宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「ルーン・ヨガⅡ」

2010年07月03日 | Weblog





D.J.クーパーは、ゲルマン民族がインド・イラン地方からやって来たアーリア民族で
あったとし、ゲルマン神話と、ゾロアスター教の神話との共通性や一致点を
挙げていました。
日本神話とも共通する部分があり、個人的に興味深く感じます。

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例えば、ゲルマン神話の、「世界の神々の黄昏(世界の終末)」は、夏を挟まない
三回の冬の後に訪れ、その後に世界は宇宙の大火によって、焼き尽くされる。
それに対してゾロアスター教の神話では、善の神と悪の神の戦いは、夏のない
年が三年続き、善の神が勝利すると、過去・現在に生きた全ての人間が、
溶けた鉄の川を渡らされ、善なるものは浄化され、悪なるものは滅ぼされると
信じられていたのである。
この類似は、偶然ではない。

ゲルマン神話とゾロアスター教に共通するのは、宇宙の創造には二つの相反する
力が作用していたと考えられている点だ。
また、カラスが聖なる動物とされたり、両性具有の巨人の体が世界を作る原材料に
なったり、あるいは世界の最後の日まで、善と悪の戦いがあると信じられていた点なども
共通している。

その他にも、この二つの神話には、興味深い一致点が数多くある。

ゲルマン神話では、世界の終末は、神々が滅びる所で終わるが、イランの神話では
それは世界を再創造するための浄化の儀式であった。
こう考えれば、神が滅びるという意味が明らかになるであろう。

ルーンはこのように、神話に秘められた教えを、記号で表現したものである。
一度、神話をぜひ読んでみて頂きたい。
ルーンの解釈に関する、新しい洞察が得られることであろう。

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ルーン・ヨガからの続きです。

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【ルーン・カ】




最初に「ルーン・イス」の姿勢(直立)を取り、それから深く呼吸をしながら、
両腕を画像のように斜め45度の角度に上げて、「ルーン・カ」の姿勢を取る。
もしくは右か左の、どちらかの片腕だけでもよい。
手のひらの先は、太陽か月を指すようにする。

フォーミュラは「カ ケ キ コ ク」であり、このフォーミュラを唱えながら、
太陽か月の秘力が指先から取り入れられ、太陽神経叢に至り、
そこから脚を通って大地に至るのを視覚化する。

このプラクティスは東に向って行う。
このエクササイズは、ルーン実践者のあらゆる努力における能力の全般、
特にルーンの秘力における、日々のワークの能力の全般を高める。

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