欧米の修道院のいくつかでは、その修道院で出される食事の
オリジナルなレシピがあったり、伝統的な教会では、何らかの
聖人に関連付けた料理のレシピがあります。
【修道士を虜にする、シスターのレシピの極意とは?】
http://www.youtube.com/watch?v=7zfUI5_oois&feature=related
こちらのシスターの料理レシピは、アメリカでは本になったりして紹介されては
いませんが、当地では非常に有名なようです。
彼女のレシピが絶賛されていますが、彼女はレシピをいつも「夢で教わる」と
語っており、興味深く思います。
「聖ヨセフのパン」
なぜ聖ヨセフに関連付けて名付けられかたと言うと、3月19日はキリスト教暦の
聖ヨセフ祭に当たり、聖ヨセフは、困っている人、貧しい人を守護する聖人であるので、
シシリアの教会の婦人たちが、この大きなパンを作って、キリストの12使徒になぞらえた
12人の貧しい男の子を、このパンを置いたテーブルに招くという伝統があるそうです。
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【聖ヨセフのパンのレシピ】
・ドライイースト テーブルスプーン2杯分
・食塩 テーブルスプーン1と2分の一杯
・ショートニング 125g
・ぬるま湯 500ml
・小麦粉 500g
・卵 6個
・白ゴマ テーブルスプーン2杯分
(10人~12人前)
①ぬるま湯の中に、イーストと塩と、溶かしたショートニングを入れる。
ボールの中に小麦粉を入れ、中心をくぼませる。
②小麦粉の上に卵を割りいれ、白ゴマを入れる。
その上から①を加える。
③滑らかになるまで、しっかり混ぜ合わせる。
もし必要になれば、ここで更にぬるま湯か小麦粉を足してもよい。
④ボールにラップなどをして、温かい場所に置いて休ませておく。
⑤ガス抜きをして、中心がへこむようにして、丸く整形する。
⑥更に30分ほど休ませ、オーブンに入れ、表面がキツネ色になるまで焼けたら
出来上がり。
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ショートニングには、アメリカで現在問題視されている、トランス脂肪酸が多く含まれて
いる事から、昨日はショートニングの代わりにオリーブオイルを使用し、水をかなり減らして、
またこのレシピの半分の分量で作りました。