この儀式は、前回紹介させて頂いた、鏡リュウジ氏がアレンジされたものの
元になったもので、またこの方を簡略化し、別の形にアレンジされたものが、朝松健氏に
よって、80年代に、「魔女になるための訓練」として紹介され、「この訓練は
出来るだけ暇を見つけて続けるとよい、訓練を積めば積むほど、優秀な魔女に
なれるからである」という説明がありました。
以下、抄訳して、紹介させて頂きます。
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・祭壇は北側を向くようにし、自分も北面する。
・女性は儀式の間、ネックレスをかける。
・用意する油は、純粋なオリーブ油でも良い。
・行う際は、伝統に従って、衣類の全てを脱がなければならない。
・部屋の中の明かりは、キャンドルの明かりのみとする。
・この儀式は、サバトのいずれかの日か、満月の日、あるいは「満ちてゆく月」の
期間に行われなければならない。
・通常の道具の他に、神々と乾杯する為のワインを用意する。
◆「魔法円」を形成する。(こちらは以前に紹介させて頂いた方法で良いと思います。)
◆祭壇に向かって北面して立ち、両手を上げて「十一重の言葉」を唱える。
◆【十一重の言葉】
「今宵、この時、力の言葉を叫び渡らせ、
アブラハダブラ!
燃ゆる昼、或は闇夜によりて、我は光を求めんとす。
アブラハダブラ!
この聖殿の門より、冒涜の一切のものは、今より遠ざかるべし。
アブラハダブラ!
このみ名の徳により、11たび折り重ね、正しき者なる我は述べんとす。
アブラハダブラ!
険しき小路を、危うきを犯して、遠き先へと進まん。
アブラハダブラ!
物見のチーフのみ声によりて、恐れの中の恐れを流させたまえ。
アブラハダブラ!
闇夜のうちに、まばゆき光を見せたまえ。
アブラハダブラ!
いにしえに去りし旧き者らよ、さらなる祝福を告げたまえ。
アブラハダブラ!
天地の子なる我は、ここ二界のはざまにあり。
アブラハダブラ!
より深く、我はあえて難事に挑みて、くしき径への一段を踏み出さん。
アブラハダブラ!
はるかなる高みより、光と命と愛の力によりて、我を助けたまえ。
アブラハダブラ!」
◆ここで聖油の入った瓶を取り、三度香の煙の中をくぐらせてから、聖油を指に取り、
眉間と、心臓の上と、陰部に軽く塗る。
額に塗る時は、「精神よ、自由になれ」
心臓の上に塗る時は、「心よ、自由になれ」
陰部の上に塗る時は、「肉体よ、自由になれ」と唱える。
◆そして、オイルを少量指に取り、X型になるように、
眉間→右胸→眉間→左胸に塗る。
◆祭壇の前でひざまずき、次の呪文を繰り返す。
「夜の闇のとばりと、この儀式の刻により、
いと旧き神々を、我は呼び求めたり。
我の生の目覚めより過ぎ去りし時を思い、
かの日々の迷い、更に我を惑わせることなし。
我はわが命、我が自由、わが光が、永久(とわ)なるものより流れいでし一切の命の
一部をなすもの、この全におけし小にして、星と石と生いしげりし木より分れしものなるを
述べんとす。
我の欲するところをなさんとす、我がうちにありし力よ、目覚めよ。
我がうちにありし、愛の消えざる炎よ、燃え上がれ。
ペイガンの魂をおのがものとして受け入れよ。
ああこの宇宙の炎であった、命の力よ。」
◆頭を垂れ、少しの間、沈黙する。
◆そうして、床に足を組んで座して、閉目し、沈黙を保ったままで瞑想する。
この間は、望むならば体を何かで覆っていてもよい。
例えば、限りなき高みと、限りなき深み、あるいは、限りなき東と、限りなき西、
限りなき北と、限りなき南など。
頭の中を空にするのではなく、イメージを明確に浮かび上がらせる。
もしもあなたの望みが正直で、他の状況が資するものであれば、あなたは
自らを触れさせた事を感じる。
ほんのわずかな瞬間であっても、意識の中でより高みにある事を、マインドの目で
何らかの形でビジョンを見る。
そうすれば、儀式をそこで終了させる。
◆ここで立ち上がり、もし必要であれば、香を追加する。
香炉を手に持ち、魔法円を時計回りに回り、東西南北の各方角の所で、香炉を
持ち上げる動作をする。
◆祭壇に戻り、呪文を唱える。
「我は類なきものにして、いかなるものをして、まさに我がごとくにあらざれど、
なお我は一切の自然の一つなり。
我ならんとして正しく、己が精髄は神性にして、美なり。
またより善き我ならんとして正しく、外なるおもては、内なる本性により真ならんとす。
愛するパンと、この場に来たりし他のすべての神々よ、内なる魂に美を賜いて、
うちとの生を、かくならしめたまえ。」
◆ここで手を叩いたり、足を踏み鳴らすなどして踊りながら魔法円を周り、
魔女のルーンを繰り返す。
「オー・イオ・パン。
オー・イー・アー。
エー・アー・アラディーナ。
エー・オー・エーヴォ・エイ・ケルノーヌス。
エー・オー・エー・ヴォー・エイ・ディアーナ。」
◆息切れするようになったら、そこで踊りを止め、祭壇の前に倒れ伏して、休む。
◆呼吸が普通に戻ったら、再び起き上がり、祭壇のワインを取って、神々に乾杯して飲む事に
よって、儀式を終える。
「いにしえのものよ、出会いと別れと再びまみえんことを祝わん。」
◆望むならば、この後、数分間瞑想し、キャンドルの灯りや香、服をまとわぬ事の感覚を
楽しんでもよい。
◆ベルを鳴らし、魔法円を閉じ、キャンドルを消して終了となる。
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「反党は犯罪よりも重い」というボクちゃんの思い
http://www.youtube.com/watch?v=0sNRBarOZsY
この言葉に、民主党の独裁体制がよく表れているように思います。