上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

産業文化会館の廃止・解体と、これからの熊本市のまちづくり

2015-07-23 12:25:59 | 熊本市政
7月22日、産業文化会館解体・花畑広場整備のムダを正してきた「正す会」の主催で、鹿児島大学教授の鯵坂徹先生を招いて、「歴史的建築を活かした街づくり」の学習会がありました。
「街は、誰のもの?」という問いかけで始まった学習会。
歩いて楽しい街、美しい街ということで、世界各地の都市が紹介されました。
100年間、街並みが変わらないイギリス。
歴史的建築の後ろに高い建物を建てないパリは、今でも、そこで100年前の映画が撮れる。
ニューヨークでは、マンハッタンのビル街に、保存法のランドマーク指定を受けて1900年代に建てられたいくつものビルが残されています。建物は、使わないと朽ちていくので、使用しながら保存されています。

今や近代の建物が、世界遺産として登録されており、熊本市でも、1936年に建てられた花畑別館、1958年に建てられた現森都病院などは近代建築の財産。

古くなった建物が次々に建て替えられているが、建て替えは必ずしも安くはない。面積が増えれば維持管理費も高くなる。
莫大な数の老朽化した建物を全て建て替える余力はなく、今ある建物を大切に残していく、歴史的建築物を活かした街づくりが必要ではないか。

と、お話しされました。

産業文化会館を解体して、広場をつくり、その傍らで450億円もの税金をつぎ込んでMICE施設をつくるムダをすすめていいのか、問われています。
産業文化会館解体・花畑広場整備のムダを正す裁判は、市政のムダを正す面から、また熊本市の街づくりのあり方を問うという面でも大切だと思います。

これからも、たくさんの方々に応援していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
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