”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

セロリについて考えた

2017-03-04 11:20:13 | 野菜

昨日、セロリシードについて勉強する機会があり、

セロリの原産地、つまり野生種のセロリの分布していた地域が

南ヨーロッパ、スウェーデンと教えていただきました。

 

南ヨーロッパと北欧のスウェーデンではずいぶん気候も違うと思うのですが、

どうして???と疑問がムクムクと湧いてきました。

  

帰宅してからさらに調べてみると、

野生種ははずいぶん広範囲に分布していることがわかりました。

ヨーロッパ中部から南部、アフリカ、南アメリカ、西アジア、西インド諸島。

そして、スウェーデンという説も・・・。

  

ますます、気候も地域も異なるところがぞろぞろ・・・。

  

さて、ここでセロリの野生種がどんな姿をしているのか見てみましょう。

今、現存しているセロリの中では、スープセロリが一番近いと言われています。

こちらです。

 

  【画像お借りしました】

   

ミツバを思わせるような姿をしています。

  

そう、このはかなげなセロリは、先ほど挙げた地域の中でも

冷涼な高原の湿地に生息していたのです。

地域だけ見ると、気温の差がずいぶんありそうに思えますが、

どの地域でも、冷涼な湿地を探して生き延びてきたのでしょうね。

 

静岡のセロリは、(いえ、静岡ではセルリーと表記しますが、)

今、旬を迎えています。

世界の様々な地域で、力強く生き延びてきた野生種が品種改良され、

今、静岡から全国に出荷されていることをうれしく思います。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする