昨日、セロリシードについて勉強する機会があり、
セロリの原産地、つまり野生種のセロリの分布していた地域が
南ヨーロッパ、スウェーデンと教えていただきました。
南ヨーロッパと北欧のスウェーデンではずいぶん気候も違うと思うのですが、
どうして???と疑問がムクムクと湧いてきました。
帰宅してからさらに調べてみると、
野生種ははずいぶん広範囲に分布していることがわかりました。
ヨーロッパ中部から南部、アフリカ、南アメリカ、西アジア、西インド諸島。
そして、スウェーデンという説も・・・。
ますます、気候も地域も異なるところがぞろぞろ・・・。
さて、ここでセロリの野生種がどんな姿をしているのか見てみましょう。
今、現存しているセロリの中では、スープセロリが一番近いと言われています。
こちらです。
【画像お借りしました】
ミツバを思わせるような姿をしています。
そう、このはかなげなセロリは、先ほど挙げた地域の中でも
冷涼な高原の湿地に生息していたのです。
地域だけ見ると、気温の差がずいぶんありそうに思えますが、
どの地域でも、冷涼な湿地を探して生き延びてきたのでしょうね。
静岡のセロリは、(いえ、静岡ではセルリーと表記しますが、)
今、旬を迎えています。
世界の様々な地域で、力強く生き延びてきた野生種が品種改良され、
今、静岡から全国に出荷されていることをうれしく思います。