画像は、ペルシャ国境のジプシーの間で使われていた護符で、
輝く星と蛇を表し、霊性を高める助けとなるのもので、使い方は、
財布などに入れて、常に携行するという事でした。
有名な蜘蛛に関する言い伝えは、「朝に蜘蛛を見たら、手でつかむ真似を
すると金運が上がる」というものですが、ジプシーの間では、もし小蜘蛛が
殺されたり、傷つけられたりしなければ、あるいは最初に見つけた人の側から
離れなければ、幸運を告げるものとされ、また自分の目の前に蜘蛛が下りてきたら、
臨時収入があるかもしれないというジンクスがあるそうです。
また別の言い伝えでは、朝、巣を張った蜘蛛が糸を上っているのを見たら、
その日は良い事が起こる、蜘蛛が体を上ってくれば、手紙かお金、もしくはその
両方が手に入るとされています。
一方、ノーシスでは、蜘蛛は困難の象徴とされ、蜘蛛が夢に出てきたり、体を
かじられたりした場合は、そこに象徴に関わるどのような意味があるか、
よく瞑想しないさいと言われますし、いくつかの夢判断では、蜘蛛が夢に出て
きた場合、自由を失っている、束縛されていると解釈される事があります。
また日本では、悲しい境遇を生きた女郎の怨霊が宿ったのが女郎蜘蛛であるとする
話しがあったり、ギリシャ神話では、アラクーネという娘が姿を変えられたのが、
蜘蛛であると伝えられています。
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昔、アラクネーという美しい娘がいた。
アラクネーはまた、糸つむぎと織物の名人で、その腕において、彼女の右に出る者は
いなかった。
そればかりか、アラクネーが布を織る姿は、うっとりするほど美しく、その姿を一目
見たいばかりに、森の妖精たちが、わざわざ森を抜け出して来るほどだった。
「私の織る布は世界一よ。あの女神アテネにだって負けないわ。」
あまりにも皆から誉められるので、いい気になったアラクネーは、ついこんな事まで
口にするようになってしまう。
そして、この言葉を耳にした知恵の女神アテネは、アラクネーの傲慢を戒めてやろうと、
地上に降りて、機織の勝負を挑んだのである。
ところがアラクネーは怯えるどころか、鼻で女神を笑い、あろう事か、オリンポスの神々が
不貞をしているという、これ以上ない侮辱的な場面を布に織ってしまったのだ。
アテネは激怒した。
そして、その布をずたずたと引き裂くと、トリカブトの毒汁をアラクネーにかけて、
彼女を蜘蛛の姿に変えてしまったのである。
「お前はその姿で、永遠に糸をつむぐのだ。」
アテネはこう命令すると、蜘蛛となったアラクネーを野に放った。
それ以来蜘蛛は、ひたすら糸を紡ぐ事になったのだという。
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「【日本侵略】なぜ?人権擁護法案が日本解体につながるのか?」
http://www.youtube.com/watch?v=EsZz6S_uPuk
マスコミは殆ど報道していませんが、このような「国籍不問者による思想警察を日本全国に
配置する」法案がある事は、もっと知られるべきであると思います。