日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

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聞いていた人たちが、同じものを共有できる──藤田りょうこ都議の一般質問が、本当に素晴らしかった

2019-12-13 | 東京都政・都議会のこと

 藤田りょうこ都議の一般質問。(質問全文はコチラ

 ツイッターでも書きましたが、本当に素晴らしい、情景が浮かぶ質問でした。

 現場に足を運び、切実な声を徹底的に組み上げた質問。同時に、実際にそこで何を感じ、どう受け止めたのか、それをどう表現するのか。一つひとつの言葉の選び方にはいつも学ばされます。

 現場を見たことない人でも、藤田都議の質問を通じてみんなが原体験ができるような感じがします。

 しかも質問では本当に重要な前進がありました。

 一つは、台風被害の修理に際して、すでに工事を行ってしまった方に対しても遡って対応すると、都に明言させたことです。これは、質問を準備して、都側に通告した段階で「日経」が報じました。

 質問に対して、

 一部損壊の住宅への支援についてでございますが、今回の都の制度について、区市町村からは、既に工事が完了し、その代金を支払い済みの場合も支援の対象とするよう要望が出ております。
 そのため、国の応急修理制度を準用しつつ、区市町村の意向も踏まえ、国の制度の対象も含め、支払い済みのものも対象といたします

 と、答弁しました。

 二つは、精神疾患についての質問です。

 藤田都議自身、いっしょに暮らした統合失調症の叔母さんのことを語り、本人も周りも早期から学ぶことの重要性について指摘。

 「本人も周囲の人も、精神疾患への正しい理解があれば、前兆となる症状が出たときも発病時も事実を受け入れやすく、早期の発見や治療につながります。 知事は、精神疾患への取り組み、特に偏見をなくしていくことの重要性をどう認識していますか」と質問したのに対して、知事は次のように答弁しました。

 精神疾患につきましては、いまだ理解不足、そして偏見があって、治療が必要な方が受診をためらったり、地域生活が円滑に進まないことがございます。
 患者やその家族が地域で安心して生活を送れるようにするためには、医療提供体制の確保、精神疾患についての正しい理解の促進に取り組むことが重要であると考えております。

 知事がこうした認識を示したことは重要です。

 この他にも、質問に対して前向きの答弁が次々とある質問でした。

 私は大田区の有権者ではありませんが、藤田都議を都議会に送り出して良かったと心底思える質問だったと思います。同時に、共産党都議団のメンバーとして藤田さんが都議会にいて良かったと思いました。

 (冒頭の写真は藤田りょうこ都議のTwitterより。一般質問の写真ではありません)

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