気功の種類と言えば、大陸のものだけでも3600を超え、
日本などで独自に発展させたものを加えればその数は
更に多くなると何処かで読んだ事がありますが、
その中には隠れた政治的な理由ではなく、あくまで
危険性から中国政府に禁止された気功があります。
某書からです。
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「超能力は、脳の中の視床下部を特殊に発達させる
事によって生じる。
しかし、普通の人ではこれは不可能である。
なぜかというと、視床下部を特殊に発達させる事は、
死とすれすれの局面をもたらすからである。
そこで普通の人の場合、視床下部が発達出来ないように
強烈な抑制作用が働いている。
ところでこの抑制作用をストップさせる方法が、
気功にはいくつかある。
一つは、直接ある刺激を視床下部に与える方法である。
次に、中国では"無意動功(自発功、鶴翔功)"という
名で呼ばれているものである。
1980年代に入ると中国で爆発的な人気を博した。
とにかくこれは強烈なもので、やっている人が
ドタンバタン転げ回り、狂人同然になる。
しかも気功病や死者もかなり出ていて政府はこれを
禁止している。」
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現在は"自発功、鶴翔功"と称していても、内容的に
改変が加えられている事が多いようです。
本来の"鶴翔功"の身体の動きは、上半身を回させたり、
腕を伸ばして左右に傾けたりするラジオ体操を連想
させる動きや、膝を回す準備運動のような複雑でない
動きで、その医療効果の高さから人気を集め、一時は
中国国内で400万人以上の実践者を集め、公園など
でもこれを行う人々の姿が見られたそうです。
この気功は精神疾患の既往歴のある人には勧め
られず、また傷害を負うような動きが感じられたら
意志で制止する注意があったようですが、次第に
視床下部に当たる部分を故意にぶつけて怪我を負う
人や、「ドタンバタン転げ回って」廃人同然になったり
事故を起こして死亡する例が後を絶たなくなった
ようです。