宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「11のプラクティス」

2010年03月05日 | Weblog





ノーシスのエクササイズの一つに、「11のプラクティス」があります。

このエクササイズの目的は、心身の健康と調和を計る事にあり、感受性の開発、
背骨の柔軟さを保つ、天地のエネルギーを受ける、肉体を繊細な状態に保つなどの
効果もありますが、同時に、性エネルギー昇華のエクササイズにもなっています。

以下、そのやり方です。

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【11のプラクティス】

このプラクティスの大きな特徴は、一つ一つの動きを意識的に行う事によって、
肉体ばかりではなく、意識をも活動させることである。
そうする事によって、感性を鋭敏にし、肉体を繊細な状態に導く事ができる。

同時に、地球の持つ地磁気エネルギーと、天空の電気エネルギーを吸収して、
自分自身を充電することができるのだ。
子供から老人まで、誰にでも短時間で無理なく出来、いつ行っても良いものである。


さて、このプラクティスには、全体を通して行う動作がある
それに、上体の動作を次々に組み合わせていくのである。
まず、全体を通して行う動作を説明しよう。


体がリラックスしている方が効果が高いので、始める前に、膝の屈伸運動を
二、三回行うこと。

◆全体を通して行う動作◆

①白い紙に、直径約1・5センチの黒点を書き、立った時の目の高さに貼る。
(壁などに集中できる点があれば、それを代用してもよい)


②そこから、1・5~2メートル離れ、黒点に視線を集中する。


③足を少し横に開き、爪先立ちと、かかと立ちを交互に連続して行い、振り子のように
前後にバランスを取る。





④黒点と自分の眉間を線で結ぶように想像し、爪先立ちで立った時、黒点に引き寄せられる
ような気持ちで行うと、バランスが崩れなくてよい。


※黒点を長く見続ける事で、集中力を養う。
そうする事によって想像力を増し、それが超視覚開発の第一歩となる。

※目を閉じていても、黒点をありありと想像でき、その方が集中しやすければ、
それでもよい。

※足の裏でバランスを取る動作は、全身の、特に脳細胞の血液循環を促進する。


※一つ一つの動作は、決してロボットのような、機械的・惰性的な動きにならないように
気をつける。
意識を目覚めさせ、「バランスを取っている」ことを、全身の細胞一つ一つが感じるように、
行う事が重要である。


次に、状態の動作の説明に入ろう。
8種類の動作を行うが、①から⑥までは、常に腕を胸より上に保ち、下げないように注意する。
動作(A)は、それぞれの、動作①から⑤の後に行うものである。


◆動作①◆



深くゆっくりと息を吸う。
図のように、両手を胸の前で向かい合わせる。
この時、指の間は軽く開く。
両手の指先は、決して触れないようにする。
腕に力を入れて、指先に近づけ、次に出来るだけ大きく離す。
この動作を繰り返しながら、黒点に意識を集中し、足でバランスを取り、息を吐きながら、
声を出して11まで数える。





◆動作(A)◆



深くゆっくり息を吸う。
両腕が肩の位置より下がらないようにして水平に伸ばし、手のひらを上に向ける。
この形のまま、足でバランスを取り、11まで数える。

※このポジションによって、天空からの電気エネルギーと、地球からの地磁気エネルギーが
我々の中で交差する。
そのエネルギーを全て吸収するために、二つのエネルギーが、体中に浸透していくことを
強くイメージする。

※この動作(A)を、それぞれの動作①から⑤までの間に行う。



◆動作②◆



深くゆっくり息を吸う。
図のように、左右の親指以外の四本の指を、手のひらはつけずに、胸の前に合わせる。
指が互いに反るように強く押し、次に指先だけはつけたまま離す。
これを交互に繰り返す。
この動作をしながら、足でバランスを取り、11まで数える。

※指を合わせる時に、親指だけは離す。
親指をつけると、外部からのエネルギーを受取れなくなるためである。

◆動作(A)◆を行う。



◆動作③◆



深くゆっくり息を吸う。
両手を胸の前で、図のように合わせる。
指の腹で、互いの手のひらを強く押して指を反らせ、手首の筋を伸ばす。
次に、手の合わせ方を逆にして、同様に行う。
これを交互に繰り返す。

この動作をしながら、足でバランスを取り、11まで数える。


◆動作(A)◆を行う。


◆動作④◆



深くゆっくり息を吸う。
胸の前で両手を組み、親指は離し、指の側面強く、何回もこすり合わせる。
この時、口を横に開いて、歯の間から強く息を出して、「SSS(スー)」と発音しながら、
メンタリーに(心の中で)、11まで数える。
足でバランスを取る。

※指の側面は鋭敏な部分なので、そこを刺激することによって、感受性を開発できる。

◆動作(A)◆を行う。



◆動作⑤◆



深くゆっくり息を吸う。
手を組み、手の甲の部分で、頭のてっぺんを強く圧迫する。
背骨に圧力を感じる程に強く押す。
この動作をいながら、足でバランスを取り、声を出して11まで数える。

※背骨を上から押すことにより、柔軟になるので、背骨の硬直化を防ぐのに役立つ。

◆動作(A)◆を行う。



◆動作⑥◆



深くゆっくり息を吸う。
手を組み、手のひらを首筋にあて、肘を前に強く出す
これに抵抗するように、首を後ろに引く。
この動作をしながら、足でバランスを取り、11まで数える。



◆動作⑦◆



深くゆっくり息を吸う。
前屈姿勢を取る。
目を閉じて、両手と頭を下げて、力を入れずにブラブラとリラックスさせる。
ここでも足のバランスを取り、11まで数える。

※このポジションは、我々の肉体の振動数を変えていくので、指先がくすぐったく感じる人も
いるだろう。
ちょうど、幽体離脱の前段階で、振動数が変わるのと同じ状態になる。


以上で、プラクティスは終了である。
恐らく、肉体が大変繊細で、感受性が鋭敏になっている事だろう。

そのまま目を閉じて座り、瞑想に入ろう。
目を開けると、バイブレーションが元に戻ってしまうので、目を閉じていた方が良い。

瞑想に入ったら、白く輝くような光で、全身が満たされる事をイメージする。
そして、病気の箇所があれば、そこを治療するつもりで、エネルギーを集中させる。


また、この後に、性エネルギー昇華、超常感覚機能開発、幽体離脱などのプラクティスを
行うのも、大変効果的である。

なお、11まで数えるのは、秘教的な意味があるので、正確に行うことが大切である。


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