と、会話が終わったところで「ガタン」。発車したのでした。
列車の乗ることがほとんどないと言うことで、どうしたよいか聞かれたので、次の停車駅の苫小牧駅で下車して、引き返すしかありませんと教え、車掌室まで一緒に行き事情を説明したところ、苫小牧駅で降りて東室蘭駅まで戻れるように乗車券に添え書きしてくれました。この後、一緒に苫小牧駅で下車し、無事東室蘭行に乗車するのを確かめて別れました。
岩見沢方面に向かうには札幌を経由するルートが一般的なのに、なぜ苫小牧駅で下車したかというと、室蘭本線を通ることにしたためです。
室蘭本線とは、長万部駅と岩見沢駅の両端で函館本線と接続して、長万部駅・苫小牧駅間は海沿いを、苫小牧駅・岩見沢駅間は内陸部を走るルートです。全線を通して運転している列車がないため苫小牧駅での乗り換えになります。また、途中の白老駅・沼ノ端駅間28.736㎞は、日本最長の直線区間です。
苫小牧駅は橋上駅で、ここから室蘭本線、千歳線、日高本線が分かれます。
つづく