宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「バフォメット/レオナール」

2009年03月10日 | Weblog
(画像はクリックされましたら拡大します。)

画像は悪魔の中でも特に有名な「バフォメット」の絵です。
ウィキペディアでは、このように説明されています。

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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%A1%E3%83%83%E3%83%88

バフォメット(Baphomet)は、有名なキリスト教の悪魔の一人で、
黒ミサを司る、山羊の頭を持った悪魔。

バフォメットの起源について判明していないが、1300年初頭にテンプル騎士団が
祀っていたバフォメットの記録が、異端審問の裁判記録に残されており、
これが最古のものとなっている。
語源はイスラム教の創始者預言者ムハンマド・イブン=アブドゥッラーフの
古フランスでの綴り(Mohammed)を転じた、あるいは誤記したものと
考えられているが、様々な異説もある。

ルシファー、ベルゼブブ、アスタロトに仕える上級六大悪魔の一人である
大将のサタナキアと同一視する意見もある。

十字軍で活躍したテンプル騎士団は、1307年にフィリップ4世の偶像崇拝の
糾弾を受けた際、このバフォメットの偶像を奉っていたとされている。
後に両性具有で黒山羊の頭をもつ姿で知られるようになり、魔女たちの
崇拝対象となった。
ただし必ずしもこの姿に限定されている訳ではない。

19世紀にフランスの魔術師エリファス・レヴィが描いた絵
「メンデスのバフォメット」が最も有名。

「サバトの牡山羊」レオナールと同一視・混同される事も多い。

悪魔 (タロット)(大アルカナの15番に描かれている悪魔はバフォメットで
あると言われる)

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ノーシスにおいては、「バフォメット」の奇異な姿の中に神秘が象徴的に
表されているとし、更に、腹部にあるカデゥケウスに非常によく似た、二対の
絡み合った蛇にも注目します。

以下、ノーシス通信講座の解説からです。

………

性器の所から2本の蛇が上昇し、マーキュリーの杖を形作っています。
そして腹部に魚のうろこがついていて、水銀を表しています。
胸は女性であり、でも男性であるという両性具有、つまり二元性の統合を
表しています。

眉間にはペンタグラムがあり、あたまからは2本の角と光の炎が出て
います。

両手はそれぞれ上下を指さし、しかもキリストの祝福の手をしています。
右手には溶かす、左手には固めると書いてあります。
そして二つの月が描かれています。

これは蛇と蓮の花の神秘、性と般若の神秘です。
我々は「溶かし、固めよ」という仕事をしなければなりません。

それは憎悪や虚栄を溶かし、愛を結晶させる事です。
エゴの乾燥水銀、砒素硫黄を溶かさなければなりません。

そして硫黄と水銀を固め、新たな光を結晶させなければなりません。
肉体の中で凍えている火を溶かし、魂の生きた黄金に結晶させなければ
なりません。
この光を手に入れるために、我々自身が光の天使になっていくために。

それは悪魔とエゴに勝利し、彼らを大いなる業のために使う事によってのみ、
可能となります。
これが性と般若の神秘、悪魔の神秘です。


………


この中で「乾燥水銀」「砒素硫黄」という特殊なものについて言及されて
いますが、ノーシスでは、錬金術における3つの象徴物質「水銀・硫黄・塩」が
人間の中に霊的に存在し、それを精製し純化し、結晶化していく事で
「高次的顕現体(太陽の体・黄金の霊体)」が結成出来るとされます。

そしてこれらの成分を完全に固定化し、「純金の体」を創造する為には、
人間の陰や欲望、欠点の元となる実質霊的成分である「乾燥水銀」
「砒素硫黄」の成分を除去しなければならないと教えられます。


「バフォメット」はまた、しばしば悪魔レオナールと同一視され、神秘学
研究家であった故佐藤有文氏は、バフォメットを「魔女集会の太守・レオナルド」
として紹介していました。

画像向かって右の紋章を身につけると、魔女を目指す女性に対し、
超能力と不死の魔力を与える、とも説明されていましたが、この紋章が
正確なレオナール紋章であるのか、その辺りに関してわたくしは
わかりません。



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