市議会文教社会常任委員会で「町田が、子どもを産み育てやすい環境となることを求める請願」が審査されました。
請願は、学童保育クラブ育成料について子ども・子育て会議の分科会で値上げ案が示されたことを受けて、市内の学童保育クラブに通わせる保護者の方々や学童保育を考える会のみなさんが「学童保育クラブ育成料の受益者負担の割合を『20%以内』(平均1,000円の増額)に抑えていただきたい」と求めるものです。(町田市子ども・子育て会議「町田市保育料及び育成料のあり方検討報告書 」)
日本共産党市議団は、最初から値上げを容認する請願の紹介議員となることはできないと判断し請願への署名は行いませんでしたが、今回の学童保育クラブ育成料の問題については以前から市議会でも議論を重ねてきました。
次の資料をご覧ください。これは、子ども・子育て会議が行った意識調査の結果です。
この資料を見ると一目瞭然ですが、意識調査の資料だけを見て判断した「学童保育を利用していない」方と実際に「学童保育を利用している」方との間には歴然とした差があります。これが実感であり、実態です。
今回、子ども・子育て会議が示した「報告書」のような値上げの規模となれば、町田市は多摩26市の中で最も高い金額となります。
請願者への質疑の中では「値上げされないにこしたことはないと考えている。同時に、働く保護者でもある、学童保育指導員が継続的に働きやすく、保育の質が確保されることを考えれば値上げは致し方ないとも思う。しかし、今回の値上げ額が大きく驚いているところ」という趣旨の答えもありました。
文教社会常任委員会で、請願は「継続審査にすべき」とされました。一方で、3月議会には学童保育クラブ育成料の料金改定を含む条例提案がされる予定となっています。
3月に市長から提案される条例を待っているのではなく、市議会として積極的に関わることが必要であると思います。
(追記)日本共産党市議団は、この委員会での質疑の内容を通じて明らかになったことをもとに、請願の紹介議員となることを決定し、私が署名をいたしました。
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