綾瀬市議・上田博之のあやせタウンWebニュース【ブログ版】

神奈川県綾瀬市政の動きを縦軸にしつつ、
横軸は四方八方に広がります。
綾瀬市会議員 上田博之(日本共産党)です。

◆真実を伝える勇気~ミャンマーと沖縄のニュースから

2007年09月30日 | 政治を考えるヒント
  ミャンマーで真実を伝えるため危険地帯で取材を続けた長井健司カメラマンが軍の銃弾によって殺されました。「誰も行かない所に誰かが行かなければならない」が長井さんの口癖だったそうです。長井さんが命懸けで伝えたかったものはなんだったのでしょうか。社会の不正や理不尽なありさま、権力の非道などとともに、それと闘い変革していく人間の勇気と智恵だったのではないかと思います。ご冥福をお祈りいたします。

  沖縄からは、旧日本軍が住民を強制的に自決においこんだ「集団自決」の歴史的事実を教科書から削除させた検定に抗議する沖縄県民集会が行われ、なんと11万人も集まったという民衆の健全なエネルギーを伝えるニュースがありました。以前、アメリカ兵による少女暴行事件に抗議する県民集会が8万5000人参加で行われ、そのときも「ウォー」」という驚きでしたが、今回はそれ以上。

  なぜ、民衆に銃口をむける治安部隊を撮影していた長井さんは殺されたのか? なぜ、教科書検定でこの事実を削除させたのか?  ここを考えることが一番大切ではないでしょうか。
  私は思います。いま、自衛隊が海外に派遣されるようになり、だんだんとアメリカ軍と共にいろいろな行動(=軍事活動)をできるようにしたいという動きが強まっています。そんなときに過去の日本軍が住民を守るのではなく、住民を虐殺し、集団自決を強要して村民同士の殺し合いまでさせていたということが、未来を引き継ぐ子どもたちに教えられては困ると考える人たちがいるのだなあと。そういう人たちが今の日本の権力を握っているのだなあと。
  ミャンマーでも銃口を市民にむけていることを報道されたくなかったのでしょう。しかし、真実を求める目は一つだけではなかったわけで、いまや軍が市民を守る組織ではなく、時の権力者の手足として無辜の民を殺すことが、全世界に報じられました。私は、暴力(=軍)では、世の中を良くできない、平和をもたらすことができないことをここからも学びました。

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