綾瀬市が、ペットボトルの「ボトル to ボトルリサイクル事業」をサントリーグループと協定締結することになりました。
この締結式が8月30日に行われ、来年4月から始動します。
事業の概要は、
●綾瀬市とサントリーグループ(サントリー食品インターナショナル株式会社、サントリーMONOZUKURIエキスパート株式会社)が、「ボトルto ボトルリサイクル事業」に関する協定を締結します。
(綾瀬市内にはサントリーの工場があります)
●従来、回収後のペットボトルが再度、ペットボトルに生まれ変わるものは、全体の1~2割程度で、大部分は粉砕後、トレイや繊維など他のプラスチック製品に再生され再利用された後、その多くは廃棄され、最終的に焼却処分されています。
●この事業では、綾瀬市から排出されるペットボトルを、新たなペットボトルとして再生します。つまり「水平リサイクル」になります。市民・行政・事業者が三位一体で「循環型社会」の実現に取り組む事業です。
事業の 目的は、
●綾瀬市から排出される使用済みペットボトル(年間約270トン)を、新たなペットボトル容器に再生します。再利用率100%を目指します。
●再生されたペットボトルをサントリープロダクツ神奈川綾瀬工場で使用することで、ペットボトルの「地産地消」や、リサイクルの「見える化」を実現します。
●プラスチック資源を継続してリサイクルすることにより、市民・行政・事業者が三位一体で「持続可能な循環型社会」の実現に取り組み、海洋プラスチック問題など地球環境の保全に貢献します。
このような事業は、これまでには、2021年2月3日締結で兵庫県高砂市、加古川市、加古郡稲美町、加古郡播磨町、5月12日締結で茨城県鹿嶋市、5月19日締結で東京都稲城市などで取り組まれているということです。