先日、同年代の女性でビュッフェスタイルのランチをしていたら、
その中の1人が、こんなことを言いました。
「私は、三角食べができない。
一品ずつ片付けていく、ばっかり食べになってしまう。
どうして、三角食べの方がいいの?」
私は、特に三角食べを指導された経験はありませんが、
普段の食事も三角食べをしています。
ここで、改めて、三角食べとばっかり食べの説明をします。
7月の袋井市の学校給食の写真をお借りしました。
この給食を、最初におかず、次にご飯、次に汁もの、次に牛乳というように
一品ずつ順に片付けていくのが、ばっかり食べ。
おかず、ご飯、汁もの、牛乳を一口ずつ行ったり来たり、
交互に食べるのが三角食べです。
それでは、冒頭の女性の言葉にあった
「どうして三角食べの方がいいの?」ですが、
これまで、何となく「バランスが良いから。」などと思っていましたが、
じっくりその理由を調べたことがないので、
この機会に考えてみたいと思います。
●三角食べ
【長所】
・並行して食べ進むため、食べ残しても比較的栄養バランスがとれる。
・硬さが異なるものを混ぜて食べると、咀嚼回数が増え、
肥満防止につながる。
【短所】
・食材が混ざるのを嫌う子は食事が苦痛になる。
●ばっかり食べ
【長所】
・ひとつひとつの食材の味を楽しめる。
【短所】
・苦手なもの、後回しにした料理の食べ残しにつながる。
こうしてみると、どちらの食べ方にも長所、短所があります。
最初に、「私は普段の食事は三角食べ」と書きましたが、
もちろんフランス料理や懐石料理は、ばっかり食べ。
給食にも、ご飯と一緒に食べておいしい献立もあれば、
単品で食べた方が味わい深い料理もあります。
料理にあった食べ方で、子どもの成長に必要な栄養を摂れていれば、
どちらの食べ方が優れているとかは問題ではないのかもしれませんね。