綾瀬市議・上田博之のあやせタウンWebニュース【ブログ版】

神奈川県綾瀬市政の動きを縦軸にしつつ、
横軸は四方八方に広がります。
綾瀬市会議員 上田博之(日本共産党)です。

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◆9月議会で日本共産党が2つの意見書案を各会派に提案【旧優生保護法被害者救済・ヘルプマーク普及】

2018年11月14日 | 綾瀬市議会あれこれ

 日本共産党綾瀬市議団は、綾瀬市議会として国などへの要望を「意見書」として提出しようと、毎議会ごとに意見書案を作成し、各会派に賛同をお願いしています。9月議会は、下記の2本を提案しました。


■旧優生保護法による不妊手術の
 被害者救済を求める意見書案

 昭和23年に施行された旧優生保護法は、知的障がいや精神疾患を理由に本人の同意がなくても不妊手術を認めていました。
 この旧法のもとで不妊手術を受けた障がい者らは約2万5000人。このうち、本人の同意なしに不妊手術を施されたのは1万6475人と報告されています。

 ●被害者救済を求める? 求めない?
 私たちは、人権上の問題として、速やかな実態調査と早急な救済措置を講じることを求める意見書案を各会派に提案しました。
 すると、保守会派と公明会派が、被害者の救済は求めずに、実態調査のみを求める別の意見書案を提出してきました。
 私たちは、この保守会派などの意見書案も反対するものではないので、どちらの意見書にも賛成をしましたが、保守・公明会派は、救済を求める意見書案には反対してしまいました。(共産党案に賛成は8名で残念ながら少数否決)
 被害者の悲しみや苦しみに寄り添える人間でありたいと、改めて思いました。



■ヘルプマークのさらなる普及推進
 を求める意見書案

 ヘルプマークは、義足などを使用している方、難病や内部障がい、精神障がい、知的障がい、または妊娠初期の方など、援助や配慮を必要としていることが外見では分からない人々が、周りに配慮を必要なことを知らせて、援助を得やすくなるよう作成されたピクトグラム(図記号)ですが、まだまだ知らない方が多いのが現状です。


 
▲東京都福祉保健局のHPより


 そこで、ヘルプマーク普及の取り組みに対する財政支援や、複数の自治体をまたいで事業を行っている公共交通機関での導入の連携が図れるよう国としての指針を示すことなどを求める意見書を提案しました。
 この案を各会派に諮ったところ、公明会派が提出者となることで賛同が得られることとなりました。
 結果、全議員の賛同を得て、意見書を国に提出することができました。

コメント
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