宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「経本その二」

2010年07月21日 | Weblog




併せて購入しました。
「仏説父母恩重難報経」です。

この経文は、両親から受ける恩の、特に十種を説き、
その恩に報いるための仏法が説かれています。





【懐胎守護(かいたいしゅご)の恩】

始めて子を体内に受けてから十ヶ月の間、苦悩の休む時がないために、
他の何もほしがる心も生まれず、ただ一心に安産ができることを思うのみである。

【臨生受苦(りんしょうじゅく)の恩】

出産時には、陣痛による苦しみは耐え難いものである。
父も心配から身や心がおののき恐れ、祖父母や親族の人々も皆心を痛めて
母と子の身を案ずるのである。

【生子忘憂(しょうしぼうゆう)の恩】

出産後は、父母の喜びは限りない。
それまでの苦しみを忘れ、母は、子が声をあげて泣き出したときに、
自分もはじめて生まれてきたような喜びに染まるのである。


【乳哺養育(にゅうほよういく)の恩】

花のような顔色だった母親が、子供に乳をやり、育てる中で数年間で憔悴しきって
しまう。


【廻乾就湿(かいかんじつしつ)の恩】

水のような霜の夜も、氷のような雪の暁にも、乾いた所に子を寝かせ、湿った所に自ら
寝る。


【洗灌不浄(せんかんふじょう)の恩】

子がふところや衣服に尿するも、自らの手にて洗いすすぎ、臭穢をいとわない。


【嚥苦吐甘(えんくとかん)の恩】

親は不味いものを食べ、美味しいものは子に食べさせる。


【為造悪業(いぞうあくごう)の恩】

子供のためには、止むを得ず、悪業をし、悪しきところに落ちるのも甘んじる。


【遠行憶念(おんぎょうおくねん)の恩】
子供が遠くへ行ったら、帰ってくるまで四六時中心配する。


【究竟憐愍(くつきょうれんみん)の恩】

自分が生きている間は、この苦しみを一身に引き受けようとし、死後も、子を護りたいと
願う。


これほどの大恩を受けても、結婚して妻子が出来ると、子は両親を疎んじるようになり、
両親が老いて何かを頼んでも、怒って「老いぼれていつまでも生きているよりは、
早く死んだほうがよいだろう」などと言い、

両親が、「ああ、お前は誰に養われただろう。
私がいなかったら誰に育てられただろう。
それなのに今となってはこのような目にあわねばならない。
お前を生んだけれど、いっそお前など無かったほうがよかった。」

と言うような事があれば、その子は神仏の力にすがってもかなわず、その言葉と共に
地獄、餓鬼、畜生の三苦界に堕ちるとあります。

また親に良いものを与え、病になったら必死に看病するだけでは未だ足らず、
正法を悟らせる事で、やっと父母の恩に報いる事が出来るとします。


この教えを聞いたアーナンダが、涙を流してこの教えの名前を問うと、
釈尊は、『父母恩重経』となづけ、一度でも読誦すれば、乳哺の恩に報じたことになると
言い、また、もし、一心にこの経を念じつづけ、他の人にもこの経を念じさせれば、
まさに、この人はよく父母の恩に報じたことになり、一生の間につくった十悪の罪、
五逆の罪、無間地獄に堕ちる重罪も全て消滅して、無上道(最高のさとりの境地)を
得ることができると言う。

この時、梵天、帝釈天、諸天、人民、ここに集まった全ての者が、この説法を聞いて、
ことごとく菩提心をおこし、五体を地に投じて、涙を雨の如く流して、喜んだ、という
言葉で締めくくられています。


全文はこちらに掲載されています。
http://www.riksys.com/nyumon/az/bumo_zen.html
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「経本その一」

2010年07月21日 | Weblog




これまで御岳信仰について、教派神道の一種で、三柱の大神を奉斎主神とし、
山岳信仰の色彩の強い宗教であるという事は知っていましたが、具体的に
どのような信仰なのか、ネットで見てもあまりつかめなったので、初めて御岳に関する
経本を購入してみました。





「廃仏毀釈」に伴い、仏教的な面を薄めて、教派神道として独立したという歴史が
あるようですが、内容を見てみると、80%密教、残りの20%が神道というような
印象さえあり、修験道とも関わってくるのですが、かなり密教色が濃いと思われました。


80年代のオカルトブームの中では、密教呪術や勤行、祈願を十代の人に向けて
判り易く書いた本が幾つもあり、わたくしも色々とそうした本を見てきましたが、
そうした昔の本の中で見かけたものが、この経本の中には幾つも見受けられました。


また、~権現、~明神、~天狗、~羅天、荒神という日本の地に根ざした沢山の神仏に
祈りを捧げるのも特徴的で、また~眷属というものもあり、滝行を行うような人が
しばしば眷属と言及するのは、こうした事に関連するのかもしれないと感じました。
他にも、富士浅間の真言、神変大菩薩の真言など、少し見慣れないものもありました。
個人的に、自分とは少し合っていないような、この宗教の独特の雰囲気というものを
感じます。


