祭壇の前で「詩篇103」「詩篇51」「詩篇105」を読誦して祈る事で
不運を断ち切る事が得られるとされます。
(詩篇103)
「わが魂よ、主をほめよ。わがうちなるすべてのものよ、その聖なるみ名をほめよ。
わが魂よ、主をほめよ。そのすべての恵みを心にとめよ。
主は あなたのすべての不義をゆるし、あなたのすべての病をいやし、
あなたのいのちを墓からあがないいだし、いつくしみと、あわれみとをあなたにこうむらせ、
あなたの生きながらえる限り、良き物をもってあなたを飽き足らせられる。
こうしてあなたは若返って、わしのように新たになる。
主は すべて しえたげられる者のために正義と公正とを行われる。
主は おのれの道をモーセに知らせ、おのれのしわざをイスラエルの人々に知らせられた。
主はあわれみに富み、恵み深くく、怒(いか)ること遅く、いつくしみ豊かでいらせられる。
主は常に責めることをせず、また、とこしえに怒りをいだかれない。
主は 我らの罪にしたがって 我らをあしらわず、我らの不義にしたがって報いられない。
天が地よりも高いように、主が おのれを恐れる者に賜わるいつくしみは大きい、
東が西から遠いように、主は 我らのとがを 我らから遠ざけられる。
父が その子供をあわれむように、主はおのれを恐れる者をあわれまれる。
主は我らの造られたさまを知り、我らのちりであることを覚えていられるからである。
人は、そのよわいは草のごとく、その栄えは野の花にひとしい。
風がその上を過ぎると、うせて跡なく、その場所にきいても、もはやそれを知らない。
しかし主のいつくしみは、とこしえからとこしえまで、主を恐れる者の上にあり、その義は子らの子に及び、
その契約を守り、その命令を心にとめて行う者にまで及ぶ。
主はその玉座を天に堅くすえられ、そのまつりごとはすべての物を統べ治める。
主の使たちよ、そのみ言葉の声を聞いて、これを行う勇士たちよ、主をほめまつれ。
そのすべての万軍よ、そのみこころを行うしもべたちよ、主をほめよ。
主が造られたすべての物よ、そのまつりごとの下にあるすべての所で、主をほめよ。
わが魂よ、主をほめよ。」
(詩篇51)
「神よ、あなたのいつくしみによって、私をあわれみ、あなたの豊かなあわれみによって、
私のもろもろのとがをぬぐい去ってください。
私の不義をことごとく洗い去り、私の罪から 私を清めてください。
私は自分のとがを知っています。私の罪はいつも 私の前にあります。
私はあなたに向かい、ただあなたに罪を犯し、あなたの前に悪い事を行いました。
それゆえ、あなたが宣告をお与えになるときは正しく、あなたが人をさばかれるときは誤りがありません。
見よ、わたしは不義のなかに生れました。私の母は罪のうちに 私をみごもりました。
見よ、あなたは真実を心のうちに求められます。
それゆえ、私の隠れた心に知恵を教えてください。
ヒソプをもって、私を清めてください、私は清くなるでしょう。
私を洗ってください、私は雪よりも白くなるでしょう。
私に喜びと楽しみとを満たし、あなたが砕いた骨を喜ばせてください。
み顔を 私の罪から隠し、わたしの不義をことごとくぬぐい去ってください。
神よ、私のために清い心をつくり、私のうちに新しい、正しい霊を与えてください。
私をみ前から捨てないでください。あなたの聖なる霊を 私から取らないでください。
あなたの救いの喜びを私に返し、自由の霊をもって、私をささえてください。
そうすれば私は、とがを犯した者にあなたの道を教え、罪びとはあなたに帰ってくるでしょう。
神よ、わが救の神よ、血を流した罪から私を助け出してください。
私の舌は声高らかにあなたの義を歌うでしょう。
主よ、私のくちびるを開いてください。私の口はあなたの誉(ほまれ)をあらわすでしょう。
あなたは いけにえを好まれません。
たとい私が燔祭(はんさい)を捧げてもあなたは喜ばれないでしょう。
神の受けられる いけにえは砕けた魂です。
神よ、あなたは砕けた悔いた心をかろしめられません。
あなたの みこころにしたがって シオンに恵みを施し、エルサレムの城壁を築きなおしてください。
