共産党都議団で、旧こどもの城(「都民の城」仮称)の視察に行きました。
9月に東京都が国有地を取得する以前から、視察に行きたいと調整を重ねてきましたが、12月24日に視察を行うことができました。
■想像していた以上にきれい
シンプルな感想ですが、思っていた以上にきれいです。2015年2月に閉館して以来、特別な手入れは行われてこなかったわけですが、きれいです。
もちろん、配管や電気関係などの基本的なインフラの経年劣化や壁紙、床など補修が必要なところはあります。
▲子どもたちが壁面アートを楽しんでいたプレイングボード
■建設当初のレベルの高さを実感
国際児童年を記念して構想がもちあがり、1985年に建設されたのがこどもの城(国立総合児童センター)です。
こどもの城は、その場に来れば子どもたちが本物の遊びや演劇に触れることができる場でした。そのための仕組みが、あちらこちらにふんだんに仕掛けられていることがわかります。
同時にこの場が、全国の遊びのプログラムの開発を始め拠点としての役割を担っていたことを忘れてはなりません。
■青山劇場、青山円形劇場の存在感がすごい
こどもの城を閉館しないでほしいという運動のなかで、子どもの施設としてのクオリティとともに演劇人から残してほしいと声が上がったのが青山劇場と青山円形劇場です。
▲青山劇場
▲青山円形劇場
この2つの劇場は、基本計画「中間のまとめ」では多目的ホールにするとしています。
共産党都議団は、利用する立場にある演劇関係者の声を徹底的に聞いてほしいと求めてきました。
12月11日には、「青山劇場、青山円形劇場の機能存続を求める演劇人声明」が発表されました。
■こどもの樹の囲いを一刻も早く外してほしい
岡本太郎氏が製作した「こどもの樹」。
岡本太郎さんのホームページに紹介されている「子どもの樹」のページには、「子どもたちに表情豊かに語りかける樹」として次のような解説が書かれています。
子どもの造形活動に深い関心を寄せ、様々な活動をした岡本太郎が「こどもの城」のシンボルとして制作した作品です。作品から飛びだすいくつもの顔は、それぞれが表情豊かに語りかけてきます。「人間はその数だけ、それぞれ、その姿のまま、誇らしくなければならない。」と太郎がいうように、子どもたち一人一人が個性を発揮し、のびのびと自由に生きる姿を表現したのでしょう。
この「こどもの樹」は、残念なことに囲われています。設置者である内閣府に、宮本徹衆議院議員を通じて問い合わせたところ、東京都の責任で囲いを外すことは可能だという回答がありました。
シンボルである「こどもの樹」。一刻も早く囲いが取り除かれるよう東京都にも働きかけていきます。
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