宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「ノーシス(アストラル・トリップ、その他)」

2010年07月19日 | Weblog





ノーシスでは、天国と地獄はそれぞれ九階層あり、天国は上層ほど高次となるのに
対し、地獄は下層に行くほど低く、圧力や苦痛が増すとされ、これまで第六層まで
抄掲させて頂きましたが、今回は最下層の七段目から九段目までを抄掲させて
頂きます。

ノーシスでは、自ら命を断つ行為を、「自然の秩序に反する、大変破壊的な事」
であるとして、七段目に入る事があるとしていますが、この辺りは狂信的に
ならないようにしてお読み頂きたく思います。

ミゲルさんの本からです。

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さて、次は七段目である。

現代人は、この段階に落ちる人が、さぞ多いだろう。
七段目に落ちる人は、自然に反する罪を犯した人々である。
これは、少し考えるだけで、幾らでも挙げる事ができる。

例えば、食品公害がそれだ。
農薬や添加物、その他本来は食べるものではないものを、食品として開発した人々、
あるいは普通の状態なら、とっくに腐っているものが、腐らないでいるようにした人々、
それら偽りの食品を発明した科学者や、それを売って儲けた人々である。

また、肉体を材料として生体実験をした医者達もそうだし、人工受精もこの中に入る。
逆に中絶した人もそうである。
更に、自分自分を殺した人、他人を殺した人、女性や配偶者に対し、無理矢理性行為を
強要した人も七段目に落ちる。
ちょっと新聞を広げてみるだけで、七段目に落ちる人を容易に見つけることができるだろう。


八段目にいるのは、人を騙して搾取した宗教者や、お金をとって占いを行っていた人、
あるいは、霊が憑いていると嘘を言ってお金を儲けた霊媒たちである。


なぜなら、正直な仕事をしてお金を得、物質的な生活を維持するのは正しい事であるが、
精神的機能、あるいは超常感覚機能をお金儲けのために使ってはいけないのである。
それらの特殊な能力は、霊的進化のため、また人々に献身し、役に立つために、
「与えられたもの」であるからだ。
自分の欲の為に使うと、ここに落ちるのである。


精神的なもの、あるいは宗教などは、人間の魂に関するものだから、
特に気をつけなければならないわけだ。

ブラック・タントラを実践した人や、偽りの予言者も、同じ理由でここにいる。
また、売春もこの段階である。


さて、次はいよいよ最後の段階、九段目である。
この段階に至ると、もう地獄の底の底、あまりの息苦しさと圧力にがんじ絡めになり、
少しの身動きさえ出来ない状態だ。


ここに落ちるのは、裏切り者である。
そしてまた、魂をお金で売る行為をしてしまった人である。
悪魔と契約を結んで、大いにお金を儲け、権力を持ち、人生を退廃的な悦びにゆだねた人は、
九段目に落ちる。

地上で楽しんだ分を、ここで苦しまねばならない。
たかが百年にも満たない現世の人生を楽しんだ代償として、何千年にも渡って苦しむのである。


これが地獄である。だが、これは罰ではない。
自分の心理状態にピッタリ合った所に行くだけだ。
と言っても、自分で自分の心理がどういった段階にあるかを、正確に捉えている人は少ないだろう。
多かれ少なかれ、自分は美しい心を持っていると思っているのが、人間というものだ。


だが地獄では、自分自身の真の姿に直面させられるのである。
生きている間は避けてきた現実に、否応なしに対峙させられる。

けれどもその前に、生きている間に、勇気を奮い起こして、私達は般若のような自分の姿と
対決しようではないか。

自分の欲求不満や抱えている問題を、言い訳しないで見つめてみようではないか。
そして、自分の現実である醜い姿を、何とかして美しくしするよう、努力していこう。
その道は困難な道であるが、得られる喜びは、どんなものより素晴らしいのである。

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下の画像は、90年代に、ノーシスのあるインストラクターの方から、「ノーシスのある人が、
聖フランシスコのいたアッシジの町に行った時に、インスピレーションを受けて書いた詩」
であるとしてわたくしに送られたものです。




以下、ノーシスのエクササイズです。

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【エクササイズ】

足をぐらつかせずに直立し、両腕をそれぞれ真横に伸ばして、(体全体で)十字形、
あるいは天秤皿のようにし、腎臓で我々のエネルギーを均等にするという意図を持って、
腰から7回、右側に傾け、そして7回左側に傾ける。

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【肉体を伴うアストラル・トリップをして病者に癒しを与える】

横たわり、寝入りながら(半覚醒の状態に入りながら)、次のマントラを唱える。

「フィリポよ、小さきみ国に至らん。
フィリポよ、小さきみ国に至らん。
フィリポよ、小さきみ国に至らん。」

すると、その者は部屋を離れ、病気で苦しむ者の所に癒しを与えるために、
肉身伴ったまま行く事が出来るだろう。
このような、夢遊病的奉仕は、夢遊病に手直しを加えたものである。
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