その時 あなたは義のいけにえと燔祭(はんさい)と、全(まったき)き燔祭(はんさい)とを喜ばれるでしょう。
その時 あなたの祭壇に 雄牛が捧げられるでしょう。」
(詩篇105)
「主に感謝し、そのみ名を呼び、その みわざを もろもろの民の中に知らせよ。
主に向かって歌え、主をほめうたえ、そのすべてのくすしきみわざを語れ。
その聖なる み名を誇れ。主を尋ね求める者の心を喜ばせよ。
主と そのみ力とを求めよ、つねにそのみ顔を尋ねよ。
そのしもべアブラハムの子孫よ、その選ばれた者であるヤコブの子らよ、主のなされたくすしきみわざと、
その奇跡と、そのみ口の さばきとを心にとめよ。
彼は我らの神、主でいらせられる。そのさばきは全地にある。
主はとこしえに、その契約をみこころにとめられる。これはよろず代に命じられたみ言葉であって、
アブラハムと結ばれた契約、イサクに誓われた約束である。
主はこれを堅く立てて、ヤコブのために定めとし、イスラエルのために、とこしえの契約として
言われた、「私はあなたにカナンの地を与えて、あなたがたの受ける嗣業(しぎょう)の分け前とする」と。
この時 彼らの数は少なくて、数えるに足らず、その所で旅びととなり、
この国からかの国へ行き、この国から他の民へ行った。
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主は人の彼らをしえたげるのをゆるさず、彼らのために王たちを懲らしめて、
言われた、
「わが油そそがれた者たちにさわってはならない、わが預言者たちに害を加えてはならない」と。
主はききんを地に招き、人の杖(つえ)とするパンをことごとく砕かれた。
また彼らの前に ひとりをつかわされた。すなわち売られて奴隷となったヨセフである。
彼の足は足かせをもって痛められ、彼の首は鉄の首輪にはめられ、
彼の言葉の成る時まで、主のみ言葉が彼を試みた。
王は 人をつかわして彼を解き放ち、民のつかさは彼に自由を与えた。
王は その家のつかさとして その所有を ことごとくつかさどらせ、
その心のままに 君たちを教えさせ、長老たちに知恵を授けさせた。
その時イスラエルはエジプトにきたり、ヤコブはハムの地に寄留した。
主はその民を大いに増し加え、これをそのあだよりも強くされた。
主は人々の心をかえて、その民を憎ませ、そのしもべたちを悪賢く扱わせられた。
主はそのしもべモーセと、そのお選びになったアロンとをつかわされた。
彼らは ハムの地で主のしるしと、奇跡とを彼らのうちにおこなった。
主は暗やみをつかわして地を暗くされた。しかし彼らはそのみ言葉に従わなかった。
主は彼らの水を血に変らせて、その魚を殺された。
彼らの国には、蛙(かえう)が群がり、王の寝間にまではいった。
主が言われると、蠅(はえ)の群れがきたり、ぶよが国じゅうにあった。
主は雨にかえて、雹(ひょう)を彼らに与え、きらめく稲妻を彼らの国に放たれた。
主は彼らのぶどうの木と、いちじくの木とを撃ち、彼らの国のもろもろの木を折り砕かれた。
主が言われると、いなごがきたり、無数の若いいなごが来て、
彼らの国のすべての青物を食いつくし、その地の実を食いつくした。
主は彼らの国のすべての初子(ういご)を撃ち、彼らのすべての力の初めを撃たれた。
そして金銀を携えてイスラエルを出て行かせられた。その部族のうちに、ひとりの倒れる者もなかった。
38 エジプトは彼らの去るのを喜んだ。彼らに対する恐れが彼らに臨んだからである。
主は雲を広げておおいとし、夜は火をもって照された。
また彼らの求めによって、うずらを飛びきたらせ、天から、糧(かて)を豊かに彼らに与えられた。
主が岩を開かれると、水がほとばしり出て、かわいた地に川のように流れた。
これは主が その聖なる約束と、そのしもべアブラハムを覚えられたからである。
こうして主は その民を導いて喜びつつ出て行かせ、その選ばれた民を導いて歌いつつ出て行かせられた。
主は もろもろの国びとの地を彼らに与えられたので、彼らはもろもろの民の勤労の実を自分のものとした。
これは 彼らが主の定めを守り、そのおきてを行うためである。主をほめたたえよ。」