米海軍厚木基地で人体に有害なPFOSなどが流出し、蓼川に流れ出た問題で、私たちは基地に抗議してきました。
これまでは日米地位協定の壁で基地内への立入調査ができませんでしたが、今回初めて神奈川県や綾瀬市の職員が基地内に立入り現地を確認し、調整池の水を採取することができました。
この立入りは、記憶が正しければ沖縄でこれまで2回ありましたが、本土では初めてです。大きな変化を作ることができました。
基地の航空写真はgoogle mapより
詳細は発表されていませんが、楕円の中の格納庫あたりで流出事故があったと思われます。
矢印の先にあるのが、調整池です。
この調整池は、基地内の大量の雨水が蓼川に流れ込んで、下流で水害をもたらしていたので、日本共産党市議団が十数年前から調整池を作るように働きかけ実現したものです。今回の流出事故では、この調整池がなかったらもっと大量の有害な物質が蓼川に流入してしまっていたことでしょう。
ちなみに基地内の調整池はもう1箇所作られていますが、そちらは文化財が出土したため、現在発掘調査中で、工期が遅れています。