綾瀬市議・上田博之のあやせタウンWebニュース【ブログ版】

神奈川県綾瀬市政の動きを縦軸にしつつ、
横軸は四方八方に広がります。
綾瀬市会議員 上田博之(日本共産党)です。

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◆藤沢市は市民の反対で「ごみ有料化条例案」提出を断念

2006年06月06日 | 家庭ごみ減量化にむけて

 家庭ごみの収集を有料化しようという動きがいくつかの自治体ででてきました。神奈川県内では大和市が先陣をきって7月から有料化を行おうとしています。 綾瀬市でも「市家庭ごみ減量推進会議」がまもなく招集され、議題にのぼりそうです。
 この有料化の目的は、ごみの減量ということらしいのですが、本当に効果があるのでしょうか。 他の自治体での経験を見ると、一時的には少なくなってもすぐに元に戻っているようです。 また、大きな成果があったと言っているところは、 それまでにごみの分別をほとんど行っていなくて、有料化といっしょに分別をはじめたことによる減量の成果のようです。綾瀬市のように長年ごみの分別を行ってきて、今も「カワセミ大作戦」でごみ50%削減をめざしている綾瀬市での効果はあまりないのではないでしょうか。
 そう思っていたので、藤沢市で市民の大反対が巻き起こって、「ごみ有料化条例案」が6月議会に提案されなくなったのはうれしいニュースでした。 このあたりの経過は、藤沢市の日本共産党市議団のHPをご参照ください。
 そもそもごみ問題の根本的な解決は、 「製造段階で廃棄物にかかるコストを製品の価格に含ませて、 生産者の責任でごみ処理を行う仕組みに変えていくこと」 だと多くの方が指摘しているとおりだと思います。一番肝心な生産者の責任をあいまいにしたままにして、 住民に一方的に廃棄物処理のコストを負担させる「有料化」では問題が解決しないのではないでしょうか。 これでは発生するごみに責任を負わない今の生産体制に拍車をかけることになってしまうように思えます。
  みなさんはどうお考えですか?  ご意見をお寄せください。


ごみ有料制の現状と政策争点―再論「ごみ、ちょっとまって有料化」

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コメント (2)
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