避難所の改善待ったなし

「拠点避難所」の開設で、避難者数は随分減りました。
家に帰れる条件が整って帰った方はよかったと思います。しかし、無理をして家に帰った方がおられることもわかりました。高齢で遠い避難所に行くのが難しく、やむなく自宅に戻った人、子どもがいて校区外の拠点避難所へは行けなかった人などです。拠点避難所への移動の問題点を再認識しました。
一方、拠点避難所へ無理をして移動したものの、避難環境整備が行き届かず、長期化する避難生活によって、避難者も疲れやストレスがたまるばかりです。
内閣府が地震直後に示した避難所の環境指針に沿った改善が一向に進みません。
相変わらず続く余震、気温もだんだん高くなり、梅雨も目の前です。
栄養バランスのとれた食事の提供やプライバシーへの配慮、シャワー・お風呂、洗濯機、エアコンなどの設置はもちろん、心と体のケアも欠かせません。
合わせて、食中毒対策、感染症予防など、新たな課題もでてきます。
私たち日本共産党市議団は、各区の避難所をまわり、実態を把握しながら、繰り返し市に改善を求めて来ました。
しかし、なかなか改善されません。
引き続き、避難者のみなさんと一緒になって、具体的な改善に取り組んでいきたいと思います。
地震発生から、やがて1カ月です。避難所の改善は、待ったなしです。拠点避難所だけでなく、一般の避難所も含め、すべての避難者が安心して過ごせる避難所になるよう、市に働きかけていきます。

これからも、震災復興について、具体的な要望・声をお寄せください。一緒になって解決に取り組んでいきたいと思います。