6月22日大和市保健福祉センターのホールで、映画「日本の青空」の上映会が行われました。1日3回の上映で、各回とも大勢の方が観られたようです。
大沢豊監督の挨拶もあり、久しぶりに再会いたしました。大沢監督の作品には、「ガキ大将行進曲」(1978)、「GAMA―月桃の花」(1996)、「アイ・ラブ・ユー」(1999)、「アイ・ラヴ・フレンズ」(2001)、「アイ・ラヴ・ピース」(2003)などがありますが、私と大沢監督との出会いは、まだ私が学習院大学で「映画センター」のサークル活動をしていた30年も前にさかのぼります。当時、都内の大学や高専などにいくつかの映画センターがあり、それらをまとめる「学生映画センター」の事務所が飯田橋にあったことから、よく「庄屋」などで飲みながら日本映画談議を楽しんでいました。そうしたなかで、当時公開された「ガキ大将行進曲」を肴に一度か二度、大沢監督を囲んだことがありました。この「ガキ大将行進曲」は親子映画運動の中で生まれた傑作です。いまでもまた観てみたいなぁ、と思わせる力をもっています。
さて、話がそれました。元にもどします。
この映画はドキュメントではありませんが、憲法作成の過程は歴史の資料に忠実にしたがって再現されているそうです。今の憲法は、安倍首相が言うように本当にアメリカに押しつけられたものなのかどうか、この映画を観て考えてみてほしいと思います。
以下、あらすじです。(写真は映画「日本の青空」HPより)。
沙也可(田丸麻紀)は「月刊アトラス」編集部の派遣社員。部数復活をかけた企画「特集・日本国憲法の原点を問う!」で、先輩達が白洲次郎(宍戸 開)、ベアテ・シロタ・ゴードン、など著名人の取材を検討する中、沙也可も企画を出すようチャンスを与えられる。そんな折、母(岩本多代)の助言により、沙也可は全く名も知らなかった在野の憲法学者・鈴木安蔵(高橋和也)の取材を進めることになる。安蔵の娘・子(水野久美)と潤子(左 時枝)への取材に成功した沙也可は二人の証言から、戦時下での在野の憲法学者としての安蔵の苦労と崇高さを知る。そして沙也可は_子から託された古びた安蔵本人の日記帳を手がかりに、安蔵を支えた聡明な妻・俊子(藤谷美紀)の存在や、日本国憲法誕生を巡るドラマの核心を明らかにしてゆく―。
戦後まもなくの日本では民主主義国家の形成に向けて知識人たちがいち早く行動を開始する。大日本帝国憲法にかわる、真に民主的な新憲法は民間人から生まれてしかるべきだという気運が彼らを取り巻いていた。安蔵はそんな時代の流れの中で高野岩三郎(加藤 剛)、森戸辰男(鹿島信哉)、室伏高信(真実一路)、岩淵辰雄(山下洵一郎)、杉森孝次郎(坂部文昭)らと民間の「憲法研究会」を結成する。メンバー唯一の憲法学者である安蔵を中心に、彼らは新しい時代に求められるべき憲法を探るため草案完成に向け論議を重ねて力を尽くす。
日本政府によって作成された憲法草案は大日本帝国憲法と基本的には代わり映えしないものでGHQ側にあっさりとはね返された。対して、「憲法研究会」が熟考を重ね、GHQに提出した草案は、真に民主的なものであると高く評価され、GHQ案に多大な影響を与えることに・・・・
大沢豊監督の挨拶もあり、久しぶりに再会いたしました。大沢監督の作品には、「ガキ大将行進曲」(1978)、「GAMA―月桃の花」(1996)、「アイ・ラブ・ユー」(1999)、「アイ・ラヴ・フレンズ」(2001)、「アイ・ラヴ・ピース」(2003)などがありますが、私と大沢監督との出会いは、まだ私が学習院大学で「映画センター」のサークル活動をしていた30年も前にさかのぼります。当時、都内の大学や高専などにいくつかの映画センターがあり、それらをまとめる「学生映画センター」の事務所が飯田橋にあったことから、よく「庄屋」などで飲みながら日本映画談議を楽しんでいました。そうしたなかで、当時公開された「ガキ大将行進曲」を肴に一度か二度、大沢監督を囲んだことがありました。この「ガキ大将行進曲」は親子映画運動の中で生まれた傑作です。いまでもまた観てみたいなぁ、と思わせる力をもっています。
さて、話がそれました。元にもどします。
この映画はドキュメントではありませんが、憲法作成の過程は歴史の資料に忠実にしたがって再現されているそうです。今の憲法は、安倍首相が言うように本当にアメリカに押しつけられたものなのかどうか、この映画を観て考えてみてほしいと思います。
以下、あらすじです。(写真は映画「日本の青空」HPより)。
沙也可(田丸麻紀)は「月刊アトラス」編集部の派遣社員。部数復活をかけた企画「特集・日本国憲法の原点を問う!」で、先輩達が白洲次郎(宍戸 開)、ベアテ・シロタ・ゴードン、など著名人の取材を検討する中、沙也可も企画を出すようチャンスを与えられる。そんな折、母(岩本多代)の助言により、沙也可は全く名も知らなかった在野の憲法学者・鈴木安蔵(高橋和也)の取材を進めることになる。安蔵の娘・子(水野久美)と潤子(左 時枝)への取材に成功した沙也可は二人の証言から、戦時下での在野の憲法学者としての安蔵の苦労と崇高さを知る。そして沙也可は_子から託された古びた安蔵本人の日記帳を手がかりに、安蔵を支えた聡明な妻・俊子(藤谷美紀)の存在や、日本国憲法誕生を巡るドラマの核心を明らかにしてゆく―。
戦後まもなくの日本では民主主義国家の形成に向けて知識人たちがいち早く行動を開始する。大日本帝国憲法にかわる、真に民主的な新憲法は民間人から生まれてしかるべきだという気運が彼らを取り巻いていた。安蔵はそんな時代の流れの中で高野岩三郎(加藤 剛)、森戸辰男(鹿島信哉)、室伏高信(真実一路)、岩淵辰雄(山下洵一郎)、杉森孝次郎(坂部文昭)らと民間の「憲法研究会」を結成する。メンバー唯一の憲法学者である安蔵を中心に、彼らは新しい時代に求められるべき憲法を探るため草案完成に向け論議を重ねて力を尽くす。
日本政府によって作成された憲法草案は大日本帝国憲法と基本的には代わり映えしないものでGHQ側にあっさりとはね返された。対して、「憲法研究会」が熟考を重ね、GHQに提出した草案は、真に民主的なものであると高く評価され、GHQ案に多大な影響を与えることに・・・・