これまで一度もなかったことが行われようとしています。
在韓米軍(空軍)のF-16戦闘機が厚木基地に飛来し、在日米軍(海軍)との合同訓練を行うというのです。訓練期間は、12月10日から20日とされています。
私たち日本共産党綾瀬市議団は、本日(10日)、衆議院南関東比例ブロックのはたの君枝予定候補(元参議院議員)とともに、厚木基地司令官に対し、「米空軍F-16戦闘機の厚木基地飛来とFA-18戦闘攻撃機との合同訓練の中止を求める要望書」を手渡し、抗議をしてきました。
基地側の説明では、海軍と空軍の合同訓練はそれぞれの訓練が優先されるので、これまでなかなか実現しなくて、今回タイミングがうまくあったので実現した、とのことで、厚木基地を含む空域ではこれまで一度も行われたことのない訓練とのことです。
いま、韓国では在韓米軍の基地縮小が行われていて、訓練地を他に探している状況があるようです。今回、厚木基地が合同訓練の地に選ばれたのは、地元住民の反応を試してみて、あわよくば今後の訓練の拠点として使えないか、という思惑があるとみていいのではないかと思います。
合同訓練は、1日10往復が予定されていて、洋上や群馬県などの山間部で行われます。厚木基地での離発着は、想定、1日200回にのぼるかもしれません。
市民の抗議の声を大きくしていくことが必要です。
要請先 綾瀬市基地対策課 0467-70-5604
メールでの抗議・要請は
http://www.city.ayase.kanagawa.jp/others/kichi/kichi.html
▲12月10日、綾瀬市上空を飛ぶ厚木基地のFA-18戦闘攻撃機
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なんとしても中止させなければ!お互いにがんばりましょう
しかし、横須賀に空母が入港して以来、連日うるさいですね。
今日、基地対策特別委員会で、自衛隊の新ジェット機の性能試験を厚木基地で行うことを論議しているとき、公明党の議員が、「国を守るということが大切だ」と力説し、そのためには少々の爆音被害が増えることは我慢するべきだというような主旨の発言をしていました(正確な内容は議事録ができたとき確認してください)。「国防」という言葉も使っていました。「国防」とか「愛国心」という言葉がでてきたら、眉に唾をつけて聞かないと、戦前のように軍国主義の時代にひきずりこまれかねません。しかし、爆音に苦しんでいる市民の苦しみがわかっていないのでしょうね。
洋上や群馬県の山間部(たぶん今まで低空飛行訓練が行われていたあたりでしょうね)で行われているという情報は、直接抗議に行ったからこそわかった貴重な情報ではないでしょうか。敬意を表します。
なお、韓国では在韓米軍の整理縮小は行われていますが、移転によって大拡張される基地もあり、今までも米軍が使っていた韓国軍の演習場を大拡張したり、住民と国民の粘り強い運動で閉鎖された梅香里射爆場の代わりに群山沖のチク島に自動戦技評価システム(WISS)を設置して韓米共同使用を拡大するなど、一概に訓練、演習の場所が不足しているとはいえません。やはり、米韓同盟、米日同盟の連携強化がねらいなのではないでしょうか。
この問題はおっしゃるように大きく取り扱われませんでしたが、結構大きな問題ですよね。
kenzanさんは、こうした方面にお詳しいようですので、
これからも耳寄りな情報がありましたらお教えください。
よろしくお願いいたします。
あいかわらず、何も表立って情報はありません。他基地の部隊(しかも外国の)部隊が来るわけですから、何をやるのか、目的は何か、普通なら、おためごかしでも最低限の説明はしていたはずです。しかも艦載機の爆音で悪名高い厚木に。
空軍機ですから横田に置くのが普通なのに、厚木に置いているのは、毎日艦載機のパイロットと一緒にブリーフィングする必要があるからでしょう。たしかに米軍は軍種を超えた統合運用をすすめていますが、それならそうと言えばいい。
どこにもこれ以上の情報が出ていないというのは、本当に危ないことをしているとしか思えません。
http://www.af.mil/news/story.asp?storyID=123080384
海軍のF/A18との異機種間戦闘訓練を主に行ったなどと記しています。
同基地には、つい最近、アラスカの米軍基地のF16部隊と交換で、バージョンの新しい戦闘機が配備されたばかりです。
いずれにしろ、ろくな説明もなく、直前の通告だけで外国駐留の米軍機が日本で訓練できるなどとは、主権侵害、住民無視そのものではないでしょうか。