以下、こちらの本から、幾つか抄掲させて頂きます。

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【一切成就の祓】

「極めて汚きも溜まりなければ、穢きとは有らじ
内外(うちと)の玉垣、清く清しと申す。」


…………………………………

【懺悔文】

「我昔所造諸悪業 (がしゃくしょぞうしょあくごう)

皆由無始貪貪瞋癡 (かいゆむしとんじんち)

従身語意之所生 (じゅうしんごいししょしょう)

一切我今皆懺悔 (いっさいがこんかいさんげ)」


…………………………………


【毎朝日天子 拝見の大事】

(日天子真言)

「おんあぢちややそわか」

(摩理支天真言)

「おんまりしやそわか」

毎朝早く起きて、手を洗い、口をすすぎ、東方日出に向って修するべし。

先ず三礼し、

(合掌文を唱える)

「南無帰命頂礼 (なむきみょうちょうらい)
大日天子 (だいにってんし)
天照坐日大御神 (あまてらしますひのおおみかみ)
為度衆生故普照四天下 (いどしゅしょうこふしょうてしんか)


(外縛印)



「七難即滅 (しちなんそくめつ) あびらうんけん」 (3回)


(内縛印)



「七福則生(しちふくそくしょう) ばざらだとばん」 (3回)

(金剛合掌)
「おん あちちややまりしえそわか) (3回)

(九字)

九字のそれぞれの印を結んだ後、「早九字」を切る。

(合掌)

「護持某甲哀愍納受 (ごじむこうあいびんのうじゅ)」

(三礼)

…………………………………

【三十六童子】

不動明王の眷属とされる三十六童子は色々な地で祀られ、一般的に、この童子の名を
読誦する事によって伝えられる功徳から、名前を読誦すると願いが叶えられるという
言い伝えが広まったようです。


(南無三十六童子)

矜迦羅童子 (こんがらどうじ)

制咤迦童子 (せいたかどうじ)

不動恵童子 (ふどうゑどうじ)

光網勝童子 (こうもうしょうどうじ)

無垢光童子 (むっこうどうじ)

計子儞童子 (けいしにどうじ)

智慧幢童子 (ちゑどうどうじ)

質多羅童子 (しったらどうじ)

召請光童子 (てうせいこうどうじ)

不思議童子 (ふしぎどうじ)

囉多羅童子 (らたらそうじ)

波羅波羅童子 (はらはらどうじ)

伊醯羅童子 (いけいらどうじ)

師子光童子 (ししこうどうじ)

師子慧童子 (ししえどうじ)

阿婆羅底童子 (あばらちどうじ)

持堅婆童子 (ぢけんばどうじ)

利車毘童子 (りしゃびどうじ)

法挾護童子 (ほうけふごどうじ)

因陀羅童子 (いんだらどうじ)

大光明童子 (だいこうみょうどうじ)

小光明童子 (しょうこうみょうどうじ)

佛守護童子 (ぶっしゅごどうじ)

法守護童子 (ほうしゅごどうじ)

僧守護童子 (そうしゅごどうじ)

金剛護童子 (こんごうごどうじ)

虚空護童子 (こくうごどうじ)

虚空藏童子 (こくうぞうどうじ)

寶藏護童子 (ほうぞうごどうじ)

吉祥妙童子 (きっちょうみょうどうじ)

戒光慧童子 (かいこうゑどうじ)

妙空藏童子 (みょうくうぞうどうじ)

普香王童子 (ふこうしゅどうじ)

善儞師童子 (ぜんにしどうじ)

波利迦童子 (はりかどうじ)

烏婆計童子 (うばけいどうじ)


聖無動(しょうむどう)の眷属 三十六童子。

各々(おのおの)千萬童(せんまんどう)領す。

本誓悲願(ほんせいひがん)の故に。

千万億の悪鬼 行人 鐃亂(にょうらん)せん時。

此(こ)の童子の名を誦(じゅ)せば 皆(みな)悉(ことごと)く退散し去る。

若し苦厄(くやく)の難怨詛病患(なんおんそびょうけん)有らん者は。

當(まさ)に童子の號(みな)を呼べし。

須臾(しゅゆ)にして吉祥を得ん。

恭敬(くぎょう) 禮拜(らいはい)する者の左右を離れず。

影の形に随(したが)うが如くに護り。

長壽の益(やく)を獲得せしむ。

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「なぜ選択制でもダメなのか:夫婦別姓」
http://www.youtube.com/watch?v=YN2wcPAFMOc&feature=related

「夫婦別姓論にまつわる4つの嘘」
http://www.youtube.com/watch?v=50oemSsKGls

推進派は、強制ではなく自由であるから問題がないと主張しますが、
日本人にメリットがなく、日本文化を根本的に変える問題があります。


「オレたちひょうきん族 - ひょうきんクーラー 」
http://www.youtube.com/watch?v=RXSpBQkrSX4

見ているだけで、涼しい気分になります。
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